テキスタイル

2019年10月19日 (土)

2020/21年秋冬コットン素材傾向―PV 及びMUより

 一般財団法人日本綿業振興会のHP内、「プレスリリース」に、柳原美紗子が寄稿した「2020/21年秋冬コットン素材傾向 PREMIERE VISION PARIS 及び MILANO UNICAより」の記事が掲載されました。http://www.cotton.or.jp/pr2019-10-15.htmlをクリックしてご覧ください。

| | コメント (0)

2019年10月17日 (木)

PVパリ⒇ PVファブリックのジャパンクオリティ その2

(昨日のブログの続きです)

<スポーツ&テック>
小松マテーレ
 今シーズンのテーマは“アップサイクル”です。ナイロンやポリエステルのリサイクル素材にタマネギの皮から抽出した成分などで染めた合繊染色の“オニベジ”加工や、バイオベースのラミネーションを施したものを前面に打ち出していました。
Img_76341jpg
 またPFOAフリーの超耐久撥水素材“ダントツ撥水”も。
 新触感のレザー“コマスエードImg_76441jpg ”やウール調の“カール カール”、プリントによるナチュラルな感覚のシワ加工“ウエービー”など、同社の染色加工技術の粋を集めた素材を多数出展、その数600点だそうです。

<テイラーリング>
ニッケ
Img_76751  ニュージーランド・メリノウールをアピール。ニュージーランドでは国をあげて“ミュールジング”を禁止しているのです。同社は“ノン・ミュールジングZQメリノ”を4割にまで引き上げたといいます。ウール混ポリエステルもリサイクルのものを使用し、サステナブルを強調していました。

瀧定名古屋
 環境への責任に応える姿勢をさらに強めていた同社。
  この9月にグローバルリサイクルスタンダード(GRS)認証を取得したといいます。
  ブースでは再生ポリエステルとウール混のテクノウールを強化。
Img_86291  また新しく“ウエアラブル・コスメティック“を発表していました。これはシルクを加水分解して得られるパウダーを練り込む加工です。様々な繊維に加工可能で、しっとりと保湿力の高い風合いになるといいます。

東レ
 エコ・ファブリックのシリーズを前面に展開していました。
Img_76591   ペットボトルやフィルム屑からのリサイクルポリエステルやリサイクルナイロンが中心です。引き合いも圧倒的に多いのがこのような再生合繊で、とくに薄地のタフタが人気といいます。

チクマ
Img_76671  以前から取り組む再生ポリエステルやキュプラなど、サステナブルコーナーをさらに充実。
   作業服やユニフォーム地が目につきました。

<ニット>
エイガールズ
 重みはそのままに軽量化したボリューム感のあるジャージーを中心に展開。
Img_76181  スポーツのエッセンスを取り入れたハリ・コシのあるストレッチニットを訴求。見た目以上の軽さにこだわったといいます。
 繊細なシルキーウールのTシャツ生地も好評とのこと。
 キルティング風やスエード調など、クリエィテイブな新作とともに、オーガニックや再生素材使いのコーナーも強化も印象的です。

モリシタメリヤス工業
Img_76141  ウール/シルクの裏毛起毛をアピール。シルクは野蚕100%のカサっとしたタッチのものといいます。
 キッズモヘアのガーゼも人気商品。

紀南莫大小工場
 2度目の出展とあって、ブース面積を4~5㎡広くしたそう。前回よりゆったりと見やすくなっていました。
 エーゲ海コットンのピケニットなど。
Img_77121  またペーパーライクなハリ感のあるTシャツはPU混でストレッチ性を強めたものが好評とのこと。

カネマサ莫大小
 織物のようなハイゲージニットが好評です。
Img_86241jpg  ポリエステル/綿のリバーシブルなど、ドレープ性があって布帛の落ち感があるジャージーなど。
 繊細な編地を布帛のように仕上げる独自の技術は、同社ならではのもの。バイヤーの一番の関心の的になっています。

東光商事
 オーガニックコットンやリサイクルコットンのものが好調。 Img_83831jpg  とくにニットデニムが、裏毛デニムやパイルデニムを中心に人気といいます。

宮田毛織
Img_83961  布帛とはとは思えないしっかりとしたニットが好評。
 ブークレ五輪カラーのツィードや、シャギーのように毛足の長いやわらかなニット、コーデュロイのような編地のものも。
 
ミナミ
Img_84061jpg  落綿のリサイクルニットに引き合いが多くなっているとのこと。
 絞り風のむら染めや、シャギーのような毛足の長いニットパイルも人気。

<プレミアムリラックス>
シバヤ
Img_76781  一押しの生地は“天日干し”シリーズだそう。
リネンやリネン/コットン混です。
またウール/コットンのビンテージ加工、コットン100%先染めギンガムに人気といいます。

<シャーティング>
桑村繊維
Img_77211  人気はネル系のもの、またモール糸や太番手糸を織り込んだしっかりした風合いの先染めに引き合いが多かったとのこと。



<アパージーンズウェア>

日本綿布
Img_76301  リサイクルコットンやオーガニックコットンのサンプルを増加したといいます。
 また大柄のオリジナル・ジャカードデニムが好調。150cm幅のここまで大きい柄のものをつくれるのは同社だけといいます。
  
クロキ
 今期は予想よりも客が少ないとのことで残念そう。
 Img_76321 とくにオーガニックコットンデニムの動きがよく、ライトオンス、セルビッチも人気。
 また今後はストレッチをより強化していくとのこと。

| | コメント (0)

2019年10月16日 (水)

PVパリ⒆ PVファブリックのジャパンクオリティ その1

 今シーズン、PVファブリックには日本から39社が出展しました。今回はPVアワードこそなりませんでしたが、日本企業は10社がノミネートされ、各フォーラムでは創意に富んだジャパンクオリティに賞賛の声が上がっていました。
 ここでは素材グループ別に、各社の動向や人気素材などをご紹介します。

<ハイ・ファンシー>
タキヒョー
 サステナビリティに強力に取り組む同社。天然繊維やリサイクル合繊、グリーンな生産工程にさらにこだわっています。
 今シーズンは希少なイギリス式紡績機を備えた紡績工場、1751 FACTORY (一宮英式工場)でつくられたウールツィードやカルゼ組織のものが好評で、いずれも密度のしっかりとした織り組織のものです。
 またコットン/テンセル混のチェックやリサイクルウール使いのものも引き合いが多いといいます。
Img_77721 Img_77691jpg    
スタイレム (ZENコレクション)
 オーガニックやリサイクル原料を全体の2割超に拡大。無地を中心にサステナブルに力を入れるとともにクリエイションにも底力を発揮しています。
 カレンダー加工のサテンやビンテージ調のコーデユロイなど、とくに光沢のあるものが好評とのこと。薄地のウールチェックも人気といいます。
Img_80801jpg Img_80821








<プリント>

北高
Img_75981  ペーズリーやカムフラージュ柄のプリントが好調。

 またナイロン100%のリップトップも。

コッカ
Img_76041  花柄に引き合いが多く、とくに小花柄のレトロなタイプが人気。
 とくに小花のオパール加工が好評といいます。
 また塩縮加工で大胆な立体感を出したものも。いずれも綿100%。

<刺繍/レース>
リリーレース・インターナショナル
Img_83811jpg  プリーツ加工を施した立体感のあるチェック柄のチュールレースや、リバーシブルのふくれ加工のレースなど、ファンシーなものが人気。
 とはいえエコも意識も、和紙との複合で見せていました。

<シルキー>
宇仁繊維
Img_75901  前回より盛況だったといいます。
 エコへの流れに合わせて、再生ポリエステルを充実。
 ウールのように見えるポリエステル100%のリバーシブルが人気だったそう。

坪由織物
 Img_77761jpg メタリックに光る、ソフトでドレープ性のあるシルキーな織物が高い評価を得ているメーカーです。
 今シーズンはとくに塩縮プリントで立体的な表面感を出したものが好調だったとのこと。

サンコロナ小田
Img_86001  今シーズンは季節的な関係もあり、これまでのオーガンジーからサテンのような少し肉厚なものへシフトしていたのが目新しく感じました。
 バイヤーとの商談も前回同様、盛況の様子でした。

| | コメント (0)

2019年10月15日 (火)

PVパリ ⒅ PVアクセサリーも“エコ・リスポンシブル“

 PVアクセサリーはアパレル製品に欠かせない服飾資材の見本市です。
 今回はフランスG20の前夜に署名された環境協定「ファッション・パクト」を受けて、このコミットメントを遵守する“エコ・リスポンシブル”への動きがそこかしこで見られたのが印象的です。
Pvparisaccessoriessept19caroledesheulles  とはいえクリエーションへの道を走るのがファッションです。一部では環境への影響を最小限に抑えながらブランドのテイストを最大限に高めることができると考えるメーカーもあり、装飾性への流れも見られます。
Pvparisaccessories08951  しかしながら多くのデザイナーたちは計算されたシンプルに惹かれたようです。今シーズンは控え目なデザインで完成度を高めたものが多数出ています。色やソフトな質感、優れたパフォーマンス性など、そこには目に見えないテクノロジーのマジックが隠されていたりもします。

 次にPVアクセサリーが発表している2020/21秋冬 服飾資材トレンドの一部をご紹介しましょう。
インスピレーション
 ◇アールヌーボー ― 曲線的なラインやアラベスク風。
◇バロック ― 複雑なメタル細工や装飾的な仕上げ。
◇ワークウエア ― 実利的なものやサイネージ(記号やマーク)入りのもの。

ハイライト
◇生分解性 ― 生分解性プラスチックや堆肥化可能な付属品こそエレガンスの縮図。
◇バロック ― 複雑なメタル細工や装飾的な仕上げ
◇驚異的な軽さ ― メタルのレースや中空のチューブ、透かし模様など、重量を増やさないでボリュームをつけたアクセサリー。
◇植物ベースの染料 ― 高麗人参の葉、穀物の包含物、小さな花や草だけでない様々な植物から抽出した色素にスポットが当てられる。
◇不完全の美 ― 霜降り、不鮮明な色、不規則な構図、木目模様、波紋など、自然界に由来するユニークなアイテム。

 ここからはPVアクセサリーに出展した日本企業の動向です。
 出展は全部で325社あり、うち日本からは常連のシンドーやユタックス、日東ボタン、また新規に落合レース(SAKURA LACE)など8社が参加しました。
 私は毎回PVパリに来ているのですが、PVアクセサリーの方はいつも後回しになり時間切れでした。そこで今シーズンは、これまで取材したことのなかったメーカー、アイリス、清原、島田商事を訪れてみました。

 アイリスは、エコを前面に押していました。 ポリエステル廃材を粉末にし、そ の板材から開発したリサイクルボタンを訴求、生分解性ボタンやバイオマス・プラスティック・ボタンなども見せていました。
  Img_86501 トレンド提案も今季トレンドカラーの“パープルアディクト”を基調にしたボタンをアピールし、素敵なプレゼンテーションでした。

 
Img_86411jpg  清原
も右のように、 エコを意識したナチュラルなパーツを打ち出していました。
 





 島田商事も、アウトドア向けパーツを中心に革新的なテクノロジーによる機能的かつエコな製品を提案していました。Img_86381jpg
 日本の環境に配慮した革新的な技術が、服飾資材においても高く評価されていることを改めて再認識、市場拡大へますます期待しています。

| | コメント (0)

2019年10月14日 (月)

PVパリ⒄ PVデザイン 創造の鍵握るテキスタイルデザイン

 プルミエール・ヴィジョン(PV)パリの6つの見本市の中で、創造の鍵を握る要素となっているのがPVデザインです。

Pvparisdesignssept19francoisdurand284821  上は「デザインサーカス」というスペースで、2020/21秋冬の意匠トレンドを発見する場となっています。この名のように、サーカスをテーマとしたお祭り気分のカラフルな演出で、曲芸師がいたり、占い師がいたりします。
 
 出展したのは、デザインスタジオと独立系のテキスタイルデザイナー合わせて247社。日本からも京都の工房、NIX(ニックス)とアトリエ・ミネエダの2社が新規出展しました。
  いずれもホームテキスタイル向けが多い様子で、ハイムテキスタイルなどに出展してきたそうですが、Img_76841 最近はインテリアとファッションがボーダーレスになっていることもあり、初参加を決めたといいます。
  右は、水墨画のような日本らしいデザインを提案していたNIXのブースです。
 
 シーズンのトレンドは自然に導かれたテーマが中心。
◇魔法の夜 ― 夜の奇妙な風景。月の光に照らされた植物の空想的なイメージ。
◇軋む花柄 ― 超常現象、ハイブリッド、奇妙にリアル。
◇スタイライズドされたリーフ柄 ― 葉や枝、木全体も。
◇夜の森に潜む動物のモチーフ ― エキゾティックな夜行性の鳥など。
◇カラフルなウエーブ ― 抽象的なマーブル模様も。

| | コメント (0)

2019年10月13日 (日)

PVパリ ⒃ 「ヤーン&ニットウェア」 個性的で独創的

 プルミエール・ヴィジョン(PV)パリのPVヤーンとニットウェアのトレンドは、今回も1つのフォーラムで一緒に展示されました。2020/21秋冬に向けたキーワードは次のようです。Pvparisyarnssept19alexgallosi70931
PVヤーン
 テーマは「エゴ」。個性的でよりヒューマン、よりセンシブルな素材で、しかも環境への負荷を最大限に抑えた素材が中心。

SELF EXPRESSION(自己表現)
見た目革新的で個性的。テキスタイルをリッチに見せるファンシーヤーンが充実。マルチカラーやカラーと素材のブレンド、ノップヤーンやブークレヤーン使い。

SELF EXPANSION(自己拡張)
 寒さから身を守る温かい素材。ボリュミナスなパフィー糸や、リッチな毛足や毛羽。シェニールやモヘア、エアリーウールなど。心地よいハイパフォーマンスなプロテクション。

SELF CONSCIOUS(自己意識)
 環境にやさしい、追跡可能な生産プロセスによるサステナブルな開発。リサイクルやバイオソース、オーガニック、害の少ない原料など。持続可能なものとして設計された製品。


ニットウェア
Pvparisyarnssept19alexgallosi74181  テーマは「エゴ・エキセントリック」。2020/21秋冬に向けた提案は、個性的かつ独創的。個性を引き立てる、表現力豊かなニット、ときに奇抜なものも。

SELF EXPRESSION(自己表現)
 ポジティブで見た目も魅力的なニット。個性的な形状の編地、ジャカードやインターシャ、マキシ(大柄)なモチーフ、幅広のコントラストをつけたストライプ、エキセントリックなステッチも。

SELF EXPANSION(自己拡張)
 ふくらんだボリュームの丸みのある温かいニット。3D構造、身体を包むボリューム、表現力豊かなコクーニングのアプローチ。プラッシュやファーの効果、誇張されたマクロなステッチ、ブレードも彫刻的に。

SELF CONSCIOUS(自己意識)
 体を包み込むドレープや、細かいレイヤーで構成されるシルエット。しなやかな編み組織、波状のリブ、ストレッチするマイクロキルティング風の編地、繊細でセンシャスなテクスチャーのステッチプレイ。

 日本からは丸正ニットファクトリーが唯一一社、出展していました。(このブログ2019.3.6付けも参照)
Img_75081
Img_75101  素材は深喜毛織の最高級ウールやカシミアです。
 今シーズンは新しく絞りのグラデーションが美しい、ホールガーメントのセーターを提案していたのが印象的です。
 

| | コメント (0)

2019年10月12日 (土)

PVパリ⒂ スポーツ&テック 防護とイノベーション前面に

 今シーズン、PVパリのスポーツ&テックフォーラムは、「ア・マター・オブ・プロテクション(防護するもの)」をテーマに展開。最近は異常気象や災害が目立って多いことがあるようです。
 防護とイノベーションというコンセプトを前面に打ち出し、とくに風雨などの気象条件から着る人を守る服に光を当てていました。
 出展したテキスタイルメーカー80社からは、身体を守る服のための新製品や技術が多数展示され、素材だけではなくウエアも多数披露されたのが印象的です。
 サンプルは大きく5つのコーナ ー アウトドア、アクティブウェア&スノースポーツ、アーバン&ライフスタイル、ランニング&アスレジャー、スマートクリエーションで分類展示され、とくに新しい目となったのがスマートクリエーションです。リサイクル合繊が多く見られました。
Img_81131  
Img_81301  「おやっ」と思ったのは、VR(仮想現実)による没入型体験が実施されていたことです。さまざまな環境や自然条件(寒さ、風など)をVR体験する試みで、見ている方もなかなかおもしろかったです。
 
 PVパリでは、この8月にアメリカのオレゴン州ポートランド「スポーツPV」を開催するなど、このところスポーツに力を注いでいて、このイベントは来夏も続くとのことです。
 来年はオリンピック年でもあり、スポーツのファッションへの影響はますます強まりそう。素材も進化しています。どのようなカタチのものが出てくるのか、楽しみです。

| | コメント (0)

2019年10月11日 (金)

PVパリ ⒁ 「ファンシー・セレクション」 一見シンプル

 プルミエール・ヴィジョン(PV)パリの「ファンシー・セレクション」フォーラムは、プリントや刺繍、レースなどファンシーな素材を集めたフォーラム(このブログ2019.10.3付けも参照)です。
 今シーズンは、一見シンプルで実は凝っているパターン、目に錯覚を起こさせるようなトリッキーなデザインが目新しく感じられます。柄が二重に重なっていたり、モチーフが部分的に隠されていたり。また柄をざわつかせる光の効果もあちらこちらで入り乱れるように見られます。さらに環境にやさしい染色仕上げ加工の提案も多くなっています。

Pvparisfabricssept19alexgallosi76721
魅惑する自然

 様々な自然のモチーフをシンプルなグラフィックで刷新。アールデコやアールヌーボー、日本の花の影響も。

謎めいた花
 花らしい花ではないものへ。ダークな背景に浮かび上がる花やネガのように反転する花など。

メタリックの交錯
 メタリックがモチーフや織りをぼかすように使われる。断続的にマスキングしたり、露出したり。入り混じる光がパターンを意味不明のものに。

マテリアルとアブストラクト
 霜降りが広く見られ、大理石など鉱物を連想させるアブストラクトやリ・デザインされたカモフラージュも。

迷路のようなジオメトリック
 チェックや円形など一見シンプルだが、より複雑になっている。パズルや波模様、3Dの錯覚を呼び起こすものなど。

| | コメント (0)

2019年10月10日 (木)

PVパリ⒀ 「エッセンシャル・セレクション」緻密・構築性

 シーズンの“エッセンシャル(欠くことのできない素材)”を展示する、プルミエール・ヴィジョン(PV)パリの「エッセンシャル・セレクション」フォーラムの様子をお伝えします。(このブログ2019.10.3付けも参照)
 今シーズン、“エッセンシャル”は、より密度が高く、より構築的な方向へ動いています。それはしなやかな感触であっても、テーラードな仕立てに適した風合いであるということです。また環境への懸念のないものを求める志向も強まっています。

スーツやジャケット
 シックが復活し、構築的で硬くない生地を主体に、バランスの取れた質感、コントロールされた光沢感。
◇アップデートされた光沢
◇洗練された繊細な感覚
◇ラフなウール-ドライ&モダンタッチ
◇超シック綾織

カジュアルコットンやデニム
Pvparisfabricssept19stephanekossmann9176  カジュアルウェアにボリュームをつけるビロードのようなきちんとした緻密さとしなやかさ。
◇しなやかな肉感
◇ベルベット調
◇インディゴ・ジャカード

コート
 手触りがよく、ボディに快適な丸みを帯びたシェルターのような生地。
◇心地よい厚み
◇フリースのようなウール
◇動物の毛を思わせるヘアリー
◇スエットシャツ・スタイル

ドレスやパンツ
 マットな流動感のあるシルキー・スパン。
◇情感のあるフリューディティ
◇光や光沢感

トップス/シャツやニット
シャツ
 スポーティなウェアをよりエレガントにリフレッシュさせて見せるシャツ生地。温かみのあるダークな色調でシティ調よりもカントリー風のパターンが主。
◇メンズ調フリュイド
◇カジュアル・シックなビロード感覚
◇グレイッシュなトーン

ニット
 サステナブルへの提案があらゆるニットでみられる。密度の高いしっかりとした編地が広がりを見せる。
◇高度な組織編み
◇布帛スタイル
◇広がるフリース

| | コメント (0)

2019年10月 9日 (水)

PVパリ ⑿ スタッフの新ユニフォームは 綿100%ツイル

 今シーズン、プルミエール・ヴィジョン(PV)パリでは、スタッフたちが活き活きと活動する姿がフレッシュでした。
Img_86531  それは新調されたスポーティなユニフォームにあったようです。今も明るいブルーが目に鮮やかに焼き付きいています。黒とのツートンカラーになっているのも、スマートで恰好よかったです。
 このユニフォームを手がけたのはデザイナーのコラリー・マラベル(Coralie Marabelle)さんです。遊び心のあるモダンなデザインが得意で、服のボリュームと色をいじるのが好きといいます。
 デザインは着用するスタッフのホストやホステスたちの使いやすさと快適さを一番に考えたそう。バルーンスリーブのボリューム感を重視したフォルムで、生地はこのシルエットに最適な綿100%ツイルを選んだとのこと。ポルトガルの生地メーカー、リオペレ(riopele)で見つけたという、軽くてしなやかなコットン地で、縫製もポルトガルです。 
 ちょっとしたフォーマルにも、どんな場面でも対応できそう。着心地もラクチンそうで、いいなと思いました。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧