テキスタイル

2018年2月12日 (月)

ミラノウニカ⑵ トレンドメッセージは「地球を救う」

 2019春夏向けにミラノウニカが発信しているメッセージは「Save The Planet地球を救う」です。

 これを基に、トレンドエリアには、今回初めてサスティナビリティに光を当てたセクションが開設されました。このセクションを中心に、三つのテーマ、「水」、「空気」、「大地」のコーナーが設けられ、各テーマを物語るビデオが上映されるという構成でした。
 またテキスタイルの川上部門のトレンドを提案する「フィーロ(ヤーン)」エリアの新設、さらに製品検索のためのタッチスクリーンの用意など、新しい取り組みが見られたことも銘記しておきます。

 トレンドテーマとヴィジュアルの一部分をご紹介します

「水Acqua」 ジャック・クストーとアトランティスの神秘

 ジャック・クストーは伝説のフランス人海洋探求家です。ここでは深海をモチーフに、深い海底の有機的なネオクラシシズムにフォーカスします。

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「空気Aria」 ヌレエフと北欧の光


 ヌレエフとはルドルフ・ヌレエフのことでソ連生まれのバレエダンサーです。「その魅力は天上の光」のドキュメンタリーにインスパイアされたテーマです。

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「大地 Terra」  マサイと砂丘

 アフリカのマサイ族の文化や、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画「ザブリスキー・ポイントの勝利」が発想源。ザブリスキー・ポイントは米国ネバダ州のデスヴァレーの一地点のこと。Area_trend_terra_004_milnounica_pe1
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2018年2月11日 (日)

ミラノウニカ⑴ 次なるファッション・テキスタイルとは何か

 2019年春夏向け素材を発表するイタリアのテキスタイル見本市、第26回ミラノウニカ(MU)が、この6日から8日、フィエラミラノ・ローで開催されました。私も開幕の前日にミラノに到着し、連日会場を巡りました。

 今回出展したのは416社で、昨年2月展に比べ51社増えて14%増という二桁台の増加。これにオッセルヴァトーリオ・ジャッポーネ(日本のパビリオン)34社、オッセルヴァトーリオ・コレア(韓国のパビリオン)20社が参加し、出展社数の合計は470社となりました。来場者の出足も好調で、随所に活気があふれていました。

 初日、恒例のオープニング・セレモニーで、MU会長のエルコレ・ポッド・ポワーラ氏、シンギュラリティ大学教官兼アドバイザーのデヴィッド・オーバン氏、バンカ・セッラ・ホールデイングのピエトロ・セッラ氏、コンフィンドゥストリア・モーダ会長のクラウディオ・マレンツィ氏、経済発展省政務次官のイヴァン・スカルファロット氏が登壇しました。

Cerimonia_018_milanounica_pe19_ph_2  冒頭、衝撃を受けたことが一つありました。それはMU共同創設者で前会長のシルヴィオ・アルビーニ氏が急逝したというお知らせです。アルビーニ氏は国際化の立役者で、MUへの日本企業参加の道を拓いた方です。一同立ち上がり、同氏の業績に拍手、遺影に追悼の意を表しました。 
 
 MUでは今回、全体を流れる大きなテーマとして、「次なるファッション・テキスタイルとは何か?」を掲げています。新しい世代、とくにミレニアル世代が求める新しい市場へ向けて、MUが打ち出した答えは、サスティナビリティからデジタルへ、ファッションテックへの大潮流でした。

 ポワーラ会長をはじめ登壇者たちが各々、このテーマをもとにスピーチしました。

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 サスティナビリティについては、トレンドエリアにエコ・サスティナビリティ証明付き製品コーナーを開設。今シーズンのトレンドテーマ「地球を救う」のスローガンの下、この特別なセクションで、個々の企業の製品づくりへの真摯な取り組みを証したサンプル展示が行われました。サンプル数は53社から250点。ポワーラ会長は、サスティナビリティは今後サバイバルしていくための必須条件になると強調しています。
 デジタルやファッションテックについては、新たなフロンティアを開拓するものであり、MUは未来と取り組む姿勢にさらなる進化を促していく、としています。 
 MUの新たな転換を印象付けられた開幕式でした。

 なおコンフィンドゥストリア・モーダ会長のクラウディオ・マレンツィ氏から、イタリアテキスタイル産業における2017年の実績が披露されたことも付け加えておきます。
 イタリアのテキスタイル産業の売上高は1.3%増、貿易黒字額も0.4%増と好調で、イタリア製服地の輸出先では第一位が中国、二位はドイツだったのこと。雇用も2年連続で安定しているといいます。
 とくに注目は、テキスタイル部門の黒字額です。テキスタイル/ファッション産業の売上高は総売上高の15%程度。それにも関わらず、テキスタイル部門の黒字は貿易黒字全体の25.4%にも達しているのです。イタリア製テキスタイルの成長が、イタリア経済に大きく貢献していることがわかります。

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2018年2月 6日 (火)

「ロボデックス」展 Tシャツ折り畳み機が話題に

 ロボット総合展「ロボデックス」が、このブログで昨日まで掲載していたウェアラブルEXPOと同時開催されていました。
 約300社の最先端ロボットか展示される中、繊維関連で話題を集めていたのが、クラボウのTシャツ折り畳み機です。
 大きなアームが白いTシャツを持ち上げて、ゆっくりとした動きで上手に畳んでいく様子が実演され、来場者の注目の的になっていました。(動画をご覧ください。)


 ロボットの手は、こんなに柔らかいものにまで及んでいるのですね。
  今後、縫製工場などで利用されていくことでしょう。

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2018年2月 5日 (月)

ウェアラブルEXPO ⑵  注目の新技術

 (昨日のブログの続きです)
 今回の第4回ウェアラブルEXPOでは、新たな技術に目が向きました。そのいくつかをご紹介します。

東洋紡 TOYOBO
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Img_55261_2  「ココミ COCOMI」のスマートウェア(上写真)の展示に引き寄せられて、中に入ると、目に付いたのが妊婦さん用の下着です。これは東北大学東北メディカル・メガバンクが取り組む“産後鬱(うつ)”研究向けに、ユニオンツールの心拍センサーと「ココミ」を使用したスマートテキスタイルで、綿杢ニット使い。
 生体情報の活用シーンが、様々なウェアに広がっていますね。

島精機 SHIMA SEIKI
Img_54921_3   無縫製横編ホールガーメント機の世界企業が初出展し、旭化成のウェアラブルデバイス「ロボ電」を組み込んだニットウェアを発表していました。
 ロボ電(このブログ2017.11.23付け参照)は、伸縮性を有する電線です。チューブ状の電線内に冷水を通すと、夏は涼しく、また温水なら温かいウェアとして着用できるアイディアです。

クラボウ KURABO

Img_55291  新製品「スマートフィット」を提案。取得した生体情報を解析し、リアルタイムで現場作業者の熱中症などのリスクを評価するシステムです。
 その実演も行われていました。


帝人フロンティア TEIJIN FRONTIER

Img_55371  関西大学とのコラボによる「圧電刺繍(e-stitch)」を開発。これは昨年このブログ2017.1.26付けで紹介した圧電組紐を応用したものです。様々な刺繍パターンを解析し、ファッション性を兼ね備えたウェアラブルセンサーを実現させたものとか。
 ブースでは圧電刺繍を施した見守りペットウェアや圧電インソールなどのアイテムも紹介していました。

ミツフジ MITSUFUJI
Img_55181  心拍数などの生体情報をスマホで手軽にモニタリングできるアプリを開発。
 介護・福祉問題の解決に、離れて暮らす家族の「見守り」サービスを実現しています。インナーはソフトな感触の導電不織布です。

シンド―  SHINDO
Img_55541  機能性副資材、イー・ストレッチ(e-stretch)を開発。
 右の頭に巻いた鉢巻きがそれで、よく伸びる導電性ストレッチテープで、ソフトで肌当たりがよく快適といいます。

 

ヴォルトスマートヤーンズ VOLT SMART YARNS
Img_55321jpg_2  銅など金属を使った導電性の糸を紹介。
 この糸使いの織物によるかっちりとしたウェアも見せていました。




イスコ ISKO

Img_55561_2  導電素材によるデニム素材を開発。スマホと連動し、温熱効果を体験する実演が行われていて、私も試してみました。確かに温かい!

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2018年2月 4日 (日)

ウェアラブルEXPO ⑴ 特別講演「ARとウェアラブル」

 ウェアラブル端末の活用と技術の専門展、「ウェアラブルEXPO」が、1月17日~19日東京ビッグサイトで開催されました。Img_54851出展企業は163社、来場者は14,751人を数えたといい、連日大にぎわいの盛況でした。

 セミナーも多数行われ、私は初日の特別講演「AR/VRがウェアラブルにもたらす革新」に参加しました。

 最初に登壇したのが東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻教授 廣瀬 通孝氏です。「ARとウェアラブル」をテーマに語られました。ウェアラブルコンピュータの基本的特徴と、この技術の最近の話題や将来の展開について、私のような素人にもわかりやすい講義で、印象に残る講演会でした。下記に簡単にまとめてみます。

 まずはウェアラブルコンピュータについて。20年前に携帯ブームがあり、そこからPCが持ち運べるものとなり、どんどん小型化したことにより使い方が変化し、ウェアラブルの概念が生まれました。その特徴は個人と適合しているインティメイトなものであること。だから入れ歯やメガネが貸し借りできないのと同様に、ウェアラブルPCはシェアできないものであるといいます。
 これがARと結びつくとどうなるのでしょう。ヒューマンインターフェースでは今、大革命が起こっているといいます。これまでは機械が人間に歩み寄っていたのが、ウェアラブルにより人間を機械に近づける方向へシフトしている、これはサイボーグの哲学であるとも。
 実際、AR技術の普及で、機械によって拡張された人間が出現するようになってきているといいます。この拡張デバイスをしのばせて、様々なことができるのがウェアラブルPCであると、解説されました。
 次にその特性でとくに重要な体験記録についてです。自分が何をしたのかという記録ですね。これは記憶の拡張に進み、過去の出来事がわかるようになります。過去がわかると未来も予測でき、賢く生活できるようになってくるというのです。
 この技術は既に高速道路の渋滞解消など、随所に採り入れられ始めていて、テレビ番組で人気のブラタモリでも、何の変哲もない場所のかつての様子を見せてくれるなどしています。博物館でも利用されて、失われた原風景を蘇らせるなど、来場者を楽しませています。
 ウェアラブルPCにより時間軸を遡る体験ができるようになったのです。これは考えてみるとほんとうにおもしろいと思いました。「覆水盆に返らず」ではなく「覆水盆に返る」ことが可能になってきたのです。
 最後にウェアラブルPCは今後不可欠な要素となっていく、そしてその成否は超分散システム→自律分散システムの設計にかかっているなどと述べられ、時間切れとなりました。
 今まさに新しい産業構造が生まれている、私たちはその大転換の時代を生きているのですね。

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2018年1月26日 (金)

エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展 

 環境イベント「エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展」が、昨年12月7日~9日に東京ビッグサイトで開催されました。出展企業は616社・団体、来場者は3日間で160,091人と発表され、規模から言っても日本最大級です。環境・エネルギー問題を中心に様々な企画が展開され、持続可能な社会の実現を提案、まさにアジアを代表する環境の総合見本市でした。

 今回も繊維関連で注目したブース展示をご紹介します。

東洋紡
 テーマは「自然×素材=環境 ~素材が変われば環境は変わる~」です。Img_51731jpg 海水淡水化膜の「ホロセップ」やリサイクル素材に加えて、とくに目新しく思えたのが植物生まれのフィルム「バイオプラーナ」(右写真)。石油系フィルムと同等の性能を持っているそうです。
 またトウゴマという植物を原料にしたポリアミド樹脂など、植物に着目した開発が進んでいる様子です。

東レ
Img_51701  「グリーンイノベーション事業」の推進に取り組むなか、部分的に植物由来PTT樹脂を使った繊維製品がエコマークとして認定されたといいます。
 ブースでは、リサイクル繊維や植物由来の合成繊維使いのユニフォームの展示に目が行きました。

丸井グループ
 「あなたにぴったりの一着を」と、パターンオーダースーツ・シャツを提案していたのが新鮮に映りました。体型にフィットするように採寸し、生地を選び、ボタンなど細かなデザインを選んで、自分だけのオリジナルな一着がつくれるのです。
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 オーダー価格が、ジャケットで税込み24,000円から、シャツで5,990円からとリーズナブルなことにも驚きました。

<グリーンストアーズ>
 このエリアはイベント体験コーナーです。小規模なブランドが集まり、ワークショップ形式で、来場者とコミュニケーションしながら商品を販売していました。

創喜
 奈良の老舗靴下メーカーで、3Rに取り組む「リ・ループRe Loop」ブランドが出ていました。

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 ブースでは何と自転車をこいでいる人がいます。これは同社が「チャリックス」と呼んでいるイベントで、「自転車をこいで靴下をつくろう」というもの。糸を選んで自分好みの靴下をつくれます。一足2,000円です。

畠活 和田合同
Img_51381  ライフスタイルとして家庭菜園を取り上げています。
 クワやカマ、移植コテなどの道具類と、これらを持ち運び収納するバッグなどを提案していて、こんなところにもと、印象的でした。

倭文の会(しずのかい)
 国産大麻を使い、昔ながらの方法でつくった糸で織った布や小物を販売しています。Img_51521jpg
 昨夏、訪れた栃木県那須の大麻博物館と関係が深いことを伺い、改めて大麻古布に思いを通わせました。

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2017年12月29日 (金)

丹後織物展「タンゴ ファブリック マルシェ」技術力訴求

 11月末、東京代官山で開催された丹後産地の丹後織物総合展「Tango Fabric Marche(タンゴ ファブリック マルシェ)」を訪れました。
Img_47811jpg  
 会場入口付近で見たのが、パリのクチュールブランド「オノラトゥヴュ(On Aura Tout Vu)」の2017春夏オートクチュール作品(上写真)です。丹後テキスタイルとのコラボ制作で生まれたものだそう。丹後の織物が確かな技術力で、著名ラグジュアリーブランドに進出していることが分かります。 

 本展には12社が出展し、「世界とのクリエーション」をテーマにその技術力を訴求していました。

Img_47831  初参加の吉村商店は白生地ちりめんを中心に柄物まで揃え、田勇機業(右写真)は、広幅を導入し、和・洋・インテリアなど様々な用途に向けた新しいテキスタイルを提案。

  

Img_47841  民谷螺鈿はずば抜けた匠の技が生み出す、唯一無二のテキスタイルが世界に高く評価されています。
 貝殻を織り込んだ螺鈿織や、皮革を織り込むレザー・テキスタイル、木を織り込むウッド・テキスタイルなど。
 商談も活気にあふれていました。

Img_47911  創作工房糸あそびは絹や毛、麻、綿と天然繊維にこだわり、糸から織物まで一貫生産しているといいます。
 絹リボン織、ツィードなど、手技とテクノロジーを駆使した先染めのストールが好調の様子です。

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2017年12月28日 (木)

JFWテキスタイルフェア⑹ KBツヅキが新紡績糸発表

 先般のJFWテキスタイルフェアに出展したKBツヅキでは、この程新紡績糸「ラブリー (La Brise)」を開発し、製品にして発表しました。

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 これはじっくりと熟成させた綿
100%の原綿を特殊な紡績方法でナイロンの芯糸にして、ふんわりとやさしくカバーした糸だそうです。これにより空気をたっぷり含み、かさ高で軽く、独特なソフト感とふくらみのある画期的な糸が誕生したといいます。
 従来の綿糸に比べて
2025%軽く、ソフトさやバルキー性にも優れているとのこと。ストレッチ性がありシワにもなりにくく、速乾性が高いといいます。 

触れてみると確かに綿なのにウール感覚な風合いでした。
コットンも他の素材と組み合わせることで進化しています。これもその好例の一つといえるでしょう。

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2017年12月27日 (水)

テキスタイルフェア⑸ 視覚効果や機能加えたシャツ素材

 来秋冬テキスタイルを発表するJFWテキスタイルフェアでは、斬新な視覚効果や目に見えない機能をプラスしたシャツ地やニット地が目立ちました。

<シャツ地>
カゲヤマ
Img_47331  綿、麻素材中心の先染め織物をオリジナルで生産、販売しているメーカーです。1反から購入可能なストックサービスも大変人気といいます。
 今シーズンも、変化のある大胆なクレイジーピッチストライプなど新作を披露していました。

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 先染め織物「播州織」の生産、販売を手掛け、1968年の創業以来、日本でのものづくりにこだわり、Img_46101 積極的に新しい素材を開発・提案しているメーカーです。
 ジャカード後染めネイビー(写真右)も人気素材の一つといいます。
 定番の「ボタニカルダイ」など様々な差別化素材を紹介するなか、今季の一押しは、ニットのような布帛生地「メッシュクロス」(写真下)。
 ストレッチ性と形態安定性、吸水速乾性、通気性に優れているといいます。
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内外織物
 「ヌノノ(nunono)」ブランドで、白を基調にした二つのシリーズを打ち出していました。
 一つは機能性をうたう「ファンクション」で、マイクロポリエステルと綿のハイブリッドです。なめらかで光沢のある表面感とソフトな風合い、さらに速乾性にも優れているとのこと。
 もう一つは「ネイチャー」で、敏感肌の方のために開発したという「フェザーコットン」使いのもの。その特徴は、なめらかな肌触り、吸水性、保温性と通気性、耐久性といいます。
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古橋織布
Img_46951  浜松市が本拠の綿を中心とした織物メーカーで、素材本来が持つ風合いを生かした高密度織物が得意です。
 旧式のシャトル織機で織り上げ、染色して洗い、天日で干すなど、独特の風合いに仕上げた布は好評で、海外でも高く評価されています。
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小松和
Img_47211  今回も「東炊き染め」を提案していました。これは昔ながらの染色機を使用し、生地を引っ張る工程を極力避けた加工法によるものです。綿本来のふくらみや柔らかさを最大限生かすことができるリラックス・ファブリックといいます。
 通常の生地よりシワやアタリが出やすいそうで、その風合いがまた程よい心地よく感じられます。
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<ニット地>
沼尻テキスタイル研究所
Img_47401  毎年新規生地サンプルを200点以上、オリジナルで企画しているカットソーのメーカーです。
 小ロット・クイックレスポンス対応も特徴で、来年1月にはジェトロ主催のニューヨークにおけるジャパンテキスタイル展に出展するといいます。
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ミナミ
Img_47451  1924年の創業以来90年、カットソー生地に特化しているメーカーです。
 毎回パリのプルミエールヴィジョンに出展していて、裏毛のバリエーションで好評を得ています。
 右はウーリーボア裏毛で、トップグレー杢のウール67/綿33。

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2017年12月26日 (火)

JFWテキスタイルフェア⑷ 先染めは「ひねり」をプラス

 今秋冬は先染めチェックが席巻しました。来春夏はストライプが盛り返しそうです。今回の18/19秋冬向けJFWテキスタイルフェアでは、これまでの先染めに「ひねり」を加えた新作が豊かに登場しています。

浅記
 新潟県見附市で創業148年の老舗メーカーです。長い歴史と伝統の中で培ったノウハウを生かし、 「Img_47131糸染、製織、整理加工」等全ての工程を一貫生産しています。
 新潟産地ならではのスペックムラ染を使用した先染めから、今季はとくに綿/ウールガーゼツイルの大柄チェックシリーズが好評といいます。
 右は綿90/ウール10のスクウェアパターン ダブルガーゼです。

匠の夢
 見附市を本拠地とする完全別注体制の織物メーカーです。先染めの小ロット対応、25mミニマムオーダーが可能といいます。
 とくに意匠性の強いものが得意で、今シーズンは、ポリエステル/コットン混のファンシーなカットものに、関心が集まっていました。
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クロスジャパン
Img_47171  テクスチャーにこだわった自社オリジナル企画のテキスタイルを見せているコンバーターです。
 カラフルな太い糸を織り込んだ先染めチェックが人気といいます。

 

柴屋
Img_46611jpg  自社オリジナルのテキスタイルを企画生産し、500種類以上の豊富な在庫の中から、客の要望に沿った商品をスピーディーに提供しているといいます。
 今シーズンはとくにコーデュロイが人気だそう。迷彩柄のプリントなども提案していました。
Img_46561jpg  
クリスタルクロス
 糸使いや織り編み、プリント、刺繍とそれぞれに、色柄を工夫し、クラシックにひねりをプラス。当たり前のものは提案しないという通り、「これぞ新鮮!」と思えるトレンド性の高いテキスタイルを多数揃えていました。
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