ファッション・アクセサリ

2017年7月24日 (月)

ジャパンエキスポ ⑶ ジャパン プロモデルコレクション

 パリのジャパンエキスポでは、「ジャパニーズ・ビューティ」を世界に発信する「ジャパン プロモデルコレクション」が行われていました。これは本物のプロモデルになるためにコンテストで選ばれたモデルたちが、ウォーキングするファッションショーです。

 このショーのための作品を手がけたのが、長野市在住の墨絵画家で版画家、きものリメイクデザイナーの海沼永子さんです。
Img_85181  海沼さん(右)は初のパリデビューで、モデルを使ったショーをするのも初めてとか。
 墨絵作家とは思われない、色鮮やかなきもののリメイク・コレクションを披露しました。

 スタートはあでやかな打ち掛けスタイルです。
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 次いで浴衣、それにエレガントなタウンドレス、ビキニスタイルの水着も登場しました。

 フィナーレは華麗なイブニングドレスで締めくくり、モデルたちとともにご自身のブースに戻って写真撮影です。
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 エントリーされたモデルさんたち、良いお仕事が待っているといいですね。

 最後に、今回初めてジャパンエキスポを視察して、かなり日本文化にシフトしていると思いました。ジャパンエキスポはマンガやアニメから始まったイベントですので、ロリータ的なカワイイファッションが中心なのではと想像していたのです。それは少し違っていたようです。西洋の若者たちは、日本の伝統やライフスタイルの方に、むしろ大きな興味を持っていると感じました。

 日本の魅力を楽しく理解する、その橋渡し役となっているジャパンエキスポ。ビジネスを考える上でも、今後ますます注目ですね。

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2017年7月23日 (日)

ジャパンエキスポ ⑵ WABI SABIで続々キモノデビュー

 今回のジャパンエキスポ・パリで、盛り上がっていたのが「WABI SABI(ワビ サビ)」パビリオンです。日本文化を発信して、今年で7年目の出展になるそうです。 
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Img_83901  エリア内では「道」をテーマに茶道や書道など、イベントが多数行われていました。また伝統文化の振興や地域発展に取り組む地方自治体の参加が目立っていたのも特徴です。

 高知県の須崎アンバサダー・プロジェクトや唐津焼、美しい書、コケシなど日本の様々な特産品が紹介されました。

 こうした中、私が注目したのが、一人で簡単にキモノを着ることができる「ワン・ツー・キモノ」です。上下に分かれているセパレート式キモノで、下はスカートなので足を突っ込んでそのまま持ち上げるだけです。
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 開発したのは、リノーズ代表の照沼範子さんです。パターンは洋服の手法でつくられていて、生地も洋服地が使われています。
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 ブースでは、試着サービスを無料で行っていて、1日に100人もの人が試着したとか。まさにキモノデビューする人続々です。
 右は着付けする照沼さん。
 
 長襦袢からキモノ、それに帯を締めて、5分もあればきちんとした感じにキモノを着付けられるといいます。お値段は全部揃えて7~8万円ぐらい。この「ワン・ツー・キモノ」、日本でも広がりそうですね。

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2017年7月22日 (土)

ジャパンエキスポ ⑴ パリでニッポンの夏祭り

 ニュースで話題の「ジャパンエキスポ(JAPAN EXPO)」が、6~9日開催され、この最終日に間に合い、行ってきました。
Img_83611 これは毎年パリで行われている日本のポップカルチャーと伝統文化の祭典で、今年で18回目を迎えます。
 往きの電車内では早くもコスプレ姿を見かけました。駅へ着くと会場へ、長い行列ができていて、仮装した人たちと一緒に延々と大行進です。入り口までの距離が遠かった! 
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 4日間で24万人を集めるという一大フェスティバルです。大混雑は仕方がありません。

 内部はもうニッポンの夏祭り状態でした。東京・原宿の大賑わいを感じました。
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 フランス人の日本好きは、まさに噂通りでした。
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Img_84331  マンガやアニメ、ゲームの世界から飛び出してきたようなコスプレを決めた人たちの中に、キモノを着た男女も目立っていました。

 キモノもたくさん販売されています。
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Img_84721  キモノの着付けコーナーもあります。

 ステージでは、阿波踊りやヨサコイ音頭がくり広げられ、太鼓や三味線が響き、まさに「お祭り」です。
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Img_84491jpg  寿司弁当はもちろん、おにぎり、タコ焼きにヤキソバを求める人でいっぱい。屋台はとにかく混んでいます。
 和食コーナーでは日本の食品メーカーが大忙し。とくに味の素の冷凍餃子や唐揚げの試食会は大人気でした。

 ゲームコーナーは大勢の人だかりです。
  ポケモンブームは相変わらずすごい! ポケゴー、続いています。
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 コスプレ大会が行われていて、通路や広場はヒーローやヒロインスタイルであふれていました。
 皆、撮影に夢中です。
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Img_84031 居合道や剣道などの武道場もあり、練習に励んでいる姿も印象的でした。

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2017年7月21日 (金)

イッセイミヤケ・ミラノ店 歴史的建造物に現代性吹き込む

 ミラノで、この3月にオープンしたイッセイミヤケの旗艦店に行ってきました。ショップデザインを担当したのは吉岡徳仁氏です。この春開催された「スペクトル」展(このブログ2017年3月11日付け)など、このアーティスト/デザイナーの仕事に興味を持っていたこともありました。
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Img_94601jpg お店はモンテ・ナポレオーネ通りを一歩奥に入ったバグッタ通りにある邸館です。 吉岡氏はこの重厚な歴史的建造物に現代性を吹き込んでいました。空中に浮遊する緑の円盤は「歴史と未来」をつなぐ象徴のようです。緑色は自然の緑地を表しているのでしょう。

 洗練されたシンプルの極致ともいえる空間に、イッセイミヤケの代表的なブランド「プリーツプリーズ」やバッグの「バオバオ」シリーズ、香水などがすっきりとディスプレーされています。

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 階段上には、何とプリーツプリーズのキモノが展示されていました。
 このブランドのテクノロジーと手仕事の融合を印象づける一品です。

 

 2階にはメンズウェアなどが整然と置かれていて、その広さにもびっくり! 
 約500㎡あるといいます。

 ちょっと禅寺の庭でも歩いているような雰囲気を感じながら巡りました。

 古さと新しさが醸し出す、これまでにない視点の調和がそこに! 大人の街、ミラノにぴったり、と思ったことでした。

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2017年7月19日 (水)

ミラノ 「リナシェンテ100周年 イノベーションの歴史」展

  このところ、セレブなブランドの歴史をたどる動きが顕著です。ミラノの有名百貨店「リナシェンテ」も今年創業100周年とのことで、これを祝うイベント「リナシェンテ100周年 イノベーションの歴史」展が行われていました。場所はミラノの中心地、ドゥオーモの横にある美術館「パラッツォ・レアーレ」で、9月24日までです。
 私もミラノウニカ終了後の時間を利用して、見に行ってきました。
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Img_98411jpg_3  リナシェンテの始まりは、1865年に遡るといいます。服地と仕立てを業としていた店を1917年にボルレッティ卿が買い取り、現在の名称に改められて、今に受け継がれてきたのですね。
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Img_98471  展覧会では、その長いブランドの歴史を、ポスターや写真、イラストなど様々なアーカイブで辿ります。

 1950~60年代のファッションも並んでいます。

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  リナシェンテは日本の百貨店と比べれば小規模ですけれど、感性豊かな商品を揃えています。  

 新しくできたウイメンズウェア館は、スポーツやアスレジャーに特化した売り場になっていて、ちょっと驚きました。アメリカン?なイメージで、エレガントな大人向けという殻を見事に打ち破っていたからです。
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Img_94281_3  時代の変化によって、伝統も少しずつ変わっていきます。
 リナシェンテの新しい顔を見て、改めてそう思いました。

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2017年7月11日 (火)

今夏のファッションは80年代風!

 パリやミラノの街でファッション・ウオッチングしました。

Img_8787j1pg 日本同様、何しろ暑いので、すべてが夏姿です。

 女性ファッションでは、80年代風がフラッシュバックしているかのようでした。
 中でも目につくのが、アシンメトリック(左右の異なる非対称)なカットです。

 写真のようなワンショルダーは日本でも流行っていますが、こちらでもよく見ます。
 肩を見せる袖のつくりもキュートでカワイイ!です。

Img_87891  ボトムでは、ゆったりと幅広いフレアパンツが人気です。

 ウエストを絞るシルエットになりますが、全体にリラックスしていてはきやすいですね。

 中でも目立つのがプリントなどの柄ものです。モチーフは圧倒的に花で、ボタニカル調の花模様が多く見られます。

 アシンメトリーにフレアボトム、それに肩見せなど肩を強調するデザインは、まさに80年代を思い出させます。 この秋へ続く注目のファッションでしょう。

 ファッションは気づかぬうちに変わっていきます。

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2017年7月 8日 (土)

2018春夏モーダ・イタリア/シューズ・フロム・イタリー

 早くも2018春夏向けコレクションを発表する「第51回モーダ・イタリア/Img_83521jpg 第61回シューズ・フロム・イタリー展 (イタリア貿易振興会主催)」が、この4~6日、ベルサール渋谷ガーデンで開催されました。

 出展したのは、142社(アパレル関連51社、レザー関連35社、シューズ関連55社)です。
 会場には明るい爽やかなカラーが目立ち、盛況の様子でした。

 初日に行われた記者発表会に参加しました。
 最初にイタリア大使館l駐日イタリア臨時代理大使ロレンツォ・モリーニ氏が「洗練されたクラフトへの関心から、イタリア製品に注目が集まっている。イタリアブランドの普及に尽力する」と挨拶。次いで同大使館貿易促進部部長アリスティデ・マルテッリーニ氏が「日本のアパレル市場はデータを見ると芳しくない。しかしアパレル輸入に占めるイタリアのシェアは横ばいか、あるいは少し増えている。日本は引き続き重要な市場」と述べ、イタリア貿易促進機構評議員ジュゼッペ・マッツァレッラ氏も「イタリアは高品質なモノづくりで世界のファッションリーダーとなっている。9月11~24日開催のミラノファッションウィークに来て欲しい」などと語られました。

 最後にトレンド・リサーチャーのロベルト・コルベッリ氏が、2018年春夏のトレンドを映像を紹介しながら解説しました。そのポイントは次のようです。
 世界は早いリズムで動き、ウエアラブルなツールが重要になり、世界は小さくなる。バーチャルが拡がる一方で、本物やリアルが求められ、クオリティへのニーズが高まり、職人の力がリバイバルする。またスポーツやウエルネスへの関心が強まり、アレルギーフリーが鍵になる。女性市場のパワーが強まり、オートクチュール未満プレタポルテ以上の「ドゥミ・クチュールDemi -Couture」が台頭する。これはイタリアにとって大きなチャンスといいます。
 挙げられたキーワードは「サスティナビリティ」、「シェアリング」、「イノベーション」、「ウエルネス」、「カスタマイゼーション」、「アシスタンス」、「カルチャー」、「テクノロジー」、「タレント」、「トレランス」、「エクセランス」、「ダイバーシティ」。

 テーマは下記、4つです。
 ⑴シェード・オブ・ピュアリティ SHADE OF PURITY ― 白をベースにペールカラー、冷たい光沢、なめらかさなど。
 ⑵ポエティック・カルチャー POETIC CULTURE ― 世界中の文化の混淆、中世やルネサンスムードにエスニック・ミックス。
 ⑶ニュー・オプティミズム NEW OPTIMISM ― デジタルカラーやスポーツムード、マリーンからのインスピレーションなど。
 ⑷バック・トゥ・ブラック  BACK TO BLACK ― 黒はマストとなりグレーも。白と赤も差し色として不可欠。

 来シーズンはまたしても永遠の黒が復活するというのが印象的でした。果たしてどうなることでしょう。私も注目してみています。

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2017年7月 7日 (金)

JAFIC懇親会でデザイナーと素材産地のコラボ作品を披露

 日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)が6月30日、東京ミッドタウンで開催した総会後の懇親会に行ってきました。

 会場には、JAFICプラットフォームに参加するデザイナーが素材産地メーカーとコラボレーションして制作した作品、60点が、尾州、播州、遠州、石川の素材産地別に展示されて、壮観でした。 Img_82891 上は播州産地コーナーです。

 懇親会では、冒頭、廣内 武 理事長が「ファッションは生活に活力を与えるもの。 ワクワク、ドキドキ感を提案し、お客様が元気になるように、そして業界が明るくなるようにしていきたい」と挨拶。

Img_82981 新体制となった役員紹介の後、今秋冬コレクションショーが行われました。

 デザイナー、30名が各1点ずつ作品を披露しました。

 左は、ヒスイ(HISUI)ブランドを手がける伊藤弘子さんの作品です。

 ショーの運営を任されたのは学生たちで、一般大学のファッションサークルなどの仲間たちといいます。

 

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 ショー終了後は、デザイナー自身が作品の側に立つなどの思いがけない演出もありました。

Img_83171_3  右は、インプロセス(IN PROCESS)のデザイナー、大原由梨佳さん。隣のモデルは大原さんが「イースト・ミーツ・ウエスト(東西の出会い)」をテーマにデザインしたシックなプリントドレスを着装しています。

 アパレル企業とデザイナー、素材メーカー、それに学生との交流がより一層深まった印象のイベントでした。

2_2  帰りがけに、「チームベンチ(TEAM BENCH)」のバッジ(左)が配られました。これはファッションで障がい者スポーツを応援し、その輪を日本全国に広げたいというプロジェクトです。
 今秋から始動するとのことで、購入金額の一部が日本障がい者スポーツ協会に寄付されるそうです。

 JAFICの取り組み、ますます期待しています。

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2017年6月23日 (金)

UKカルチャー回顧展「71-84」パンク盛りの時代リアルに

 1971-84年における UK カルチャーといえばアングラなサブカルチャーです。中でも70年代後半にイギリスで生まれたパンク・ロックにはものすごい勢いがありました。
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 当時を回顧する展覧会「71-84」が今、東京・神宮前のThe Massで行われています。Img_82291パンクやニューロマンティック真っ盛りの時代でした。その一時代を築いた様々なカルチャーが、ポスターや写真、イラスト、それに実物も、リアルに展示されていて、「エーッ、こんなの初めて!」とびっくりするような資料もありました。15歳未満入場禁止は納得です。

 パンクファッションの女王、ヴィヴィアン・ウエストウッドがマルコム・マクラーレンと1971年に立ち上げたブティック「セックス」、1976年には改名されて「セディショナリーズ」となっていく、そんなシーンも一コマ一コマ見ることができます。
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Img_82511jpg_2 上はアナーキー・シャツです。
  マルクスやナチなど、政治運動に絡んだ反体制ファッションがあったことなどが思い出されます。
 ちなみにパンクとは俗語で「青二才、チンピラ、役立たず」の意味です。当時の若者たちの反逆精神が蘇って、ちょっと身震いを覚えたほどでした。
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 パンクにインスパイアされたファッションは、今も連綿と引き継がれています。
 ファッションデザイナーを志す人は必見の展覧会でしょう。
 なお開催は25日までです。お急ぎください。

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2017年6月16日 (金)

AW17/18 ユキコハナイ 「やわらかなクローゼット」

 花井幸子デザインチームが手がける「ユキコハナイ (Yukiko Hanai)」の2017/18秋冬もの展示会が、6~7日、東京・千駄ヶ谷で行われました。
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  テーマは「やわらかなクローゼット」で、クリスマス・シーズンに向けて、個性的なコートやドレス、ロングスカートにフレアパンツ、ニットウェア----。それらにリボンやコサージュ、刺繍など、装飾ディテールもたっぷり。とはいえ取り外しできるところがポイントで、シンプルにも着こなせる汎用性のあるデザインになっているのが、うれしいところです。

Img_79411 コートの上に重ねたファンシーなベストや、襟のようなふんわりしたスヌード、ファー使いなど、美と機能が兼ね備わっていて、工夫されています。
 素材はラメ入りのツィードやベルベット、アルパカやモヘア、光沢のある高密度素材などゴージャスなものばかり。ちょっとスイートなプリントなどのパターンも魅力的です。

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ハナイらしい、若々しくフェミニンなラグジュアリー感あふれるコレクションでした。

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