日記・コラム・つぶやき

2019年10月21日 (月)

 パリのマレで 黒い法服のデモ行進の一コマから

  この秋、「黄色いベスト」運動はようやく下火になりましたが、「マニフェスタシォン(デモ行進)」とストライキは、もうパリ名物です。
 先月、パリに到着した日の夜、空港のタクシー乗り場は長蛇の列でうんざり。何でもこの日は交通ストライキのため電車もタクシーもなく、タクシーしか足の便がなかったのです。

Img_72991  街の中ではマレ地区で黒い法服をまとった大集団に遭遇しました。弁護士や医師、パイロットなど専門職の年金改革反対のデモンストレーションでした。Img_72951 黒服がこれだけたくさん集まると異様でびっくり! 黒はどの色にも染まらないから公平に忠実に裁くという意味があるそうです。
 デモ参加者に若者や女性が多いのも目につきました。
 
 パリではこの後も気候対策と社会公正、反核平和を求めるデモが行われて、5万人が参加したといいます。日本では考えられない規模でほんとうに驚きです。
 
 折しもこの時期、北マレの人気セレクトショップ「メルシー」では「リサイクル」をテーマに、リサイクルとアートを一体化させたデザイン雑貨を打ち出していました。Img_73041jpgImg_73021jpg

 右は、メルシーの廃プラスティックでつくられたアップサイクルのマークです。
 これもユニークですね。
 

 国連ではスエーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんという16歳の少女の演説が話題になりました。「あなたたちはその空っぽの言葉で私の夢を、私の子ども時代を盗んでいる」と、涙ながらに力強く訴える姿に感動した人は多かったと思います。
 若者たちを中心に大きなうねりとなっているこのムーブメント「グローバル気候マーチ」は、日本でも9月20日に行われて、東京や大阪、京都、名古屋、福岡、札幌など26都市で約5千人が参加したといいます。まだ少ないですけれど、社会の空気がようやく少しずつ変わり始めているのを感じます。若者たちのエネルギー、改めて心強く思ったことでした。

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2019年10月20日 (日)

ノートルダム大聖堂 大火災後の修復工事を遠望

 パリで一番好きな場所といえば、ノートルダム大聖堂です。それが大火災に遭うとは、にわかには信じられませんでした。あの4月15日夜、そんな無残なことが起こってしまったのですね。炎に包まれたノートルダム・ド・パリの光景をテレビで見て、胸を傷めていました。
Img_73171jpg  上は9月半ばにパリに行った時に撮った写真です。
 近づけませんので、セーヌ河岸から遠望するだけでした。正面の外観はそれほど変化していないように見えたのですが、横から見るとシンボルだった尖塔が崩壊したことがはっきりわかりました。修復工事が進められているようです。
 再建をめぐって、マクロン大統領は5年以内を目指すと言っていましたが---、倒壊の恐れもあり、危ぶむ声も聞かれるといいます。保全作業が長引いていることから、本格的な修復作業は再来年の2021年から始まるとか。
 美しいランドマーク復活の日を、私も気を長くして待っています。

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2019年10月18日 (金)

コットン・ファッション・セミナー開催のお知らせ

 台風19号の被害の状況が次々に明らかになり、心が痛みます。心よりお見舞い申し上げます。

 こうした中ですが、恒例のコットン・ファッション・セミナーのお知らせをさせていただきます。今シーズンもまた、下記の通り開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。

 なお、一般財団法人日本綿業振興会のHP内、「イベント」ページで、「コットン・ファッション・セミナー開催」の記事が掲載されています。http://www.cotton.or.jp/seminar.htmlをクリックしてご覧ください。

                   記

テーマ:「2020/21秋冬~2021春夏コットン・ファッションと素材の傾向」
講 師:柳原美紗子(ファッション・ディレクター)

日程および申し込み先
■ 大阪 11月6日(水) 2:00P.M~4:00P.M. 大織健保会館8階
  主催/協同組合 関西ファッション連合 
  申し込み先/電話06-6228-6525

■ 東京 11月8日(金) 1:30P.M~3:30P.M.  東京ウイメンズプラザホール
  共催/東京織物卸商業組合、一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
  申し込み先/一般財団法人日本綿業振興会 電話06-6231-2665

* 大阪と東京の各セミナーは主催団体が異なります。お申込み・お問合せは、必ず直接それぞれの団体にお願いします。

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2019年9月 5日 (木)

日比谷「松本楼」 孫文と辛亥革命支えた日本人の秘話

 先日、日本ファッション協会うらら会の懇親会で日比谷「松本楼」に行く機会がありました。「松本楼」といえば、日本初の洋式庭園である日比谷公園の中にある森のレストランです。

Img_57621  会の冒頭、小坂文乃社長から日比谷「松本楼」の歴史を伺いました。 この土地は江戸時代に伊達家の屋敷があり、伊達政宗もここで亡くなったそうです。明治に入って、日本にも西洋風の公園をつくることになり、この地が選ばれたのです。ここでクイズを出されました。「洋式庭園に必要な3つの要素は何か」というものです。「花壇」と「レストラン」はすぐに答えられたのですが---、あと一つは「音楽を聴くところ」だそう。確かに日比谷公会堂がありますね。
 ともあれこうして日比谷「松本楼」は1903年に開業し、文化の発信地として評判を呼んだ戦前から戦後へ、激動する時代の舞台となっていくのです。
 ここで孫文との秘話が吐露され、その驚愕の史実を知って身が引き締まりました。孫文は清朝を打倒するため辛亥革命を起こし、中国革命の父と呼ばれる人物です。小坂社長の曽祖父、梅野庄吉は、この孫文と香港で出会い、生涯にわたって、物心両面で支えたといいます。日比谷「松本楼」にも度々訪れ、なじみの客だったとか。
 このお話は遺言もあり戦後もずっと封印されてきたそうです。しかし今では著書を始め講演などで積極的に披露されているといいます。2008年の福田総理主催夕食会では故胡錦涛国家主席も来店されるなど、時代は変わり、日中友好交流にも一役かっていらっしゃるのですね。
 
 一階ロビーには燭台付きのアップライトピアノが置かれています。これは梅野庄吉邸で孫文夫人の宋慶齢が弾いていたピアノで、ヤマハの前身である日本楽器製とのこと。さすがに重厚! Img_576811
 日比谷「松本楼」の10円カレーのエピソードも伺いました。ここ松本楼は1971年の学生騒動で火焔ビンを投げられて全焼してしまったといいます。何と衝撃的な事件でしょう。全国の志ある方々の支援で立ち直り、今あるお礼の気持ちから名物のカレーを毎年10円で提供されているとか。今年は9月25日に行うそうで、売り上げ金は子どもたちのために寄付されるといいます。ほんとうにすばらしいですね。
 
 この日のメニューも大変美味しく、楽しい一夜を過ごさせていただきました。感謝!

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2019年8月 4日 (日)

銀座で“打ち水”! いっときの涼を楽しむ

 “災害”級といわれる酷暑が続くなか、昨日銀座のど真ん中で“打ち水”をやっていました。これは「ゆかたで銀ぶら2019」のメインイベントです。ストリートにはいっときの涼を楽しむ人でいっぱいでした。

 ゲストはパラアスリートの井谷俊介氏です。
Img_55491  陸上短距離選手の井谷氏が力強くオープニングを宣言すると、太鼓が打ち鳴らされて、ゆかた姿の人や買い物客たちがいっせいに水をまきました。Img_55551
 これによりイベント会場の路面温度は13.5℃も下がったそうです。焼け石に水かと思っていましたら、かなり効果があるのですね。

Img_55461jpg   北海道の美唄市から来たという雪氷も置かれて、子どもたちがはしゃいでいました。冬に降った雪を雪山の中で保管したものだそうです。

 それにしても打ち水って、一昔前まで普通に行われていましたね。この習慣はなくなったと思っていましたが、平成に入って全国的に復活しているといいます。これも昭和レトロのあらわれでしょうか---。
 定着を目指す東京都の呼びかけもあるようで、日本の夏の風物詩になっていきそうです。

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2019年8月 3日 (土)

「循環型社会へ向けて」寄稿

 このところ世界のあちらこちらで「サーキュラー・エコノミー」、つまり「循環型社会」という言葉が飛び交うようになりました。これを聞くと私はいつも、かつて大橋さんと親しくさせていただいていた社会学者の故大橋照枝さんが「静脈系社会」を提唱されていたことを思い出します。大橋さんが主張されていたような社会へ向けた活動が、今ようやく地に着き始めたのです。
 先般発行された一般財団法人日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2019年夏号)に、このことに関するコラムを寄稿しています。テーマは「循環型社会へ向けて」です。本紙と併せてご覧下さい。Me-2019

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2019年6月 5日 (水)

服飾文化学会大会 最先端技術に関わる研究に注目!

 今年の服飾文化学会大会は、日本女子大学目白キャンパスで5月18日と19日に開催され、私も研究発表に耳を傾けてきました。

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 上は本大会のために特別に開館された成瀬記念館分館(旧成瀬仁蔵住宅)です。創設以来の歴史資料の展示や、2015年のNHKの朝ドラ「あさが来た」のモデルになった実業家の広岡浅子が演説した講堂、その趣のあるステンドグラスも拝見しました。明治の洋風建築がこんなところにも残っていたのですね。
 
 そのレトロな余韻を残しながら、新泉山館大会議室では先生方の最新の研究が次々と発表されました。
 中でも興味を惹かれたのが、この学会では珍しい最先端技術に関わる研究で、注目は徳島文理大学短期大学部准教授 藤本和賀代さんによる2つの発表でした。
 1つは「着用者に無理なくフィットする呼吸計測可能なスマートウェア」です。これは呼吸計測に焦点を当てたスマートウェアで、プリンテッド・エレトロニクス技術を用いた身につけられるウェアラブル・コンピュータが使われています。  
Img_22661  右は、その完成したスマートウェアです。着用者に無理なくフィットして呼吸動作など体の動きに合わせて柔軟に伸縮し、印刷したセンサにて的確に計測できるといいます。
 パターンメイキングでは縫合部を極力少なくし、身体を覆う部分が多くなるように工夫、またフィット性を重視して仕上げたそう。
 布は密着度や動きやすさ、着心地のよさを評価し決定したとか。
 さらにウェアには碁盤の目状の模様を描いて、最適な位置にセンサを印刷してあるといいます。
 実証実験も呼吸器専門医の立ち合いのもと実施。その結果、従来型の医療機器である鼻フローカニューラと比較しても遜色のないデータが得られることが確認できたそう。しかも鼻フローカニューラでも判断が難しいといわれる睡眠時無呼吸症候群の特徴的な呼吸を捕捉することも可能なことがわかったといいます。
 このウェアなら、もう病院へ行かなくてもより手軽に生体情報の取得や管理ができるようになるとのことで、期待されます。人の命を救う画期的な研究と思いました。
 
 もう1つはポスター展示で、テーマは「IoTロボットナースの衣服とインタラクションにおける印象評価」です。
Img_22711    これは小型ロボットを使用し、ロボットサイズで5つのイメージの異なる衣服を制作、それらの服を着たものと着用なしの6タイプを用意して、印象などを評価した実験研究です。好まれた服は、20代女性では、右写真(ピンぼけですが---)のナース服、男性はストリートファッション、60歳以上の高齢者にはドクター服や着用なしが好評だったとか。
 性別や年齢により好みに違いがあったという結果で、納得です。
 ロボットも個性をファッションで楽しむ、今やそんな時代になってきているのですね。

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2019年5月29日 (水)

「ポップサーカス湘南公演」 超人技に目が釘づけ!

 この4月下旬にオープンした「ポップサーカス湘南公演」に開始早々行って来ました。会場は湘南モノレール(鎌倉市)の湘南深沢駅前です。開業の少し前、とんがり屋根のピンク色をした建物ができているのを見て、これは一体何なの、と不思議に思っていました。気づいたらモノレールの駅や車内はサーカスの宣伝ポスターが一面に貼られていて、もうびっくり!

Img_19361  場内は満席状態で、子ども連れでいっぱいでした。
 私も子どもの頃、親にサーカスを見に連れて行ってもらったことを思い出しました。

 照明が落ちて幕が上がると,煌びやかな舞台が出現!ジャグリングのパフォーマンスからパワフルなアクロバットと様々な大技が飛び出し、落ちて事故でも、と心配します。フラフーパーのテクニックにも驚嘆したりして---。回転する両輪の中と外を行き来するデスホィールもスゴイとしか言いようがありません。フィナーレの空中ブランコまで、まさに超人技の連続に目が釘づけ!でした。

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 団員は外国人揃いです。世界のトップパフォーマーが集まっていたのですね。動物はいなかったですけれど、これも動物愛護と思えば気になりません。
 子どもたち、さぞかし楽しかったことでしょう。すばらしい思い出になったと思います。

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2019年5月10日 (金)

志賀草津高原ルートを通る

 志賀高原からの帰路は開通したばかりの志賀草津高原ルートを通りました。白根山噴火警戒レベルが2でしたので規制区域があって駐停車禁止でした。
 山頂の渋峠は標高2,172mで日本の国道最高地点だそう。さすがにまだ寒かったです。
 雪の回廊はあっという間に通り抜けてしまったのですが、雄大な雪山の風景を楽しむことができました。

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 噴気孔から白っぽい噴煙が立ち上る活火山を目の当たりにすると、やっぱり脅威、不気味です。

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 雪の残る河原の風景が美しく印象的でした。

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2019年5月 9日 (木)

志賀高原「せせらぎ遊歩道」で水芭蕉の花に出会う

 志賀高原で宿泊したホテルの近くに「せせらぎ遊歩道」という散策路があります。夕方、まだ雪に覆われているその小径を歩きました。ここは木道のある湿地帯です。足を踏み外さないように雪道を行くと、小さな沼に水芭蕉の群落があって、あの白い花が咲いていたのです。

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 この時期にしか見られない清楚な花です。ちょっとうれしくなりました。

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