ファッション・アクセサリ

2019年2月21日 (木)

パリの「メルシー」10周年記念で“メルシー・ラ・ローブ”

 パリで必ず訪れるのが「メルシー (Merci=“ありがとう” の意味)」という北マレにあるセレクトショップです。 毎月特定の分野の商品に焦点を当て、それにより装飾が変わります。ですからいつ来ても新鮮な感覚で刺激されます。
 このメルシーも今年で早くも創立10周年を迎えるそうです。そこでこれを記念して、今月は“メルシー・ラ・ローブ(Merci la robe)”をテーマに、女性らしい自然な魅力や繊細さ、自主性を称えようと、ローブ(ワンピース・ドレス)をクローズアップしていました。
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 正面に設置された大型の円形ベールの内側には、明るく楽しい、軽やかなドレスがいっぱい。プリントなどちょっとレトロな柄物も豊富です。
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 今春夏、ファッションの主役は陽光に映える美しいドレスといえそうです。

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2019年2月18日 (月)

ロンドン「スウィンギングロンドン ライフスタイル革命展」

 ロンドンでは今回、ファッション&テキスタイルミュージアムに行ってきました。訪れたのは初めてでしたが、ロンドンブリッジ駅から徒歩5分、ピンク色の目立つ建物でわかりやすかったです。ここは英国パンクのアイコン、デザイナーのザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)が2003年に立ち上げたミュージアムだそう。行ってみるまで知りませんでした。

 ちょうど企画展「スウィンギングロンドン:ライフスタイル革命/Img_21301テレンス・コンラン―マリー・クワント Swinging London: A Lifestyle Revolution / Terence Conran ― Mary Quant」がスタートした日で、小さな館内は人でいっぱいでした。

 20世紀英国の歴史の変革期、“スウィンギングロンドン”と呼ばれた時代、とくに1952年から1977年までを取り上げ、当時ライフスタイル革命を起こしたテレンス・コンランとマリー・クワントにスポットが当てられています。
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 テレンス・コンランはサーとして叙勲された家具・インテリアデザイナーで、ザ・コンランショップの生みの親です。またマリー・クワントは1960年代にミニスカートで一大ブレークしたファッションデザイナーです。この二人は親交が厚く、マリー・クワントの物議をかもした「バザー Bazaar」に続くセカンドショップのデザインはテレンス・コンランが手がけたといいます。またテレンス・コンランは、1964年に初のライフスタイルショップ「ハビタHABITA」を立ち上げました。
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 本展は、ショッピングに革命を巻き起こした二人の仕事を軸に、当時の生活スタイルを掘り起こす興味深い展覧会でした。今人気のライフスタイルショップのルーツを探る良い機会にもなるのでは---。なお会期は6月2日までです。

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2019年2月 5日 (火)

文化ファッション大学院大学ファッションウィーク

 今年もファッション分野に特化した独立大学院、文化ファッション大学院大学のファッションウィーク(BFGU FW)」にご招待していただきました。
 まずシンポジウムが行われ、「変革するファッション・プラットフォーム」をテーマに、話題のプラットフォーム・ビジネスを展開する企業の代表や、モデレーターの文化ファッション大学院大学ファッションマネージメント専攻教授 首藤眞一氏が登壇しました。
Img_04241_2  パネリストはアマゾンジャパンのバイスプレジデント、ファッション事業部門 統括事業本部長のジェームス・ピータース氏、エアークローゼットの代表取締役兼CEOの天沼 聡氏、それにシタテルの代表取締役兼CEOの河野秀和氏です。
 最初にジェームス・ピータース氏が、アマゾンの3つの柱という、品揃えと価格、最高のカスタマーサービスについてスピーチ。ファッション分野での成長も著しく、取引ブランドは2018年、1,000社以上といいます。
 次に天沼 聡氏が、これまでにない洋服と出会うシェアリングの楽しさを、最後に河野秀和氏が衣服生産のプラットフォームについて述べられ、近未来のファッションビジネスの世界をディスカッション。
 時代は今、大きく変わろうとしていることを改めて感じさせられました。

 次にファッションデザインコース2年次修了のファッションショーが行われました。
 一人ひとりがテーマを持ち、作品を発表するランウェイ形式です。10名のうち9人が外国人で、日本人デザイナーは、唯一人、石川智弘さんだけでした。

Img_04631 上は石川智弘さんの作品、“IF I MOVED ME”。不完全のバランスが見事でした。

Img_04781jpg  上はペンウォンシリペンワディさんの“KINOKO”テーマの楽しい作品です。

Img_04911  全体にレベルの高い、素晴らしいコレクションで、感銘しました。

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2019年1月28日 (月)

イッセイ ミヤケの新作バッグ「オビ」と「コンブ」展

 イッセイ ミヤケの新作バッグ「オビ(OBI)」と「コンブ(KONBU)」の企画展が2月18日まで、東京・六本木の21_21デザインサイトのギャラリー3で開催されています。

Img_02991  入場すると窓側に、「コンブ(KONBU)」のバッグがズラリと並んでいます。
 なめらかな質感で、立体的な形状を保ちやすい硬さ、色揃えは21色もあり、鮮やかな彩りも楽しい!

 このコンブの製造の裏側も紹介されています。
Img_02871  素材は小松精練改め小松マテーレ(このブログ2016.3.12付け参照)のポリエステルとナイロンです。その特殊な細い糸を無縫製ニット編機で巨大なバッグに編み上げ、加工により4分の1のサイズに圧縮し、その後染料で染めるという独自の方法でつくられているのです。その工程が順を追って、わかりやすく展示されていました。

Img_02791  上の写真は「オビ(OBI)」です。これは平面に畳まれたときに形状が帯のように見えるのが特徴のバッグです。熱で硬化する特殊なポリエステル糸使いのジャージーで、バッグの形に裁断裁縫し、折り畳んで熱のプレスを施したものといいます。カラーは日本的な漆の黒と朱、紫紺の3色です。

 いずれもイッセイ ミヤケのモノづくりの根本にある「一枚の布」という考え方でつくられているバッグで、さりげなく「和」の美を感じました。世界中で広く人気を集めそうです。

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2019年1月26日 (土)

「ここのがっこう」10周年記念展 パワフルな作品ズラリ!

 「ここのがっこう(coconogacco)」は、ファッションブランド「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」のデザイナー、山縣良和さんが主宰するファッションスクールです。立ち上げたのは2008年といいますから、早いものですね。今年初め10周年を迎えて記念展を開催するというご案内をいただきました。私はベルニサージュ(展覧会前日のパーティ)に行けなくて---、残念でした。でも先日、会場の東京・浅草橋にあるCPK GALLERYに行って来ました。早くも今日が最終日です。

 ホールに並んでいたのは修了生や現役生の作品です。円形にズラリ!と並んでいるのは、これまで見たことがないような形や色、素材使いの独創的なクリエイションです。「ファッションとは何か」を考え、心の内面と向き合いながら制作されたものといいます。どれも力強くてパワフル、キラめくようなオーラを発散しているようでした。
 「ここのがっこう」のこの10年を振り返ると、もう「すばらしい」としかいいようがありません。卒業生は延べ800人を超え、東京コレクションの有力若手というと「ここのがっこう」の出身者が目立ちます。最近は国際的な舞台で活躍する人材も輩出しています。

Img_02211jpg  上写真の中央は、「パーミニット」のデザイナー、半澤慶樹さんの作品です。その両側、右隣には、「LVMHプライズ」のセミファイナリストに選ばれたデザイナー、青木明子さんの作品、その左隣にはファッションブランド「コトハヨコザワ」を手掛けるデザイナー、横澤琴葉さんの作品が展示されています。

Img_02221  写真右の中央の黒いコスチュームは「ITS」でグランプリを受賞したデザイナー、西山高士さんの作品です。

 そうした若者たちが、これからの日本のファッション界を引っ張る原動力になっていく---。ほんとうに頼もしい。

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2019年1月25日 (金)

モード・イン・フランス展 ⑵ ホール出展ブランドから

(昨日のブログの続きです)
Img_97991  大ホールでの展示ブランドの中から、注目したブランドをご紹介します。

アイス・キモー ICE KIMÖ
  これはフエゴグループの新ブランドです。南極旅行中に着想を得たそうで、ブランド名はエスキモーに因んでいるといいます。

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 異素材やテイストの違うもの同士を組み合わせたデザインで、ダウンジャケットやパーカはフェミニンで洗練された感覚に仕上げられています。スポーツとファッションを融合させた新しい世界観を感じるブランドです。

メゾン・レネール MAISON LENER
 冬らしいトーンに際立つ鮮やかなカラーを加えたコレクションです。人気はクラシックなコートやジャケットなどアウターで、とくにアルパカが好評といいます。
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 素材は日本製が多いそう。プルミエ―ルヴィジョン・パリで日本の生地に注目し、仕入れているとのことです。

メイド・イン・センス MADE IN SENS
 2011 年にスタートし、すべてフランス製でサステナブルをうたうブランドです。
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 アーティストとコラボレーションし、時代を感じさせる「アーティー・シック」なトップスやワンピースを展開しています。

フレッシェ FLÉCHET
 世界に名だたる帽子メーカーで、今回初出展です。

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Img_97741jpg  1859年、リヨンで誕生し、うさぎの毛を使ったフエルトで帽子をつくったのが始まりといいます。
 人気は皮革調に仕上げたものや、ヴィンテージ感覚のものだそう。

ロレール LAULHÈRE
 フランス南西部のバスク地方にあるベレー帽のメーカーです。1840 年創業といいますから、フランス最古のブランドともいえます。

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 モード・イン・フランス展には既に5年、出展していて、日本での売上も年々増加しているとのことです。

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2018年12月28日 (金)

「テンボ」全ての人が笑顔になれるファッションショー開催

 先月末(11/24~25)、代々木公園で開催されたファッションとアートのイベント“ヴィント・エイジ(BE Vint-Age)”で、「テンボ (tenbo)」のファッションショーが行われました。
 会場は、ケヤキ並木の両側に屋台が立ち並ぶ、にぎやかな通りの真ん中に赤いカーペットを敷いただけの青空ランウェイです。障がいのある方も健常者を介して、みんな一緒に、笑顔でウオーキングしていました。
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Img_91821jpg  からだに障がいがあるという可愛らしい子どもたちも元気に出演して楽しそうでした。

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 「テンボ」は、年齢、国籍、性別、障がいの有無を問わず、誰もが笑顔になれるファッションを発信しているブランドです。デザイナーの鶴田能史さんが、「全ての人が着ているだけで幸せになる、機能性もファッション性もある服」を提案しようと、2015年に立ち上げました。その頃私は何度か取材させていただき、記事にまとめています。(このブログ2015.10.21付けを参照) 
 鶴田さんはブランドテーマとして、「ユニバーサルデザイン」ではない、「ピープルデザイン」という言葉をかかげています。より人に寄り添いたい、人のためにデザインしたいという、気持ちのあらわれと受け止めています。
Img_92011_2  出演したモデル全員で記念撮影。右の一番端が鶴田さんです。

 なおブランド名の「テンボ」は、スワヒリ語で「象」の意味だそうです。優しいだけではない、ときに群れを守ろうと闘う強い象が、ブランドイメージと重なります。
  
 たくさんの壁を乗り越えて、こんなにもステキなショーをされた鶴田さん。頭の下がる思いで会場を後にしたことでした。

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2018年12月27日 (木)

毎日ファッション大賞「トーガ」の古田泰子2度目の大賞

 2018年(第36回)「毎日ファッション大賞」表彰式が、11月22日、東京・恵比寿で開催されました。
 大賞を受賞したのは、「トーガ(TOGA)」の古田泰子デザイナー、新人賞・資生堂奨励賞は「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」の青木明子デザイナー、また鯨岡阿美子賞は、資生堂「花椿」のデザインおよびアートディレクターを40年間務められたという仲條正義氏、また話題賞はゾゾ(ZOZO)「ZOZOSUIT」でした。
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 古田デザイナーは、昨年の20周年記念のショーが評価され、9年ぶり2度目の大賞受賞となり、「身が引き締まる思い」と感想を述べていました。

 青木明子デザイナーは「さらなる精進をして来年も新しいものを見せる」と意気込みを語り、表彰式後に2019春夏物をランウェイショー形式で披露。ホテルの一室をイメージして創作したという、少しアンニュイ(物憂げ)な感じのするコレクションです。
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 受賞した二人の女性デザイナー、今後の活躍がますます楽しみですね。

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2018年12月24日 (月)

マックスマーラ展 巨大なテディベアコートのデジタル展示

 先月、大阪に行く機会があり、阪急うめだ本店で開催されていたマックスマーラ(MAX MARA)の「アイ ラブ マックスマーラ(I LOVE MAX MARA)」」展を見て来ました。終了間近なタイミングでした。
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 マックスマーラといえばコートというように、コートに焦点を当てた展覧会でした。1951年の創業以来のアーカイブが資料とともに展示されていました。
Img_86141  右は、1981年に発表された“101801”のコートです。
 マックスマーラの代名詞ともいえる上質のキャメル色のコート、これはその代表的なものです。2016年に復刻版が出て、話題を集めましたね。
 デザインしたのはフランス人クチュリエのアンヌ・マリー・ベレッタです。
 キモノスリーブ、6つボタンの完璧なプロポーションで仕立てられています。
 素材はウール/カシミヤのビーバー仕上げです。
 エレガントで着心地がよいと、長く愛されてきた理由がわかります。

 広場には、何と巨大な“テディベアコート”がデジタル展示されていてびっくり! テディベアコートはマックスマーラの新しいアイコンコートなのです。
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 スイッチボタンを押すと、プロジェクションマッピングにより色や柄が変化していきます。コートのデザインを体感できる新形式のインスタレーション、私も楽しませていただきました。
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 マックスマーラの世界観を堪能した印象的な展覧会でした。

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2018年12月13日 (木)

2019春夏プロスペール展示会 有力新進ブランド集めて

 先日、プロスペールの展示会に行って来ました。プロスペールは、ファッションのPR会社で、昨日のこのブログに掲載したパッサージュ展を手掛けるなど、多くのブランドやプロダクツのアタッシェ・ド・プレスとして活動されています。
 東京・南青山にあるオフィスで催された展示会には、有力新進ブランドの来春夏もの商品が集まっていました。

◇チョノ(CHONO )
 デザイナーは福岡出身の中園わたるさんで、ブランド名の「チョノ」は愛称とか。ブランドを立ち上げたのは2014/15秋冬物からで、2018年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門で入賞した、期待の新進です。
 コンセプトは「イマジン・ファブリック・フォー・ライフスタイル (imagine fabric for lifestyle)」で、日本の産地に特化したファブリックによるレディスウェアが中心。何人もの職人の手を渡って商品が出来上がっていることを伝える品質表示ラベルを付けて、商品化されているのも、服への愛着をかきたてられます。
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 2019年春夏は「BON VOYAGE-南仏への旅」がテーマ。美しい海や花々に囲まれた南仏の街、イエールをイメージし、ジャカードやレース、ピンドットのプリントなどのドレスを提案。上品でシック、それでいてさりげないノンシャランス感に好感させられました。

◇カミシマ チナミ イエロー (KAMISHIMA CHINAMI YELLOW)
Img_93021  北海道が拠点のアパレルメーカー「ティスリー」のブランドの一つ、カミシマ チナミ イエローは、毎シーズン、大胆なオリジナルプリントが人気です。
 2019年春夏は「混彩 (MY MIXING)」をテーマに、水や風、虎、花など様々な自然の造形をリズミカルに有機的に組み合わせたモチーフで、カジュアルな遊び心を提案。
 異素材のコントラストで表現される立体的な質感や、ヴィヴィッド、パステル、モノトーンといった彩りのミックスも、コレクションを明るく楽しい感じに見せています。

◇ライフ ウィズ フラワーズ (LIFE WITH FLOWERS. )
Img_93001jpg  「スタンダードを大切に、遊び心のある新しさ」を提案するライフ ウィズ フラワーズ。

  今シーズンは「ユーモアのあるエスプリ」で、コレクションを展開しています。ユーモアとは、人を和ませるような味付けを加え色付かせるものだそう。

 清潔感のあるシンプルなデザインのコレクションに注目です。

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