日記・コラム・つぶやき

2019年9月 5日 (木)

日比谷「松本楼」 孫文と辛亥革命支えた日本人の秘話

 先日、日本ファッション協会うらら会の懇親会で日比谷「松本楼」に行く機会がありました。「松本楼」といえば、日本初の洋式庭園である日比谷公園の中にある森のレストランです。

 会の冒頭、小坂文乃社長から日比谷「松本楼」の歴史を伺いました。Img_57621 この土地は江戸時代に伊達家の屋敷があり、伊達政宗もここで亡くなったそうです。明治に入って、日本にも西洋風の公園をつくることになり、この地が選ばれたのです。ここでクイズを出されました。「洋式庭園に必要な3つの要素は何か」というものです。「花壇」と「レストラン」はすぐに答えられたのですが---、あと一つは「音楽を聴くところ」だそう。確かに日比谷公会堂がありますね。
 ともあれこうして日比谷「松本楼」は1903年に開業し、文化の発信地として評判を呼んだ戦前から戦後へ、激動する時代の舞台となっていくのです。
 ここで孫文との秘話が吐露され、その驚愕の史実を知って身が引き締まりました。孫文は清朝を打倒するため辛亥革命を起こし、中国革命の父と呼ばれる人物です。小坂社長の曽祖父、梅野庄吉は、この孫文と香港で出会い、生涯にわたって、物心両面で支えたといいます。日比谷「松本楼」にも度々訪れ、なじみの客だったとか。
 このお話は遺言もあり戦後もずっと封印されてきたそうです。しかし今では著書を始め講演などで積極的に披露されているといいます。2008年の福田総理主催夕食会では故胡錦涛国家主席も来店されるなど、時代は変わり、日中友好交流にも一役かっていらっしゃるのですね。
 
 一階ロビーには燭台付きのアップライトピアノが置かれています。これは梅野庄吉邸で孫文夫人の宋慶齢が弾いていたピアノで、ヤマハの前身である日本楽器製とのこと。さすがに重厚! Img_576811
 日比谷「松本楼」の10円カレーのエピソードも伺いました。ここ松本楼は1971年の学生騒動で火焔ビンを投げられて全焼してしまったといいます。何と衝撃的な事件でしょう。全国の志ある方々の支援で立ち直り、今あるお礼の気持ちから名物のカレーを毎年10円で提供されているとか。今年は9月25日に行うそうで、売り上げ金は子どもたちのために寄付されるといいます。ほんとうにすばらしいですね。
 
 この日のメニューも大変美味しく、楽しい一夜を過ごさせていただきました。感謝!

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2019年8月 4日 (日)

銀座で“打ち水”! いっときの涼を楽しむ

 “災害”級といわれる酷暑が続くなか、昨日銀座のど真ん中で“打ち水”をやっていました。これは「ゆかたで銀ぶら2019」のメインイベントです。ストリートにはいっときの涼を楽しむ人でいっぱいでした。

 ゲストはパラアスリートの井谷俊介氏です。
Img_55491  陸上短距離選手の井谷氏が力強くオープニングを宣言すると、太鼓が打ち鳴らされて、ゆかた姿の人や買い物客たちがいっせいに水をまきました。Img_55551
 これによりイベント会場の路面温度は13.5℃も下がったそうです。焼け石に水かと思っていましたら、かなり効果があるのですね。

Img_55461jpg   北海道の美唄市から来たという雪氷も置かれて、子どもたちがはしゃいでいました。冬に降った雪を雪山の中で保管したものだそうです。

 それにしても打ち水って、一昔前まで普通に行われていましたね。この習慣はなくなったと思っていましたが、平成に入って全国的に復活しているといいます。これも昭和レトロのあらわれでしょうか---。
 定着を目指す東京都の呼びかけもあるようで、日本の夏の風物詩になっていきそうです。

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2019年8月 3日 (土)

「循環型社会へ向けて」寄稿

 このところ世界のあちらこちらで「サーキュラー・エコノミー」、つまり「循環型社会」という言葉が飛び交うようになりました。これを聞くと私はいつも、かつて大橋さんと親しくさせていただいていた社会学者の故大橋照枝さんが「静脈系社会」を提唱されていたことを思い出します。大橋さんが主張されていたような社会へ向けた活動が、今ようやく地に着き始めたのです。
 先般発行された一般財団法人日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2019年夏号)に、このことに関するコラムを寄稿しています。テーマは「循環型社会へ向けて」です。本紙と併せてご覧下さい。Me-2019

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2019年6月 5日 (水)

服飾文化学会大会 最先端技術に関わる研究に注目!

 今年の服飾文化学会大会は、日本女子大学目白キャンパスで5月18日と19日に開催され、私も研究発表に耳を傾けてきました。

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 上は本大会のために特別に開館された成瀬記念館分館(旧成瀬仁蔵住宅)です。創設以来の歴史資料の展示や、2015年のNHKの朝ドラ「あさが来た」のモデルになった実業家の広岡浅子が演説した講堂、その趣のあるステンドグラスも拝見しました。明治の洋風建築がこんなところにも残っていたのですね。
 
 そのレトロな余韻を残しながら、新泉山館大会議室では先生方の最新の研究が次々と発表されました。
 中でも興味を惹かれたのが、この学会では珍しい最先端技術に関わる研究で、注目は徳島文理大学短期大学部准教授 藤本和賀代さんによる2つの発表でした。
 1つは「着用者に無理なくフィットする呼吸計測可能なスマートウェア」です。これは呼吸計測に焦点を当てたスマートウェアで、プリンテッド・エレトロニクス技術を用いた身につけられるウェアラブル・コンピュータが使われています。  
Img_22661  右は、その完成したスマートウェアです。着用者に無理なくフィットして呼吸動作など体の動きに合わせて柔軟に伸縮し、印刷したセンサにて的確に計測できるといいます。
 パターンメイキングでは縫合部を極力少なくし、身体を覆う部分が多くなるように工夫、またフィット性を重視して仕上げたそう。
 布は密着度や動きやすさ、着心地のよさを評価し決定したとか。
 さらにウェアには碁盤の目状の模様を描いて、最適な位置にセンサを印刷してあるといいます。
 実証実験も呼吸器専門医の立ち合いのもと実施。その結果、従来型の医療機器である鼻フローカニューラと比較しても遜色のないデータが得られることが確認できたそう。しかも鼻フローカニューラでも判断が難しいといわれる睡眠時無呼吸症候群の特徴的な呼吸を捕捉することも可能なことがわかったといいます。
 このウェアなら、もう病院へ行かなくてもより手軽に生体情報の取得や管理ができるようになるとのことで、期待されます。人の命を救う画期的な研究と思いました。
 
 もう1つはポスター展示で、テーマは「IoTロボットナースの衣服とインタラクションにおける印象評価」です。
Img_22711    これは小型ロボットを使用し、ロボットサイズで5つのイメージの異なる衣服を制作、それらの服を着たものと着用なしの6タイプを用意して、印象などを評価した実験研究です。好まれた服は、20代女性では、右写真(ピンぼけですが---)のナース服、男性はストリートファッション、60歳以上の高齢者にはドクター服や着用なしが好評だったとか。
 性別や年齢により好みに違いがあったという結果で、納得です。
 ロボットも個性をファッションで楽しむ、今やそんな時代になってきているのですね。

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2019年5月29日 (水)

「ポップサーカス湘南公演」 超人技に目が釘づけ!

 この4月下旬にオープンした「ポップサーカス湘南公演」に開始早々行って来ました。会場は湘南モノレール(鎌倉市)の湘南深沢駅前です。開業の少し前、とんがり屋根のピンク色をした建物ができているのを見て、これは一体何なの、と不思議に思っていました。気づいたらモノレールの駅や車内はサーカスの宣伝ポスターが一面に貼られていて、もうびっくり!

Img_19361  場内は満席状態で、子ども連れでいっぱいでした。
 私も子どもの頃、親にサーカスを見に連れて行ってもらったことを思い出しました。

 照明が落ちて幕が上がると,煌びやかな舞台が出現!ジャグリングのパフォーマンスからパワフルなアクロバットと様々な大技が飛び出し、落ちて事故でも、と心配します。フラフーパーのテクニックにも驚嘆したりして---。回転する両輪の中と外を行き来するデスホィールもスゴイとしか言いようがありません。フィナーレの空中ブランコまで、まさに超人技の連続に目が釘づけ!でした。

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 団員は外国人揃いです。世界のトップパフォーマーが集まっていたのですね。動物はいなかったですけれど、これも動物愛護と思えば気になりません。
 子どもたち、さぞかし楽しかったことでしょう。すばらしい思い出になったと思います。

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2019年5月10日 (金)

志賀草津高原ルートを通る

 志賀高原からの帰路は開通したばかりの志賀草津高原ルートを通りました。白根山噴火警戒レベルが2でしたので規制区域があって駐停車禁止でした。
 山頂の渋峠は標高2,172mで日本の国道最高地点だそう。さすがにまだ寒かったです。
 雪の回廊はあっという間に通り抜けてしまったのですが、雄大な雪山の風景を楽しむことができました。

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 噴気孔から白っぽい噴煙が立ち上る活火山を目の当たりにすると、やっぱり脅威、不気味です。

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 雪の残る河原の風景が美しく印象的でした。

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2019年5月 9日 (木)

志賀高原「せせらぎ遊歩道」で水芭蕉の花に出会う

 志賀高原で宿泊したホテルの近くに「せせらぎ遊歩道」という散策路があります。夕方、まだ雪に覆われているその小径を歩きました。ここは木道のある湿地帯です。足を踏み外さないように雪道を行くと、小さな沼に水芭蕉の群落があって、あの白い花が咲いていたのです。

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 この時期にしか見られない清楚な花です。ちょっとうれしくなりました。

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2019年5月 8日 (水)

令和元年の連休は志賀高原で春スキー!

 今年のゴールデンウィークは何と10連休。そこでまた春スキーをしようと、志賀高原の一ノ瀬に行ってきました。
 実は昨年のこの時期、志賀高原は雪がなくて予約を断られてしまったのです。ところが今年は例年以上に雪が多くて、雪質もまずまずの状態、その上スキー場は意外にも空いていたのです。

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 焼額山山頂には「令和」の看板が立っていて、時代が変わったことを意識させられました。

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 久しぶりにスキー場に来て、今回はお天気に恵まれました。大自然に囲まれて爽やかな気分でした。

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2019年4月 2日 (火)

Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2019 グランプリ

 今年の「Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2019」のテーマは、「サステナブル(持続可能)なコットン」でした。
 応募総数は701点で、その内最終審査に残った30点の中から、グランプリに選ばれたのは、36歳のフリーデザイナー、岡本麻衣子さんの作品(下)です。

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 最終審査会は先月20日に大阪・綿業会館で開催され、私も審査員の一人として参加しました。
 今回は全体に洗練されたストーリー性のある力作揃いで、実は大接戦でした。その中で抜き出てきたのがこの作品だったのです。私もよかった、これならとてもステキなTシャツになる、と思いました。
 まずは抑えた色使いがエレガントです。
 次に「道しるべ(地図)」というコンセプトがすばらしい。水や光を受けて自然の中で育つコットンが循環型であることを上手に図案化しています。
 全体のバランスもよくて、大人の品格を感じました。

 岡本さん、おめでとうございます!
 
 なお、表彰式は5月10日に東京で開催される「コットンの日」記念イベントの折りに行われます。作品はTシャツにプリントして当日の出席者にプレゼントされることになっています。これも楽しみですね。

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2019年3月20日 (水)

日本クリエイション大賞 サイバー攻撃防ぐ“攻撃遮断くん”

 日本ファッション協会主催の「日本クリエイション大賞2018」表彰式が3月12日、東京・帝国ホテルで開催されました。同時に「第13回シネマ夢倶楽部」の表彰も行われ、「映画って楽しいな」と改めて思ったことでした。
 まず「日本クリエイション大賞2018」です。今回は社会問題を解決する案件40件の中から次の4件が選ばれたとのことです。
Img_02891  大賞に輝いたのは、サイバーセキュリティサービスで国内を牽引する“攻撃遮断くん”です。右はサイバーセキュリティクラウド代表取締役の大野暉氏です。
 不正アクセスの問題は最近よくニュースになりますね。大野氏によれば毎年2,000億件ものサイバー攻撃があり、激化の一途を辿っているそうです。“攻撃遮断くん”はWEBサイトへのサイバー攻撃を可視化し遮断するサービスで、2013年のサービス開始から3年半でこの分野の国内累計サイト数・導入社数ともにナンバー1を獲得したそう。
 昨年、シアトルに会社を設立されたそうで、海外進出も着々と進められているようです。今後は個人向けにも伸ばしていきたいそうで、ほんとうにすばらしい!
 
 仕事改革開発賞を受賞したシナモンの平野未来氏にも驚かされました。「手書き文字を読み取るAIエンジン『Flax Scanner』を開発」され、「世界中全てのめんどうな仕事を無くすことが使命」といいます。漢字やひらがな、カタカナ、アルファベット、数字などの手書き文字を85~100%という高い精度で読み取ることができるとか。昨年アメリカに現地法人を設け、世界ナンバー1のAI企業の実現に向けて挑戦中だそう。
 
 この他、農業活性化賞は「イオンアグリ創造」に、教育文化貢献賞は島根県隠岐諸島の一つ、中ノ島の海士町で高校魅力化プロジェクトをスタートさせた岩本悠氏に贈られました。
 
 次に「シネマ夢倶楽部」ではベストシネマ賞にマーチン・マクドナー監督の「スリー・ビルボード」、カンヌ最高賞を獲得した「万引き家族」、「日々是好日」が選出され、「万引き家族」と「日々是好日」に出演された樹木希林さんを偲んだことが印象的でした。あの達観したような雰囲気は樹木希林さんだからこそ出せたのでしょう。ほんとうにすてきな女優さんでした。

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