住まい・インテリア

2018年7月 2日 (月)

インテリアライフスタイル⑹ タオルも新作発表で充実

 「インテリアライフスタイル東京2018」では、タオルメーカーも積極的に新作を発表するなど、充実した取り組みを見せていました。
 ここではアトリウム特別企画で見た、今治のタオルブランドをご紹介します。

◇みやざきタオル
 「今治マフラー」を提案しています。
Img_09121  私も存じ上げていた先代の宮崎 弦氏は、タオルが初めて日本に輸入された明治時代に、タオルが襟巻として重宝されていたことを知り、1999年にタオル生地によるマフラーを創られたそうです。20周年を迎えた今年、みやざきのMとタオルのT、今治と尾道を繋ぐしまなみ街道の橋脚がモチーフにデザインを一新、穏やかで懐かしい表情の縞シリーズを登場させています。
 軽くてかさばらず、歩いているうちに乾き、毎日洗って、洗えば洗うほどなじむタオルのマフラー、胸元をやさしく包んで心地よさそう!

◇ロイヤルフェニックス ROYAL-PHOENIX of the seas 
 今治の楠橋紋織によるタオルブランドです。(このブログ2018.1.17にも記事掲載)
Img_09141  豪華客船をイメージさせる、極上の高級感のあるタオルを訴求しています。今回はキャビンタオルに加えて、新たに心地いいデッキマットを提案していました。インド超長綿と良質な米綿を組み合わせたオリジナル糸を使用して織ったものです。凹凸の織りや加工に工夫を加えて、心地よいボリューム感と滑らかな肌触りを備え、吸水性にも優れたマットに仕上げたといいます。

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2018年7月 1日 (日)

インテリアライフスタイル⑸ “ABCD”クッションソファ

  「インテリアライフスタイル東京2018」のデザイナーズゾーン「MOVEMENT」で、好評を博していたのがタケヤリの“ABCD”クッションソファです。

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 これはこの名前の通り、A・B・C・Dに形づくられた4つのクッションを、コットンロープを使って様々にアレンジできるようにデザインされたソファです。素材は4号帆布で、ベルギー製シャトル織機で特別に織り上げたものといいます。帆布ならではサラッとしたぬくもり感が心地よい感じです。

 タケヤリは倉敷の老舗機屋で、とくに帆布に特化しています。今年130周年になるのを記念してつくり出されたのが、このソファとクッションの中間のような存在のインテリア商材です。英国の気鋭デザイングループFayeToogoodと、Japan creative の3社とコラボレーションしてつくられたものだそう。
 それにしても ABCDのアルファベット型のクッションとは、何とウィットに富んだアイデア!でしょう。それらをロープで組み合わせることで、いろいろなパターンが楽しめるというのもいいですね。
 帆布が、今までにない新しいかたちで現代の生活に活かされていると、思いました。

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2018年6月29日 (金)

インテリアライフスタイル ⑶ アワードの表彰式

 先般開催の「インテリアライフスタイル東京2018」で、今年も恒例のインテリアライフスタイル・アワードが発表され、表彰式が行われました。

 「ベストバイヤーズチョイス2018」を授賞したのは、初出展した株式会社HULS(ハルス)のKORAI(こらい)です。
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 審査員はコンランショップ・ジャパン執行役員商品部部長大野賢二氏で、授与理由は「“涼しさ”というコンセプトでありながらも、ぬくもりのあるフォルムで使う人のくらしを想像できる “豊かさ”のあるブランド」と述べていました。
 東京とシンガポールに拠点を構える、日本工芸を専門に海外発信するクリエイティブカンパニー、HULS。 日本の精巧な技術とモダンなデザインを兼ね備えたアイテムが揃うImg_08621jpg_2JAPAN STYLEのゾーンに出展し、ひときわ目立っていました。
 製品は「夏の涼」をコンセプトにしたティーセットやタンブラー、プレート、竹かごなど。
 とくに右の「水の器」は、涼やかで癒されます。

 もう一つ、若手起業家に与えられる「ヤングデザイナーズアワード」は、NECKTIE design officeを手がけるグラフィックデザイナーの千星健夫氏に贈られました。
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 審査員のアンビエンテブランド 総責任者ニコレット・ナウマンさんは、その理由を「使い勝手がよくて、使う人の気持ちを考えたデザイン」とコメントしています。
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 右は、WORDS SANDWICH(ワーズ サンドイッチ)。
 アルファベットを選んでパン型カードにはさむハンドプリントのレタープレスカードです。

Img_08491_2  右はMOMENT SCALE(モーメントスケール)と名付けられたスケールの形をした白磁の時計で、ものを乗せると時間が進むような不思議な感覚を呼び起こす時計といいます。

 ドイツ・フランクフルトで2019年2月に開催される世界最大級の国際消費財見本市「アンビエンテ」の「NEXT」ゾーンに招待されるとか。大いにアピールしてきてください。

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2018年6月28日 (木)

インテリアライフスタイル ⑵ アンビエンテ2018トレンド

 先般開催の「インテリアライフスタイル東京2018」で、この2月にドイツのフランクフルトで行われた生活雑貨の見本市「アンビエンテ」発の最新トレンドセミナーが行われました。講師はドイツのデザイントレンド発信事務所のアネッタ パルミザーノ氏です。
 流れは総じて、革新と伝統といった相対立する要素の共存といえそうです。

◇モデスト・リジェネレーション modest regenerations
31  タイムレス/パーソナル/ミニマリスト/控えめ/モデスト/気取らない/オリジナル
 新旧の組み合わせ。工業的シックとカントリーハウスの魅惑。

◇カラフル・インテンション colourful intentions
21  パワフル/エコロジカル/ファンクショナル/スピリチュアル/フォークロア/ダイナミック/ストライキング
 大胆なカラーとリサイクル・プラスチックなどエシカルへの配慮。

◇テクノロジカル・エモーションtechnological emotions
2  ヴィジョン/リファイン/エモーショナル/バランス/実験的/インテリジェント/リラクシング
 健康を高める新しいテクノロジーとともに。

◇オピュレント・ナレーションopulent narrations
3  エクレクティック/ステージ/オーナメンタル/リッチの喚起/誇張/ゴージャス
 洗練されたエレガンスと職人技のミックス。

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2018年6月27日 (水)

インテリアライフスタイル東京2018 ⑴ 盛況のうちに閉幕

 インテリア・デザインの総合見本市「インテリアライフスタイル東京2018」が、5月30日~6月1日、東京ビッグサイトで開催され、今回も盛況のうちに閉幕したと発表されました。来場者は25,302人で、昨年に比べ少し減少しましたが、出展社数は29カ国・地域から810社が出展し、とくに海外からの出展が195社と顕著に増加。

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 目玉のアトリウム特別企画は、テーマが「For Here or To Go?」でした。「ここで食べるか、持ち帰るか」という意味で、海外のファストフード店などでおなじみのフレーズですね。監修のメソッド代表山田遊氏は、これには「商談をここで詰めるか、社内で会議するか」というバイヤーの意識を問い直す意味合いがあるといいます。会場はモノとコトが絶妙なバランスで共有出できる場所をイメージし、中央にはテーブルを用意して、モノをきっかけに話ができるような構成にしたとのことでした。
 出展者・来場者双方から、新しい出会いがあったとポジティブな情報が寄せられ、アトリウムホールは終日にぎわった模様です。

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2018年6月18日 (月)

カプセルホテル「ナインアワーズ赤坂」内覧会

 カプセルホテル「ナインアワーズ赤坂」の内覧会が、オープン前日の5月9日に行われました。カプセルホテルとは、仮眠するだけの「ウサギ小屋」のようなホテルとばかり思っていた私です。でもこれを建築・設計された建築家の平田晃久氏にご案内していただき、イメージが完全に覆りました。

Img_01581  人一人が横になれる丸いフォルムのシンプルなカプセルは、明るくて清潔感があります。テレビはありませんけれど、必要な機能はほとんど揃っているのですね。
 男女は入口からエレベーター、むろん洗面設備など、きっちりと分かれていますので、女性も安心です。

 カプセルというと暗くて閉鎖的と思われがちですが---。ここは意外にも開放的なつくりになっていて、自然光が射し込んだり、緑を感じとることができたりもします。
Img_01571  中でも平田氏のお気に入りは、上の写真の空間だそう。赤坂という街の中でキャンプしているような感覚が味わえるとか、いいます。

 ホテル名の「ナインアワーズ」は「9時間」のこと。つまりチェックインしてから「汗を洗い流す」ことに1時間、「眠る」ことに7時間、そして朝目覚めてからチェックアウトするまでの「身支度」に1時間の計9時間というわけです。一泊4,900円だそう。
Img_01621jpg_3  またここにはハンドドリップ専門のコーヒースタンド「GLITCH COFFEE BREWD」も出ています。寝るだけではなくて、美味しいコーヒーを味わいながら、人との交流を楽しむこともできるようになっているのですね。

 都心の便利なホテルもステキに進化している、と思いながら後にしたことでした。

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2018年1月19日 (金)

ジャパンシルバーEXPO 高齢社会に不可欠な防炎製品

 平成27年版消防白書によると、火災による死者は、65歳以上の高齢者が68.5%を占め、とくに81歳以上では31.5%にも上ります。冬は、建物(住宅)火災が多い季節で、暖房器具の使用や、火を長時間使う料理が増えることなどが原因のようです。
 高齢者にとって燃えにくい製品は必要不可欠ではないでしょうか。

 そう思っていたところ、昨年11月20日~22日、東京ビッグサイトで開催された第1回ジャパンシルバーEXPO展で、防炎・難燃製品に特化したブランドがあることに気づきました。
Cimg07941pg  
 難燃の衣料用素材というと、以前からダイワボウが手がける綿のプロバン加工が有名です。私もこの素材のエプロンを使っているのですが---、でもこれはそれではなくて、難燃性に優れたアクリル繊維プロテックスと綿を混紡した素材でした。
Cimg07961 取り扱っているのはT・Sトレーディングです。様々なメーカーと協力して燃えにくい製品を生産しているといいます。ブースでは難燃紡績糸を使用した製品ブランド「moenain(モエナイン・アパレル)」と「moenca(モエンカ・寝装雑貨)」を大きく紹介していました。
 エプロン、パジャマ、ガウン、Tシャツやスエットなどから、シーツなどのベッド用品、布団や枕、毛布、リビング用品の座布団やクッション、炬燵布団、防災ポンチョ、帽子など、多様なアイテムを展開しています。

 防炎加工は消防士などのユニフォームになくてはならないものですが、普段の暮らしの中にも「もしも」の危険は潜んでいます。同社では、これらの製品が老人保健施設や高齢者住宅などで、一般的に使用される状態を目指しているといいます。裏を返せば、そうした施設であっても、普及はまだほんの一部で、これからだということなのですね。

 いざというときの安心・安全のために、我が家も防炎製品を揃えておかねば、と思ったことでした。

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2018年1月18日 (木)

インテリアライフスタイルリビング⑶ クロスオーバーとは

 先般のIFFTインテリアライフスタイルリビングの特別企画で、「新たなデザインの潮流/ 国際ホテルコンペSLEEPとクロスオーバーデザイン」と題したセミナーが行われました。クロスオーバーとは異質なものを融合することです。ファッションデザインでは以前からこのトレンドが続いています。インテリアデザインではどういうものを指していうのでしょう。興味を惹かれました。
Cimg09021_2  登壇したのは三井デザインテックのデザインマネジメント部部長 見月 伸一 氏です。ホテルデザインと新たな価値を生む空間デザインの潮流「クロスオーバーデザイン」について次のように語られました。

 まずホテルデザインの話題からです。三井デザインテックは、2016年11月にロンドンで開催されたホテルデザインのイベント「SLEEP」展のコンペに参加したそうです。講演は、このコンペで審査員特別賞を受賞したことからスタートしました。
 「SLEEP」展は日本ではあまり知られていません。しかし欧州ではかなり有名なイベントで、錚々たるラグジュアリーなホテルチェーンの経営者やデザイナーたちが集まるといいます。  
 ここではホテルの客室デザインに関するコンペが毎年開かれていて、多数の応募作品の中から5組を選出。同社はこの年初めて、その内の一つに選ばれたそうです。審査の結果、2位となり、同時に審査員特別賞も受賞したといいます。

1  写真左は、その客室です。
 伝統的価値観を重んじる人々、とくに欧州貴族のようなエスタブリッシュメントな地位にある人は、旅に何を求めているのか。それを大前提に、静寂でスピリチュアルな空間を追求したものだそう。無駄を徹底的に省き、静けさの漂う別世界をイメージし、「和」の精神を採り入れた作品に仕上げたといいます。

 ちなみに優勝したのは、ゲンスラー社のデジタル・アヴァンギャルドな客室でした。

 見月氏はこのコンペで、「和」への共感を強く感じ、ラグジュアリー空間への考え方が変化していることに気づいたといいます。いわゆる西洋的ラグジュアリーに懐疑が生まれているのではないか、というのです。いかにも金のかかったリッチな感覚は終焉を迎え、ラグジュアリーは精神的なものへ向かっている、と感想を述べられていたのが印象的でした。

 次に「クロスオーバーデザイン」です。昨今のインターネットの普及で空間を取り巻く環境が激変するなか、新たな価値を生む空間デザインの潮流は、コトとコトのクロスオーバーだといいます。それは既に始まっていて、たとえば一つには、あらゆる空間がオフィスになること。カフェや車内も仕事場になりつつあります。二つ目はシェアリングサービスの進展で、エアビーアンドビーのように個人の住宅もホテルになってくる。三つ目はEコマースの台頭で、店舗は物販から体験のための空間になる、というように。これまでの空間の役割は変容し、シームレスになるといいます。「ホテル×キャンプ場」のグランピングや、「カフェ×献血室」で若者に心地よく社会貢献してもらえる場づくり、「移動時間×アート」では新幹線で移動しながら現代アートを楽しむ「現美新幹線」の登場など。
 また時代を超越したコトとコトの結びつきも「クロスオーバーデザイン」の重要要素といいます。これは一昔前にあった生活体験が今の感性やニーズに適応する形で蘇っている現象で、たとえばアナログ盤が再評価されたり、ポラロイドカメラが戻ってきたり。そしてこうした動きをけん引しているのは、ミレニアル世代の存在と指摘します。彼らはアナログ的情緒のある体験を求めているといいます。
 階段というと、つい避けてしまいがちですが、新しいオフィス空間では、たとえば“イケア”の階段会議場のように、階段は交流の場になっているそうです。階段は移動手段であると同時に、健康志向のためのものであり、またコミュニュケ―ションの場でもあるのです。さらにかつてのアナログ要素のポテンシャルが再注目されている例として、古き良き最高級旅館のおもてなしが関心の的となっている“星のや東京”、散髪にカルチャーを持ち込んだ床屋さん、職人の靴磨き店----なども。
 モノよりもコトの時代といわれる今、人々の共感を得るのはアナログ的プロセスのヒューマンな体験価値であるようです。コトや時代を思い、要素をクロスオーバーさせる新潮流、これまでのヒューマンな体験が新しい価値を生み出す空間体験の時代が来ていると語って締めくくられました。なるほど、と思うセミナーでした。

 

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2018年1月17日 (水)

インテリアライフスタイルリビング⑵ 注目の繊維製品

 IFFTインテリアライフスタイルリビングでは、いつも繊維製品を中心に見ています。今回、注目したブランドをいくつかご紹介します。

大東寝具工業
 「京ねむり くらり」を合言葉に、京和晒綿紗を使った寝具・寝装品やインテリアを展示し、京都らしい「和」の空間を演出していました。
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 京和晒綿紗は、綿素材そのもののよさを活かし、不要なものはいっさい加えていないといいます。上質な眠りを誘うピュアな肌触り、心地よいガーゼのパジャマ、タオルなどを提案。

Cimg08161jpg  右は「tetra」ブランドで展開している同社のソファです。
  座ると自然に背もたれが立ち上がり、深く腰掛けてゆったり身を任せられようにつくられています。中に入っているビーズ素材が姿勢を変えるたびに、体にフィットします。
  素材は8号帆布やデニムなど。

orit. オリット
 兵庫県西脇産地で播州織の老舗企業、阿江ハンカチーフが発信する新服飾雑貨ブランドです。
 「なんか、すごい!」と驚く布を展示していました。
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 旧式の力織機を使用し、通常の何倍もの手間と時間をかけて風合いや肌触りにこだわって織ったそう。
 斜めに引っ張ると立体的に見えてきます。ハサミで自由にカットしてストールにしたり、ハンカチにしたり、ひとマス、ふたマス、みマスと好みの長さまで糸を抜いてフリンジにしたり----と、使い勝手自由、ちょっとおもしろい綿織物でした。

ロイヤル・フェニックス ROYAL-PHOENIX of the seas
 今治タオルの老舗、楠橋紋織による新ブランドです。
Cimg08071jpg  
 今治は造船が重要な産業であったとか。そこで豪華客船をイメージし、極上の高級感のあるタオルをつくったといいます。ベーシックな「キャビンタオル」のヘムにはアンカーロープ、「スパタオル」のヘムにはフラワーエッセンスに使われる花の色が採り入れられています。

ユカシナ Yukashina
 天然素材による手仕事の香りが漂うブランドです。
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 手紡ぎ糸・手織り・手染めの草木染めによるストールを中心に、かわいい壁掛けなども展示。作り手は主に福祉施設に通う障がいのある人たちといいます。

 

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2018年1月16日 (火)

インテリアライフスタイルリビング⑴ 「ハイム」のトレンド

 昨年11月20日~22日、東京ビッグサイトで開催されたIFFTインテリアライフスタイルリビングでの話題を遅ればせながらお伝えします。
 
 リリースによると、今回は14カ国・地域から過去最大の450社(国内:370社 海外:80社)が出展し、同じく過去最高の20,217名の来場者があったといいます。
 確かに会場は盛り上がり、大盛況の様子でした。
Cimg08991  上の写真はアトリウムです。「ローカルの再発見」をテーマに11のゾーンで構成されていました。

 初日の記者発表会では、全体像とともにドイツのインテリアテキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル Heimtextil」(実はもう今月8日~11日に開催されているのです。) と、国際消費財見本市「アンビエンテ Ambiente」の2018/2019トレンドも発表されました。この二つの見本市はIFFTインテリアライフスタイルリビングの母体となっているのです。
 ここでは「ハイム」の方をご紹介します。プレゼンターは同見本市のトレンドセッターを務めるDAN PROJECT主宰 南村 弾氏です。その気になるポイントを下記に簡単にまとめてみました。 
 
 基調となるテーマは、「The future is urban (未来は都市化)」でした。
 リーマンショックから10年、都市化が進み、今や世界人口の半数が都市で生活しています。この現状を受けて、今後どのような空間にどのようなプロダクツが求められるか、4つのストーリーで提案しています。

①フレキシブル・スペース The Flexible Space

1_2  フレキシブルなスタジオのアパートや、変形可能な家具、ボタンを押すだけで変化する適応可能な空間構成を備えた作業空間を利用し、スペースを最適化していこうというストーリーです。
 背景には、人口増加とともに都市のシングル所帯が台頭し、生活空間の縮小現象が起こっていることが挙げられるといいます。米国では2016年にアパート建設は10年ぶりの高水準を記録しました。しかしその一方で平均住居面積は2009年以来7%減になったといいます。
 
②ヘルシー・スペースThe Healthy Space
2  都市に住む私たちは、大気汚染にさらされています。
 汚染は、人口密度の高い都市の大きなネガティブ要因の1つです。
 世界保健機関(WHO)の推定によると、地球上の10人のうち9人が汚染された空気を呼吸しているといいます。
 屋内空間には、グリーンを採り入れるなど、出来得る限りの健康への配慮が求められます。
 
③リメイド・スペース The Re-Made Space
3   都市化の速度よりも早いスピードで、都市廃棄物が増えているといいます。
 巨大なゴミの山に対処するために、将来の都市は廃棄物と資源の違いを忘れる必要があるのではないでしょうか。ゴミが新しいものの出発点になると考えてみることも大切です。これは都市環境をより持続可能なものにするために、再利用する方法を発見していこうというストーリーです。
 
④メーカー・スペース The Maker Space
4  インターネットの進展で、製造革命が起こっています。誰もがどこでも自分のアイテムを作成できるデジタル製作技術の民主化によって、生産の本質が根本的に変わろうとしているのです。
 市民は最先端の技術と実践的なスキルにより、自らの力を養うことができるようになってきます。未来都市は自給自足の場というヴィジョンを描き始めているようです。

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