「大日本市」合同展示会 日本のものづくりと繋がる場所
恒例の中川政七商店主催「大日本市」合同展示会が9月4日~6日、「日本のものづくりと繋がる場所」をテーマに竹芝ポートシティにて開催されました。
今回もこれまであまり気づかなかった日本の"いいもの"にいろいろ出会いました。その内、下記3つを紹介します。
会津木綿 青キ製織所
会津木綿は約400年前に誕生した、福島県西部で伝わる伝統工芸品です。木綿平織の堅牢な織物で、古くから野良着として広く着用されてきましたが、現在残る織元は3軒のみと衰退の危機に直面しています。
「会津木綿 青キ製織所」は、廃業した織元から約100年前の織機を譲り受け、解体し、そのパーツと失われた技術を探し歩き、復活させてできたブランドといいます。
そのしっかりとしたコシのある会津縞に作り手の温もりを感じてホッコリとさせられました。
HUIS -ハウス-
“日々の暮らしに馴染む上質な日常着”をテーマに、古橋織布やカネタ織物による最高品質の「遠州織物」を使用した遠州産地発のアパレルを展開しているブランドです。
今シーズンは新しく糸井重里さんが主宰する「ほぼ日」とのコラボレーションによる5型を提案していました。
やはり、シンプルなデザインと心地よい着心地が、多くの方に支持される理由となっているようです。
西垣靴下
靴との関連性を機能とおしゃれの両面から追求し、大阪関西万博のユニフォーム靴下を提供しているという奈良の靴下メーカーです。
今シーズンは新たに「アシゴト」という、働く女性の「足のこと」を考えるブランドを提案していました。
これはパンフスでも滑らないソックスです。パンプスですと歩くたびにツルツルすべって歩きにくさを感じます。でもそれは歩きにくいだけではなく、足と靴、靴下と靴、二重に滑っているから足に負担がかかって疲れやすいのだとか。
これを解決するのが「アシゴト」のソックスで、秘密は靴下の母指球の位置に摩擦力の高い糸を編み込んでいること。これにより足と靴の間を取り持ち、ピタッと密着して足に負担がかかりにくくしているといいます。
ちょっとした工夫が快適な足元を実現する、これもその一つの好例ですね。

































