ファッション・アクセサリ

2018年12月28日 (金)

「テンボ」全ての人が笑顔になれるファッションショー開催

 先月末(11/24~25)、代々木公園で開催されたファッションとアートのイベント“ヴィント・エイジ(BE Vint-Age)”で、「テンボ (tenbo)」のファッションショーが行われました。
 会場は、ケヤキ並木の両側に屋台が立ち並ぶ、にぎやかな通りの真ん中に赤いカーペットを敷いただけの青空ランウェイです。障がいのある方も健常者を介して、みんな一緒に、笑顔でウオーキングしていました。
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Img_91821jpg  からだに障がいがあるという可愛らしい子どもたちも元気に出演して楽しそうでした。

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 「テンボ」は、年齢、国籍、性別、障がいの有無を問わず、誰もが笑顔になれるファッションを発信しているブランドです。デザイナーの鶴田能史さんが、「全ての人が着ているだけで幸せになる、機能性もファッション性もある服」を提案しようと、2015年に立ち上げました。その頃私は何度か取材させていただき、記事にまとめています。(このブログ2015.10.21付けを参照) 
 鶴田さんはブランドテーマとして、「ユニバーサルデザイン」ではない、「ピープルデザイン」という言葉をかかげています。より人に寄り添いたい、人のためにデザインしたいという、気持ちのあらわれと受け止めています。
Img_92011_2  出演したモデル全員で記念撮影。右の一番端が鶴田さんです。

 なおブランド名の「テンボ」は、スワヒリ語で「象」の意味だそうです。優しいだけではない、ときに群れを守ろうと闘う強い象が、ブランドイメージと重なります。
  
 たくさんの壁を乗り越えて、こんなにもステキなショーをされた鶴田さん。頭の下がる思いで会場を後にしたことでした。

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2018年12月27日 (木)

毎日ファッション大賞「トーガ」の古田泰子2度目の大賞

 2018年(第36回)「毎日ファッション大賞」表彰式が、11月22日、東京・恵比寿で開催されました。
 大賞を受賞したのは、「トーガ(TOGA)」の古田泰子デザイナー、新人賞・資生堂奨励賞は「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」の青木明子デザイナー、また鯨岡阿美子賞は、資生堂「花椿」のデザインおよびアートディレクターを40年間務められたという仲條正義氏、また話題賞はゾゾ(ZOZO)「ZOZOSUIT」でした。
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 古田デザイナーは、昨年の20周年記念のショーが評価され、9年ぶり2度目の大賞受賞となり、「身が引き締まる思い」と感想を述べていました。

 青木明子デザイナーは「さらなる精進をして来年も新しいものを見せる」と意気込みを語り、表彰式後に2019春夏物をランウェイショー形式で披露。ホテルの一室をイメージして創作したという、少しアンニュイ(物憂げ)な感じのするコレクションです。
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 受賞した二人の女性デザイナー、今後の活躍がますます楽しみですね。

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2018年12月24日 (月)

マックスマーラ展 巨大なテディベアコートのデジタル展示

 先月、大阪に行く機会があり、阪急うめだ本店で開催されていたマックスマーラ(MAX MARA)の「アイ ラブ マックスマーラ(I LOVE MAX MARA)」」展を見て来ました。終了間近なタイミングでした。
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 マックスマーラといえばコートというように、コートに焦点を当てた展覧会でした。1951年の創業以来のアーカイブが資料とともに展示されていました。
Img_86141  右は、1981年に発表された“101801”のコートです。
 マックスマーラの代名詞ともいえる上質のキャメル色のコート、これはその代表的なものです。2016年に復刻版が出て、話題を集めましたね。
 デザインしたのはフランス人クチュリエのアンヌ・マリー・ベレッタです。
 キモノスリーブ、6つボタンの完璧なプロポーションで仕立てられています。
 素材はウール/カシミヤのビーバー仕上げです。
 エレガントで着心地がよいと、長く愛されてきた理由がわかります。

 広場には、何と巨大な“テディベアコート”がデジタル展示されていてびっくり! テディベアコートはマックスマーラの新しいアイコンコートなのです。
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 スイッチボタンを押すと、プロジェクションマッピングにより色や柄が変化していきます。コートのデザインを体感できる新形式のインスタレーション、私も楽しませていただきました。
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 マックスマーラの世界観を堪能した印象的な展覧会でした。

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2018年12月13日 (木)

2019春夏プロスペール展示会 有力新進ブランド集めて

 先日、プロスペールの展示会に行って来ました。プロスペールは、ファッションのPR会社で、昨日のこのブログに掲載したパッサージュ展を手掛けるなど、多くのブランドやプロダクツのアタッシェ・ド・プレスとして活動されています。
 東京・南青山にあるオフィスで催された展示会には、有力新進ブランドの来春夏もの商品が集まっていました。

◇チョノ(CHONO )
 デザイナーは福岡出身の中園わたるさんで、ブランド名の「チョノ」は愛称とか。ブランドを立ち上げたのは2014/15秋冬物からで、2018年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門で入賞した、期待の新進です。
 コンセプトは「イマジン・ファブリック・フォー・ライフスタイル (imagine fabric for lifestyle)」で、日本の産地に特化したファブリックによるレディスウェアが中心。何人もの職人の手を渡って商品が出来上がっていることを伝える品質表示ラベルを付けて、商品化されているのも、服への愛着をかきたてられます。
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 2019年春夏は「BON VOYAGE-南仏への旅」がテーマ。美しい海や花々に囲まれた南仏の街、イエールをイメージし、ジャカードやレース、ピンドットのプリントなどのドレスを提案。上品でシック、それでいてさりげないノンシャランス感に好感させられました。

◇カミシマ チナミ イエロー (KAMISHIMA CHINAMI YELLOW)
Img_93021  北海道が拠点のアパレルメーカー「ティスリー」のブランドの一つ、カミシマ チナミ イエローは、毎シーズン、大胆なオリジナルプリントが人気です。
 2019年春夏は「混彩 (MY MIXING)」をテーマに、水や風、虎、花など様々な自然の造形をリズミカルに有機的に組み合わせたモチーフで、カジュアルな遊び心を提案。
 異素材のコントラストで表現される立体的な質感や、ヴィヴィッド、パステル、モノトーンといった彩りのミックスも、コレクションを明るく楽しい感じに見せています。

◇ライフ ウィズ フラワーズ (LIFE WITH FLOWERS. )
Img_93001jpg  「スタンダードを大切に、遊び心のある新しさ」を提案するライフ ウィズ フラワーズ。

  今シーズンは「ユーモアのあるエスプリ」で、コレクションを展開しています。ユーモアとは、人を和ませるような味付けを加え色付かせるものだそう。

 清潔感のあるシンプルなデザインのコレクションに注目です。

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2018年12月12日 (水)

2019春夏パッサージュ合同展 新たなムーブメントの場

 2019春夏パッサージュ合同展が10月23日~25日、現代感覚あふれる渋谷駅直結のビルで開催されました。新たなムーブメントを起こす場として注目の展示会です。
 出展したのはファッション・ライフスタイル約60ブランドで、先般のTokyo新人デザイナーファッション大賞のプロ部門で入賞した3ブランドなどが参加しています。

◇カイキ (kaiki)
Img_84111_2  2018年Tokyo新人デザイナーファッション大賞のプロ部門で入賞したブランドの一つです。

  手がけるのはファッションデザイナーの飯尾 開毅さん。ブランド名の「カイキ」はご自身の名前からとったものだそう。

 さりげない無造作なナチュラル感と、きちんとした緊張感のバランスが美しいコレクションです。
 今後の活躍が期待されます。
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◇リコレクト(rekolekt)
 ブランドを手がけるのはファッションデザイナーの山崎 祐介さん。2018年Tokyo新人デザイナーファッション大賞のプロ部門で入賞を果たしました。コンセプトは「記憶の再集」です。季節のうつろいから見出される美しさ、感情のゆらぎを掬い集めるように服づくりを行っているといいます。

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 今シーズンのテーマは「サークル」です。手前はコットンローンのドレスで、くるくると螺旋を描くように舞うたんぽぽのような花を、フロッキーと顔料プリントで表現しています。

◇ハトラ(HATRA)
 2010年にデザイナーの長見 佳佑さんが立ち上げたブランドです。「居心地のよい服」をコンセプトに、スウェットパーカを中心としたコレクションを発表して、一躍話題を集めました。Img_83891  
 2018年春夏にウィメンズラインを本格化させて臨んだ今シーズン、テーマは「シェイプ・シフター」です。南方熊楠への関心から粘菌に興味を持ったという長見さん。粘菌が体を柔軟に変化させるように、形を変えるシルエットで、新しい次元のコレクションに挑んでいます。

◇ジュップ・ド・サテン(JUPE DE SATIN )
 元マルニで企画開発に携わっていたデザイナーのガブリエラ・アゴスティーニが2002年に立ち上げたブランドです。ジュップ・ド・サテン(サテンのスカートの意)というように、夢見るようなエレガント感が漂う、メイド・イン・イタリーのコレクションです。
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◇カミシマ チナミ(KAMISHIMA CHINAMI)
 デザイナーはクリエイティブなデザインで知られるカミシマ チナミさん。美しい色使いと心地よい感触の素材感、大胆なカッティングで、いつも魅了されます。(このブログの2018.9.5付けでも紹介)
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◇ベース マーク (BASE MASK)
 デザイナーの金木志穂さんが手がけるブランドです。デザインの根底にあるのは、スタンダードな服を「今、どの様に着たいか」ということだそう。今季もベーシックにひねりを加えた洗練されたワードローブが人気を集めています。
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◇ア ミリオン アザーズ (A MILLION OTHERS)
 ブランドを手がけるのはNoriko Okumura。「かっこよくて 少しだけユニークな服」をテーマに制作しているとか。ブランド名の「ア ミリオン アザーズ」には、「人それぞれ」の意味が込められているといいます。
 手前はゆったりとしたケープ付きのドレスコートです。シルエットがしっかり表現できるコットンウェザーの先染めストライプ地が用いられています。
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◇TEEE
 ファッション須賀のHAKKA GROUPが手がけるブランドで、デザイナーは速水裕司さん。今シーズンのテーマは「a peaceful holiday(穏やかな休日)」です。パリのヴィンテージショップに並ぶコットンのブラウスのイメージに、今の空気感をプラスした、爽やかなコレクションを見せています。
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◇ブラスバンド(brassband)
 ブランドを手がけるのは、デザイナーの藤澤豊生さん。ワイドなシルエットのデニム・ジーンズをズラリと展示していたのが印象的です。
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2018年12月11日 (火)

2019春夏プラグイン展 初出展が過半数と多彩な顔触れ

 2019年春夏ファッションとライフスタイルの合同展「プラグイン(PLUG IN) 」が、この10月24日~26日、渋谷ヒカリエで開催されました。リリースによると、26回目となる今回は146社が出展し、その内75社が初出展と過半数を占め、出展の内訳は、レディスウェアが全体の23%、バッグ21%、アクセサリー20%、シューズ12%などとなっています。
 多彩な顔触れの今シーズンですが、ここではレディスウェアを中心に、とくに素材やモノづくりにこだわるブランドや洗練されたカジュアル感を打ち出しているブランドをいくつかご紹介します。

◇シンヤセキ (shinyaseki)
 パリで毎シーズンコレクションを発表している、関 慎也さんというデザイナーのブランドです。「目に見えないものにこそ価値がある」をコンセプトに、独自の立体裁断で、サイズや形が変化するデザインを手がけているといいます。素材はすべて日本製だそう。
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◇ポルス(POLS)
 播州織の産元商社「丸萬」が手がけるブランドです。クリエイティブディレクターを務めるのはテキスタイルデザイナーの梶原加奈子さん。
 従来の先染め織物を一新する色彩感覚や織組織によるストールやバッグなどが人気を集めてきましたが、今シーズンはアパレルにも進出。ブースではレディス中心にブラウスやワンピース、ボトムなどを発表していました。
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◇ポーシャル(POUSHAL)
 ワールドアンバーが手がけるブランドで、ナチュラル感があってエレガント。素材も高級感があります。
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◇インナーマインドクロノロジー (inner mind chronology)
 昨年の秋に立ち上げたというユニセックスブランドです。デザイナーは小栗香代子さん。コンセプトは100年先に届ける「Made in Japan」とか。
 1900年代初頭のヨーロッパの“働く人”をテーマに、不変のよさを追求し、職人のモノ創りにこだわってデザインしているといいます。
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◇ブークス・ブーク(Bookth:book)
 フリンジなど装飾のあしらいや色使いの豊かさが印象的です。他にないデザイン性の高いアイテムが多く、魅せられました。
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◇Dsofa
 ブランド名の「Dsofa」は、「D」がDesign やDress、「s」がSky blue(空色)、「fa」がFashionから造語とか。エレガントでリラックスした雰囲気のあるコレクションで着心地よさそう。
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2018年12月10日 (月)

2019春夏「ソレイユトーキョー」展 新形式も変化して

 2019春夏のファッションブランド合同展が、この10月末、数多く開かれました。その一つが東京・恵比寿で開催された「ソレイユトーキョー」展です。(昨夏に訪れたときのブログ記事 2017.9.6付け を参照してください。)
 本展が他と少し違うのは、出展者がその場にいないスタイルで行われていることです。出展者はハンガーラック1本、棚1段から、低コストで参加できるようになっています。これから新しく打って出ようという新進ブランドにとっては参入しやすい新形式の展示会といえます。
 2015年にスタートして以来、この形式で行われてきましたが、7回目を迎えた今回、少し変化してきました。それはショールーミング・エリアが新設されたことと、アドバイザー制の採用です。後者は、有力セレクトショップや百貨店のバイヤー、ジャーナリストといったアドバイザーのコメントが出展者にフィードバックされる仕組みといいます。これにより次につながるビジネスができるとよいですね。

 とくに印象に残ったブランドをご紹介します。

 ショールーミング・エリアでは、「ミドラ(MIDDLA)」が出展していました。
Img_84151  ミドラはAFWT東京コレクションでコレクションを発表しています。(このブログ2018.11.13付け参照) ここでは二部構成のショーの前半に登場したウエディングドレスのようなフォーマルな装いをマネキン展示していました。来場者からの評判も上々だった様子です。

Img_84211  バッグの「タッコ(TACCO)」も注目されます。これはイタリアのラボ・キゴシ(RABOKIGOSHI)のオリジナルブランドで、TACCOとはイタリア語で「ヒール」の意味だそう。バッグもヒールパンプスの様に女性を美しく魅せる存在でありたいという、デザイナーの思いが込められたブランドです。
 ナチュラルレザーを用いたデザインは機能的で、つくりもシック。人気を集めそうです。

 広々としたホールには、ラックがずらりと並んでいました。
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Img_84411  右は、セイジ イノウエ Seiji INOUEのコーナーです。「be mixed」をテーマに、大きな木の葉モチーフのアイテムを見せていました。

 トークショーなどのイベントもあったとのこと、これからが楽しみな展示会です。

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2018年12月 6日 (木)

「スポーツはファッションのスーパースター」寄稿

 ここ数シーズン、ファッション業界にかつてないほど大きな影響を与えているのがスポーツです。そこで「スポーツはファッションのスーパースター」をテーマに、一般財団法人日本綿業振興会発行の機関紙「COTTON PROMOTION コットンプロモーション」(2018年秋号)のコラム「マーケティング・アイ」に寄稿しました。
 本紙と併せてご覧下さい。
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2018年11月28日 (水)

2019春夏「PR01. 」トレードショー 注目のブランド

 今回もアマゾンファッションウィーク東京(AFWT)と同時期に、「PR01. 」トレードショーが、東京・恵比寿で開催されました。

Img_78591  「ワンオー」が主催する本展には、国内外から厳選49ブランドが出展し、3日間で2,500人の来場があったと発表されています。
 全体にアジア系やメンズ、ストリートブランドが多かったようです。こうしたなか、注目したレディスブランドを3つ、ご紹介します。

ティート トウキョウ(tiit tokyo)
 ブランドを手掛けるのは、岩田翔さんと滝澤裕史さんのデザイナー・デュオです。テーマは「レトロフューチャー」で、ノスタルジックな要素を上手く組み合わせて、今風のファンタジーに仕上げています。その手腕は、さすがですね。
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 AFWTでのランウェイショーを見損なってしまったので、ここで見ることができてよかったです。

カッティーシオマラ(KATTYXIOMARA)
 1999 年に北ポルトガルの港町ポルトで創業したという、ポルトガルを代表するブランドです。
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 パリやニューヨークでもコレクションを発表しています。
Img_78701 今シーズンは目の覚めるようなクリアな色調のシンプルでスポーティな感覚のドレスを提案。構成主義のポスターにインスパイアされたというプリントのドレスもエレガントで人気を集めそうです。

Furugi ni lace Rowrunder
 古着のリメイク風コレクションを見せるブランドです。レースやシフォンなどロマンティックな雰囲気の素材を、ニットやスエット、デニムなどにあしらったストリート感覚なワードローブが目に付きました。
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2018年11月26日 (月)

国際福祉機器展 骨折を防ぐ「プロテクト介護機能衣料」

 先般、東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展で、ユニフォーム類の企画販売を手がけるメーカーのユニコ(UNICO)が出展し、「プロテクト介護機能衣料」を提案していました。
 これは、転倒で起こり得る骨折などの発生を低減・軽減することで二次的問題を予防することを目的とした、新しい発想の「転倒時衝撃軽減服」です。
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 デザインを手掛けたのは、小林由則さん。大手アパレルでパターンやデザインに従事し、中国企業のディレクターを務めた後、帰国して介護資格を取得。現在、介護の現場で介護機能衣料の研究開発を行っているそうです。
 企画構想4年、介護現場4年、サンプル開発2年を費やし、今回初出展したといいます。

 介護機能衣料といっても、見た目は普通のジャージ上下、つまりスウェット(トレーニングウェアともいう)です。生地は綿/ポリエステル混。
 ですから普段着として、いつでもどこでも昼夜を問わず、Img_72391jpgまた男女両用で着用することができます。東日本大震災の際、被災された方々にとってもっとも重宝した服は、ジャージだったという話を伺ったことを思い出しました。

Img_72321  プロテクトとあるのは、保護機能のあるパッド(右写真)が、肩や肘、膝、でん部、大腿骨部に縫い込まれているからです。これにはバイクなどのモータースポーツで使用されている保護ウェアのノウハウが取り入れられているそうです。シンプルで格好良く仕上がっているのは、この手法にあるようです。
 パッドは低反発性のあるウレタンのような素材でパンチング(穴あき)されていてしなやか、もちろん家庭で洗濯可能です。その衝撃吸収力については、伊藤忠ファッションシステム繊維技術室の落下衝撃試験で確認されており、現在特許出願中といいます。

 超高齢社会となり、思わぬ転倒で高齢者の約1割が骨折するというデータも出ています。大腿骨骨折で寝たきり----というのも他人ごとではなくなりました。
 この「プロテクト介護機能衣料」は、骨折を防ぐ必要最低限の保護を実現するもの。しかもスマートに見えます。誰もが「あったらいいな」と思うような服になるに違いありません。
 今回、出展して高評価が得られたという小林さん。今後の商品化や販路開拓への取り組みを期待しています。

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