雪の道央道を走って、函館にやって来ました。新幹線もできましたし、以前から行ってみたいと思っていた人気観光地です。実は私は学生時代、ここを旅したことがあります。でもそれは遠い昔のことで、何もかもが目新しく映りました。
お天気の方は晴れていたかと思うと、たちまち雪になるという目まぐるしい変わり様。冬の道南って、ほんとうに変わりやすい天候なのですね。
宿泊は湯の川温泉で、海に面した部屋からは漁火が見えたり、函館山が望めたり。朝は割合晴れていたのです。
まずは日本最古の女子修道院、トラピスチヌ修道院を訪れました。雪の積もったお庭の真ん中に立つ白い聖テレジア像が、朝の光の中、神々しく光って見えました。
厳かな空気を破るように、ここにも中国人観光客がぞろぞろ---でした。
五稜郭公園では何と大雪!
五稜郭タワーに上れば、5角形の城塞跡が見えたのでしょう。雪なので諦めました。それにしても何故5角形をしているのか、不思議です。そこでちょっと調べてみましたら、軍事的に好都合な形であるとか造形的に美しいなどといった理由があるとか。米国国防総省ペンタゴンも5角形で、私は知らなかったのですが、西洋のお城には意外に多いそうです。
公園の中央には、2010年に復元されたという奉行所があって見学しました。
欅の梁や備後畳の大広間など、当初のものを忠実に再現しているといいます。右は、奉行が謁見したという間です。当時の衣装、裃や打掛の試着もしてくれます。
次に函館の名物スポット、朝市です。
イカやホタテ、エビ、ホッケ、サケなど海産物がいっぱい。にぎやかなかけ声が響きます。
右は珍しい花咲ガニだそうです。巨大でびっくり!
ランチはここで海鮮丼などをいただきました。安くて美味しかった!
朝市を出て、函館山ロープウェイへ向かいました。ロープウェイに乗ると、次第に視界が晴れてきました。美しい風景が広がって、ワッと息をのむ美しさでした。
上から眺めると、両側が海です。函館の地は昔、島だったそうで、砂州により陸地とつながったとか。この地形を縮小していくと、私の住まいの近くにある湘南江ノ島に似てくると思いました。
函館の夜景が世界三大夜景の一つといわれるのは、この地形もあるようです。
函館山を降りて、異国情緒あふれる街並みを歩きました。
右は重要文化財に指定されている正ハリストス教会です。ここは外側だけですが、中に入れる教会もあります。それがカトリック元町教会で、クリスマスのイエス誕生の展示などを見せていただきました。何とも神秘的な空間でした。
函館のビュースポットとなっている八幡坂です。夕闇が迫ってきました。
八幡坂を降りると、金森赤レンガ倉庫です。ショッピングモールを散策しているうちに、外はもう夜になっていました。