服飾雑貨

2016年6月27日 (月)

「場と間 クリスマス」展 広場は光のページェント

 「場と間 クリスマス」展が、先般5月25-28日、東京タワー近くのスターライズタワーで開催されました。もうクリスマス商戦とは気が早いですが、この時期に展示会を行なわないと、輸入品が多いクリスマス商材は発注が間に合わなくなるそうです。
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 会場を進むと、暗闇の中から光のページェントのような空間が現れました。ヨーロッパの小さな町のクリスマスにでも来たかのようです。ほんものの樅の木や切り株もあちらこちらに置かれていました。
 その周りを囲むのが、クリスマス・オーナメントやパーティグッズ、プレゼントなど楽しいアイテムを出品した出展者、51社です。なお来場者は4,500人だったといいます。

 とくに注目したブースをご紹介します。

〇Ouef (フランス語の卵という意味)
 優しくてカワイイぬいぐるみがいっぱい。
 フランス系アメリカ人のカップルが創る楽しいデザインです。とくに猫のロングマフラーが可愛かったです。ボリビアの職人の手で編まれたベビーアルパカやペルーのナチュラルなコットンを用いているのがこだわりとか。
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〇ma.macaron (マ・マカロン)
Img_66401jpg  お皿にのった芋虫にびっくり。虫や花、果物などをモチーフにした刺繍のアクセサリー・オブジェは、ほんものそっくりです。
 すべて横振りミシンで制作し、立体的に表現したといいます。

〇GRAFICA
Img_66471  世界各国のデッドストックとなった壁紙をモチーフに、ブックカバー、ポーチ、パスケースを提案しています。

 日本にはないような木目や樹皮を思わせる質感が印象的でした。

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2016年4月12日 (火)

「香川手袋ラボ」展 「疾駆」テーマに義手のための手袋も

 先月行われたメルセデス・ベンツ・ファッションウィーク東京で、主会場となった渋谷ヒカリエにて、「香川手袋ラボ」16秋冬展示会が開催されました。

Img_46771  香川県東香川市は何と国産手袋の90%を生産する一大産地です。その原点は日本でメリヤス手袋の製造が始まった1888年だそうで、2014年に「1888手袋ラボ」を結成、「香川手袋」を産地ブランド化したといいます。
 今季展では、同市の手袋企業14社が「疾駆(シック)」をテーマに実験的で革新的な手袋を展示していました。
 アラン編みの無縫製手袋から、墨流し染や津軽こぎん刺し、会津蒔絵など日本の伝統工芸を取り入れたもの、片手300枚以上ものパーツをパッチワークして職人が3日かけて仕上げたもの、クロコダイルを縫い合わせた15万円のものまで、様々な手袋がディスプレーされていました。みんな「これは!」と思うものばかりです。

Img_46911  こうした中、興味を引かれたのが、筋電義手(左写真)への取り組みでした。
 筋電義手とは、筋肉を動かすときに発生する微弱な電力を読み取り、動作を制御する電動義手です。同ラボでは、これを開発したイクシー社と協働して、手の機能を補い拡張するための手袋づくりを目指しているといいます。

 日本から義手の世界に革命が起こっています。そしてそのための手袋プロジェクトが進められている、そのことに改めて感銘した展示会でした。

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2016年2月10日 (水)

ギフトショー2月展 日本のモノつくり力再び

 この2月3〜5日、東京ビッグサイトで第81回東京インターナショナル・ギフトショーが開催されました。今回のテーマは「グローバリゼーションのモノづくりで成功」で、日本のモノつくりの力を見直そうというものでした。
 今回、私が注目したのは、中小機構の<中小企業総合展・イン・ギフトショー>です。日本全国から100社の地域性豊かな「選りすぐりの逸品」が集結しました。またもう一つが<アクティブ・クリエイターズ>エリアでした。ここで新しく出会ったブランドをご紹介します。

<中小企業総合展・イン・ギフトショー>
〇ファナビス
Img_24561  在来工法でのモノづくりにこだわる愛知県岡崎市にあるメーカーで、もう消滅したと思っていた「がら紡」を出展、懐かしい思いがしました。「三河布史(みかわぶし)」のブランド名で、オーガニック木綿の「がら紡」タオルやハンカチを出品。手作りを思わせるぬくもり感は、100年前の布を彷彿させます。

〇大津毛織 
Img_24471  大阪・泉大津市にある老舗企業が提案する、とことんやさしさにこだわった寝具「リネンコットンガーゼ」と「プレミアムコットンガーゼ」です。
 天然繊維は無着色で、使い込むほどに肌になじむといいます。ほんものの良さを生かしたものづくりが感じられます。

〇奄美泥染 肥後染色
Img_24511  奄美大島を代表する「本場奄美大島紬」の泥染めで絞り染めした綿布を使い、Tシャツやストールなどを提案。
 泥染めは、鉄分を多く含んだ泥で媒染するもので、肌と地球に優しい天然染めといいます。

<アクティブ・クリエイターズ>
〇幸呼来(さっこら)ジャパン
Img_24421  捨てられていたデニムの耳を利用した裂き織り商品、エプロンやバスマット、テーブルウェア、クッションカバーなどを提案。とくにカメラストラップは人気とか。
 盛岡市で裂き織りを得意とする「さんさ裂き織り工房」のプライベートラインの新ラインナップだそうです。以前から見知っていた耳がこのように商品化されて、うれしく思いました。

〇サニー・ノマド SUNNY NOMADO
 「カットソーなのに水をはじく」のキャッチコピーで、梅雨時に役立ちそうなフード付きケープを提案。
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Img_24321  素材は撥水加工の綿100%ジャージーで、Tシャツによく使われている素材です。水槽にこの布を入れて、水をはじき濡れない実験をしていました。

 風呂敷のように包めてバッグ・インできるとか、ストールとして携帯できることも訴求。

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2016年2月 5日 (金)

インラクティブマネキン―人と交感するマネキンとは!

 先日の第8回文化ファッション大学院大学ファッションウィークで、話に聞いていたインラクティブマネキン―人と交感するマネキンが展示されていました。

Img_23601  これは早稲田大学メディアデザイン研究所と七彩のコラボレーションにより開発された「IMPインラクティブマネキン」です。
 頭部がモニター画面になっているタイプのもので、人間と情報を共有するマネキンのようです。衣服の保温性など、着心地や快適性を伝えたり、ささやいたり、ガイドしたり。また変身するタイプも開発されているようです。私たちの顔を写し取ったマネキンがアバター(分身)となって、衣服やヘアスタイルを変えることで、似合うスタイルを探してくれるといいます。
 マネキンもいよいよ人により近い感覚的な表現が行えるように進化しているのですね。
 この商品、価格はなかったのですが、商品化はもうすぐのようです。導入されれば、売場の活性化につながりそう。おもしろくなってきましたね。

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2015年12月15日 (火)

「HATS OFF! 賛美の帽子」展 アートな帽子に脱帽!

 今、東京・銀座のポーラミュージアムアネックスで開催中の「HATS OFF! 賛美の帽子」展に行ってきました。
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 帽子ブランド「ミサハラダ misaharada」」のデザイナー、原田美砂さんの日本初の個展です。ちらしのピンクの蝶の帽子を始め、美しいアートな帽子に、HATS OFF!まさに脱帽です。

Img_69811  原田さんは英国王室ご用達の帽子ブランドにデザイナーとして勤務されていて、エリザベス女王在位50周年記念式典のパレードで、彼女の帽子を女王がかぶられたといいます。その話題の帽子も展示されていました。

Img_69891  実際に帽子をかぶったセレブリティの写真の前に実物の帽子を展示する構成で、比較してみるのも楽しかったです。
 映画「セックス・アンド・シティ」で用いられた帽子や、テニスのマリア・シャラポア選手の帽子、それに写真のようにジャネット・ジャクソンの帽子もあって、ちょっとワクワクします。

 会場奥には、英国ロンドンの工房を再現したコーナーも見られます。
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 こんな帽子もあるのね、と改めて帽子に興味を持ちました。

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2015年10月 2日 (金)

2016/17秋冬PVアクセサリーに初めて靴のエリア

201617秋冬プルミエールヴィジョン(PV)パリのPVアクセサリー見本市会場に、初めて靴のエリア、「シューズ・フォーカス」が新設されました。
 これは
PVアクセサリーとPVレザーの両見本市の協働によるものです。これまでPVアクセサリーは、服飾付属品や装飾アクセサリーが中心で、靴関連はありませんでした。しかし今期よりPVパリは、6つの見本市が名実ともに統合され、見本市間の連携がしやすくなりました。こうした背景下、今もっとも大きな成長分野とみられている靴に焦点を当てたエリアが誕生したというわけです。
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 エリアの中央には、
PVアクセサリーとPVレザーによる靴の最新ファッションや技術、素材などの展示コーナーがあり、部品や革などを買い付けるバイヤーたちでにぎわっていました。

新しい靴づくりのメッセージを発信する「シューズ・フォーカス」。今後ますますPVパリの注目エリアになってきそうです。

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2015年9月17日 (木)

ロンドンV&A博物館で「靴:楽しみと苦痛」展

 ミラノからロンドンに飛び、ヴィクトリア&アルバート(V&A)博物館で開催されていた「靴:楽しみと苦痛」展を見てきました。
 靴とは、その人の地位を誇示し、ときに機能の逸脱による痛みを伴いながらも履かれ続けてきたものであることがわかる展覧会でした。

 古代のサンダルから3Dプリンター制作の近未来の靴まで、また世界中から集められた約250足もの靴が、テーマ別に展示されていて、靴というワンアイテムに絞った企画展としては、かなり大規模です。

Img_36731  混雑する会場で、まず目にしたのが、映画「シンデレラ」で見たガラスの靴。映画はディズニーのクラシックアニメを実写版にしたもので、この春公開の人気作品です。私は来るときの飛行機の機内で見たばかりでしたから、このスワロフスキー製の靴は、大変興味深かったです。
 同じケースには、映画「赤い靴」の赤いサテンのトゥシューズも展示されていました。

Img_36611_2  次に歴史靴のコーナーで面白いと思ったのが、15世紀に大流行した、つま先が細長いプーレーヌです。
 写真は、つま先が蛇の鎌首のように反り上がった、風変わりな形のプーレーヌです。

Img_36641_2  ルネサンス期、16世紀のヴェネツィアで流行したチョピンも出ていました。現在のハイヒールの元祖といわれる厚底靴です。
 潮の満ち引きによる冠水も流行った理由とされていますが、実際には実用性はほとんどなく、背を高く見せたいがために履かれたようです。

Img_36621  さらに日本の花魁の高下駄や、それをヒントに舘鼻則孝が創作したヒールレスハイヒールも出品されていました。

 

 

Img_36691_2  これはインドのシルバー製ウエディング・シューズです。
 花嫁から次の花嫁へ、代々受け継がれてきたものといわれ、本展のちらしに使われている靴でもあります。

 この他、フェラガモの工房でつくられた名品や、フィリッピンの元ファーストレディ、イメルダ夫人の靴など、有名人のコレクションも多数。写真で見たことのある実物も多く、一見の価値あるシューズ展と思いました。
 なお開催は来年1月末まで、ロングランです。

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2015年9月10日 (木)

泉州こだわりタオル 竹利タオルの「タオルの下着屋さん」

 大阪泉州産地は、国内タオル生産量の47%を占めるタオルの産地でもあります。この泉州タオルは、「泉州こだわりタオル」のブランド化を推進していて、今回のギフトショーにも、「泉州テキスタイルコンシェルジュ」の中核として出展していました。

Img_27691  この中で私が注目したのが、竹利タオルです。アウターとしても着用できる下着やパジャマのファクトリーブランド、「タオルの下着屋さん」を手がけています。
 超細番手糸の綿糸で、織り上げた二重織のガーゼタオルは、しなやかでやわらかい風合いが、何とも気持ちいい。微妙な透け感があって、ふんわりと軽くて薄い、タオルとは思われない織物に仕上がっていました。
 タオル屋さんはもう、タオルだけではありません。ファッション性のあるアパレル分野にも進化していることを、改めて感じます。

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2015年9月 9日 (水)

聞こえを助ける補聴耳カバー「私のミミ」

 ギフトショーというと、このところシニアに特価したコーナーがありましたのに、今回はなくなっていました。日本最大の生活雑貨の見本市ですので、シニア向け商品を探し出すのは大変です。

Img_27841  でも一つ、「私のミミ」という補聴耳カバーを発見しました。
 これは、中部デザイン研究所(名古屋市)が開発した、テレビ視聴や室内用のもので、発泡ウレタン製のカバーを耳に掛けるだけで、すぐに使用できるというもの。電池不要で、設定や調整も必要ありません。補聴器というと、電子式という流れに、あえて逆らうような商品です。
 原理は、耳を覆うことで生じる音の共鳴現象を利用していること。これにより聞こえを補助し、今ある聴力を活かして、聞き取り可能な、とくに高音域の音を強調する仕組みといいます。

 私もブースで試してみました。これを耳に掛けて、クラシック音楽を聴いてみたのです。確かに高音部がはっきり聴こえやすいように感じました。こんなに簡単なものなのに不思議ですね。

 価格は1,980円。お年寄りへのプレゼントにおすすめです。

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2015年9月 8日 (火)

社会貢献ブランド「リボンズプロジェクトトート」に注目

このほど開催されたギフトショーで、「おやっ」と思ったのが、「ピンクリボン」を使った帆布のトートバッグです。
Img_27931  これは、乳がん検診の早期受診を推進するシンボルマークをデザインしたもので、「アイソシアル
aisocial」という社会貢献ブランド「リボンズプロジェクトRIBBONSPROJECT」の新商品です。

プロジェクトデザイナーは佐藤利樹氏で、短いリボンを輪にして折り、ピンで留めたスタイルが、カワイイ!ですね。

この「アウェアネス・リボン」のバッグは、ピンクの他、ブラウンやブルー、レッド、グリーン、オレンジ、ネイビーがあります。購入により、それぞれのカラーに割り当てられた寄付先に、自動的にドネートされる仕組みになっていて、価格は一律3,000円です。

トートを手にすることで、社会に繋がっていると思えると、うれしい気持ちになります。こうした動き、今後ますます広がっていくことでしょう。

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