テキスタイル

2020年11月14日 (土)

JFWテキスタイル 2021秋冬PTJ/JFW-JC開催概要

 JFWテキスタイル事業が主催する2021秋冬テキスタイル展示会、PTJ(プレミアム・テキスタイル・ジャパン)とJFW-JC(ジャパン・クリエーション)展の開催概要が、このほど発表されました。
Img_14151_20201115164601  コロナの禍中で、リアル展の開催は危ぶまれたといいます。
  しかしアパレルや小売りから、生地の展示は実際に触れてみたいとの要望が強くあり、開催を決行したとのことでした。

 日程は11月18日~19日、東京国際フォーラム展示ホールE (5,000㎡)で開催され、出展者数はPTJが前年比8割の66件、92.75小間、JFW-JCも前年比8割の47件242社、168.9小間だそう。
 来場者事前登録は2,163件(昨年458件)で、新型コロナウイルス感染症予防のため、招待状を全て廃止、完全事前登録制としたため、大きく増加しています。来場するにはWeb事前来場登録が必要です。海外からは22件の登録があったそうですが、ほとんどは日本在住の外国人と思われるとのことでした。
 今回展で目新しいのはサステナブル・プロジェクトです。本来5月展で始動するはずだったものですが、今シーズンからのスタートとなりました。
 サステナブル・テキスタイルには該当素材にサステナブルカードが添付され、インデックス展示素材及びブース内の該当素材にはハンガーヘッドなどにサステナブル・アイコンのシールが表示されます。さらに企業認証を受けた出展者か、あるいは出品素材の20%以上が該当素材で構成された出展者のブースにはサステナブル・アイコンが表示されるとのことです。
 シーズントレンドは次の4つのテーマ、「慣わしの美」、「極みの美」、「破天荒の美」、「精霊の美」で構成され、とくに「慣わしの美」のテーマでは展示素材(76点)のすべてがサステナブル素材になるといいます。
 関連プログラムの「テキスタイルワークショップ」や恒例の「ピッグスキン・ファッションショー」もソーシャルディスタンスを確保して、事前予約制で行なわれるそう。
 
 海外展のミラノウニカについても言及があり、現在のところ2021年2月2日~4日開催で、予定通りに準備を進めているといいます。日本パビリオンには17社がエントリーしていて、規模は前回の6割程度になるそう。しかしながら欧州中心に感染拡大が再発し、予断を許さない状況が続いているとも。
 インターテキスタイル上海については、2021年3月10日~12日、24社62小間が出展を決めていて、日本素材への関心が相変わらず高いことから、成功に自信を深めているといいます。

 なお2021年のスケジュールは、PTJが5月25日~26日、エントリー受付締め切りは2020年12月18日だそう。
 コロナ感染の収束が待ち望まれますね。

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2020年11月13日 (金)

U.S.コットン・トラスト・プロトコル 「Cotton 2040」参加

一般財団法人日本綿業振興会の広報担当から、「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」(このブログ7月20日付け参照)が、「Cotton 2040」に参加したというリリースが届きました。
Topmove8
 「Cotton 2040」はサステナブルなコットンの使用促進を目的に、英国のNGOであるフォーラム・フォー・ザ・フューチャーが設立した団体です。このほどU.S.コットン・トラスト・プロトコルはこの団体に参加、サステナビリティ実践ガイドであるCottonUPガイドに掲載されることになったのです。
 これによりアパレルや小売業者はサステナブルなコットンの迅速な調達に貢献できるといいます。
 
 アメリカ綿は既にテキスタイル・エクスチェンジやサステナブル・アパレル連合(SAC)、フィールド・トゥ・マーケットなどとパートナーシップを結んでいます。U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、責任ある綿花生産に定量化と検証が可能な目標と計測を取り入れたシステムで、このような手法でサステナビリティを可視化しているのは、アメリカ綿以外、世界のどこにもありません。
 このほど「Cotton 2040」は、U.S.コットン・トラスト・プロトコルが検証された生産農家レベルのデータを提供し継続的な改善を推進していることを高く評価したといいます。アパレルや小売りの方々、このニュースに着目いただき、アメリカ綿への認識を新たにしていただきたく思った次第です。
 なお詳細はhttps://cottonusa.org/ja/newsクリックしてご覧ください。

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2020年11月10日 (火)

桐生テキスタイルコレクション2021 桐生産地の生地一堂に

  先般、10月8~9日、「桐生テキスタイルコレクション2021」が開催されました。今年3月展がコロナ禍により中止され、ほぼ1年ぶりに桐生産地の生地が一堂に揃ったことになります。場所が渋谷区のウィズ原宿に移ったこともあり、出展した11社は気分も新たに臨まれたようです。客数は少なかったものの、商談はリモートも交えて進められ、好評裡に幕を閉じた模様です。

 高級感のあるジャカードに抗菌などの機能を備えた服地など、桐生らしい新作が発表される中、目に付いたものをご紹介します。

Tex.Box
 Img_13881_20201112182801 アイデアに満ちたニードルパンチ生地が目を惹きます。
 今回も有力デザイナーブランドに高い評価を集めたものと思われます。

トシテックス
  このところずっと取り組まれているアップサイクル素材を提案。
Img_13951jpg  過剰在庫となっている生地や編地を服飾素材やストールに生まれ変わらせる取り組みです。
 今シーズンはさらにみがきがかかったといった様子でした。

CofH(シー・オブ・エイチ)
 高級感のあるシンプルなジャカードに魅せられました。しっかりした肉厚感もいいですね。
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津久弘織物工場

 高品質なカットジャカードが勢揃い。モノトーンやロマンティックな白みを帯びた色使いが目新しく映ります。
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2020年10月22日 (木)

2021/22年秋冬コットン素材傾向―PV 及びMUより

 一般財団法人日本綿業振興会のHP内、「プレスリリース」に、柳原美紗子が寄稿した「2021/22年秋冬コットン素材傾向 PREMIERE VISION PARIS 及び MILANO UNICAより」の記事が掲載されました。https://cotton.or.jp/pr2020-10-19.htmlをクリックしてご覧ください。

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2020年10月15日 (木)

21-22秋冬尾州マテリアルエキシビション リアル展で開催

 一宮地場産業ファッションデザインセンター(FDC)主催の「21-22秋冬尾州マテリアルエキシビション」が、9月29日~10月1日、東京・アキバスクエアにて開催されました。
 この4月に予定されていた21春夏物展がコロナ禍で中止となり、今回はコロナ対策をしっかりと取ってのリアル展です。
 出展したのは「オール尾州」で結束したプロジェクトチーム11社。厳しい状況下、尾州産地の特長を生かした高付加価値のものづくりに邁進している様子でした。
 
 展示会場の中央部分にはインデックスコーナーが設けられ、従来通り、ネリーロディ社のトレンドコンセプトを基に開発した素材約130点が、下記3つのテーマで分類展示されました。

コージー・カクーン(COSY COCOON)
Img_10311_20201006195001  癒しの色調、柔らかい手触り、人にも地球にも優しい生地で、身も心も温かく包み込む。

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長大 リングツィード           林実業 綿/Wリバーストライプ

アウト・オブ・タイム(OUT OF TIME)
Img_10391jpg   プリミティブな未知の世界への冒険と現代世界とのぶつかり合いがテーマ。

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ファインテックス ファンシーツィード  宮田毛織 シアーパイル

ネオ・トラディション(NEO TRADITION)
Img_10531  贅沢なオーラを放つ素材やカラーで、コード化されたエレガンスを取り戻す動き。
 
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 ヒラノ シャドーチェック          岩田健毛織 カットシャギー

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2020年8月23日 (日)

JFWテキスタイル事業 PTJ/JC 11月展⑵ サステ運用案

 JFWテキスタイル事業よりPTJ(プレミアムテキスタイルジャパン)/JC(ジャパンクリエーション)11月展で、トレンドコーナーに新設される「サステナブル・テキスタイルコーナー」の運用案が発表されています。
 トレンド/サステナブル・コーナーへの編集展示は下記のようです。

    まず2021/22秋冬のトレンドテーマは次の4つ、「慣わしの美」、「極みの美」、「破天荒の美」、「精霊の美」です。
1_20200824172501  
 上記の4つのテーマの内、「サステナブル・テキスタイルコーナー」とされるのは「慣わしの美」です。JFWサステナブル・テキスタイル分類 表の①原料分類(オーガニック原料、生分解性のある天然繊維、リサイクル原料、バイオ・ベース原料、アニマルケアー原料)と、②製造工程(最2_20200824172601 適化された染色・後加工プロセス、非有害化学物質)に該当し、トレンドテーマ「慣わしの美」に沿った素材を編集展示するとのこと。
 また「極みの美」、「破天荒の美」、「精霊の美」では、サステナブル該当外の素材と、該当する素材で構成されるといいます。
 展示素材には、サステナブル・カードが添付されるとのことで、右がそのカードです。
 カードには7分類のどの要素でサステナブル素材なのかが明示されますので、分かりやすくなりますね。
 
 次にインデックスです。サステナブルに該当する素材は、品番にサステナブル・シールが添付されます。
3_20200824172501  サステナブル・シールは無償で配布され、各出展ブースにてサステナブル分類に該当する素材に添付します。ただしシールはJFWがサステナブルを保証するものではないとの注意もあります。
 この他、サステナブル素材の申請については「性善説」に則り、出展者の申請ベースで受理することや、展示面積に限りがあるため、申請素材のすべてがサステナブル・コーナーに展示されるわけではないとも。
 
 今後はテキスタイル以外の副資材やレザーなどへ範囲を広げていくとのことです。

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2020年8月22日 (土)

JFWテキスタイル事業 PTJ/JC 11月展⑴ 開催概要を発表

 先日、JFWテキスタイル事業よりPTJ(プレミアムテキスタイルジャパン)/JC(ジャパンクリエーション)11月展の開催概要を発表する記者説明会が行われました。
  JFWでは11月展の開催に向けて、感染症対策を実施し最大限の配慮で展示会を開催する準備を進めているとのことです。
Img_14111_20200824120901  5月のPTJ中止の際、「秋は絶対に開催して欲しい」との声が多数寄せられたそうで、改めてPTJ/JCが重要なイベントになっていることを感じさせられたといいます。(右は、2019年11月展)
 日程は11月18日(水)~19日(木)、会場は東京国際フォーラムホールE(5,000㎡)とロビーギャラリーです。
 PTJ出展社者数は68件/94.5小間、JC25件/173.9小間で、前年比いずれも減少しています。最大滞留人数は5,000人とし、必要なら入場制限も実施。ブース内スタッフの人員も制限するとしています。
 恒例のピッグスキン・ファッションショーも観覧は予約制で、着席60名、立ち見30名に限定するとのことです。
 学生が参加するフォーラム・プレゼンテーションは、密が避けられないため今年度は中止です。

 「JFWサステナブル・プロジェクト」は、予定されていた5月展で予想以上の素材が集まったこともあり、実施するといいます。
 従来のトレンドコーナーに「サステナブル・テキスタイルコーナー」を新設し、対象素材は大きく原料、製造工程、企業認証の3分類に分け、その中に7つの詳細分類を設定するそう。認証を取得していない素材の場合は、JFWサステナブル・テキスタイル分類表の分類に該当し、出展者がその詳細を説明できることを条件に対象素材とするとのことです。
 オンライン化については、仕組みができてもその後のランニングコストの問題もあり、研究中といいます。
 
 海外展についても下記のように言及されました。
 ミラノウニカ 9月展は、JOB(日本パビリオン)の参加中止。但し単独で3社が出展するといいます。同2021年2月展は、2月2~4日開催予定で9月中旬より出展募集を開始するとのこと。
 インターテキスタイル上海は、9月展の参加中止。2021年3月展は日程未定ですが、同じく9月中旬より出展募集をスタートするとのこと。
 
 コロナ禍での展示会開催の発表でしたが、無事開催へこぎつけることができますようにと、祈るばかりです。

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2020年8月16日 (日)

9月の国際素材見本市 会期を短縮して2日間で開催

  9月に予定されている21~22年秋冬向け国際素材見本市、プルミエール・ヴィジョン(PV)パリは、会期を短縮して2日間で開催されます。
 PVマーケティング&ディベロップメントディレクターのシャンタル・マラングレーさんからのリリース(7月31日付け)によると、従来3日間だった会期は9月15日(火)・16日(水)の2日間にしてリアル開催するとのことです。
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 出展社数は前回の3分の1程度になる見通しで、日本企業も数社になりそう。デニムの日本綿布は出展するとのことです。
 また登録日時を問わず、全ての入場パスは完全無料だそう。
 さらにこの2日間のリアル展を補完するマーケットプレイス・プルミエール・ヴィジョンは、新しいオンラインでの取り組みがスタートしていて、掲載点数の制限が無償で解除されるなど、ユーザーとの連絡がより取りやすくなっているといいます。
 
 またもう一つ、ミラノで開催されるミラノウニカ(MU)は、7月開催を9月に延期し、9月8日(火)・9日(水)の2日間で行うとのことです。出展社数は例年の半分ほどで、聞くところによると日本から3社が単独出展するそうです。
 マーケットプレイス「e-ミラノウニカ」もピッティ・イマージネの協力で拡充するとしています。
 
 いつものように渡欧できるかどうかはコロナ次第。収束を心から願うばかりです。

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2020年8月 4日 (火)

21春夏テキスタイルネットワーク ジャパン展 リアルに開催

 テキスタイル展をリアルに開催することが困難なご時世です。しかし生地は実際に触ってみないとわからないとあって、リアル展への要望は強く、延期されていたテキスタイルネットワーク ジャパン(TN JAPAN)展が、この7月21~21-22日、会場を東京・中目黒に移して行われました。Img_89311jpg
 21春夏のテーマは「We Fashion(ウイ・ラブ・ファッション)」です。先を見ている、今を創りたいデザイナーに向けて、ファッションで笑みを届けたい、そんな想いが込められているといいます。
  出展したのは、クレッシェンド・ヨネザワ、行方工業(有)、宮下織物(株)、(有)福田織物、FUKUI布のえき、(株)ウエマツ、双葉レース(株)、(株)山崎ビロード、中嶋機業場です。例年より数は少ないものの、全国の産地から、ユニークな服地づくりで定評のある機屋さんたちが集まっていました。
 とはいえブースに常駐されていたのは、クレッシェンド・ヨネザワと福田織物、行方工業、双葉レースの4社のみで、あとはハンガーサンプルだけという展示でした。産地の方々のコロナ感染へのおそれは私たちが考えている以上に強い、ということを改めて感じました。
 
 静岡県掛川市の福田織物は、PCでZOOMなども活用して応対していました。綿100%のナチュラルストレッチ織物が人気で、また下記の素材も目に付きました。
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 左 カットストライプ(綿100%)、右 超軽量先染めストレッチコーデュロイ(綿98/ポリウレタン2)。
 
 山形県米沢市のクレッシェンド・ヨネザワも新作ストールを多数展示。シルクやリネンに加えてコットン素材のものも多くなっている様子です。

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Img_89341jpg  絞りなど、職人の手作業による趣のある大判はまさにアートで、いつものことながら素晴らしい!クリエーションです。
 また1点、山形緞通のシートクッションも展示され、人目を惹いていました。
 
Img_89411  同様に米沢産地から参加している行方(なみかた)工業も、きちんとした丁寧なつくりの織物が魅力的です。
 絹や化合繊が中心ですが、右のような綿混の打ち込みのよいしっかりしたスーツ地も出ています。
 
 各社、ネットショップに力を入れながら、サンプルを送付するなど、工夫してこの苦境を乗り切ろうとされていることが分かりました。
 なお、来場者数ですが、ぽつりぽつりと、一社あたりの人数は少なかったものの、約100社が訪れたとのことでした。

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2020年7月29日 (水)

U.S.コットン・トラスト・プロトコル 持続可能へ要求高まる

 U.S.コットン・トラスト・プロトコルは先頃、コロナ禍の世界市場においてアパレルと小売のサステナビリティ(持続可能性)計画がどう変化したかを調べる調査を実施しました。調査結果によると新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、消費者からのサステナビリティへの取り組み要求が一層高まり、公約を果たさないアパレルは顧客を失う可能性があると半数以上が回答したといいます。

 下記は、この調査結果をまとめたパネルです。
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 U.S.コットン・トラスト・プロトコルのプレジデントであるGary Adams博士も語られていますが---、新型コロナ感染拡大の影響によって経済的な問題が生じていることは明らかです。しかしこの調査を見れば、消費者は引き続きサステナビリティ(持続可能性)を重要視していることが分かります。ですからアパレルは、科学的根拠に基づく目標を満たしていることを示すことが必要で、このためのデータを入手できるU.S.コットン・トラスト・プロトコルのようなシステムが、これまで以上に重みを増すことになるのではないでしょうか。
 欧州のブランドはコロナ禍でもサステナビリティ投資を継続しているといいます。日本もこの取り組みをさらに推進させたいですね。

 一般財団法人日本綿業振興会のHP http://www.cotton.or.jp/pr2020-07-22.html にはこれに関する詳細なリリースが掲載されています。併せてご覧ください。
 


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