ファッション・アクセサリ

2019年11月13日 (水)

2020春夏RFWTシンヤコヅカ 日常生活イメージする布使い

 最近はコレクションをインスタレーション形式で発表するブランドが増えています。「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」もその一つで、私はその後の展示発売会を拝見しました。
 ブランドを手掛けるのはデザイナー小塚信哉。日々出会う普通の衣服や風景にインスピレーションを受け、ワークウェアやユニフォームが持つ機能性・匿名性をベースに活動しているといいます。

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Img_01231  今季はヤンファミリー(JANFAMILY)の写真集「ORDINARY LIFE(平凡な生活)」をヒントに制作。使われている生地も日常生活をイメージさせる実用的な布です。
 軽く薄いけれどしっかりとした自然素材が中心。台所用リネンや布巾からリビングのソファ、クッション生地など。
 ベーシックなものをパターンや組み合わせワークでいかに新鮮に見せるか、そんな実践をされている興味深いコレクションでした。

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2019年11月12日 (火)

2020春夏RFWT「トクコ・プルミエヴォル 」陽気なバハマ

 デザイナーの前田徳子が手がける「トクコ・プルミエヴォル(TOKUKO 1er Vol)」が、今季もRFWTに参加し、渋谷ヒカリエにて2020年春夏コレクションを発表しました。
 Img_99231pg テーマは陽気な「バハマ」です。
 フロリダ半島の東沖に点々と連なる島々の国で、いっぱいの陽光が降り注ぐビーチでゆっくりと過ごす時間は極上のパラダイス---。
 リラックスしたシルエットに開放感あふれるカラーパレットで描くグラフィックなプリント模様、南国風の花や植物のモチーフも。
 バハマののびのびとした暮らしを洗練されたエレガントなスタイリングで表現したドレスが印象的に映ります。
 時折、ドレッドヘアのメンズも登場しました。
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Img_99341  賑やかな“ジュンカヌー”ビーチのリズムに包まれたバハマワールドを堪能したコレクションでした。

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2019年11月11日 (月)

2020春夏RFWT 「チノ」 シックなフレンチスタイル

 デザイナー茅野誉之が手掛ける「チノ(CINOH)」が、RFWT渋谷ヒカリエで2020年春夏メンズとウィメンズの合同コレクションを発表しました。
 思い出に残るモノづくりを理念に掲げ、東京のストリートをベースに、遊び心と高揚感を持つ大人のリアルクローズを提案するブランドで、11月22日オープンの渋谷パルコにブランド初の直営店をオープンするなど、ビジネスも順調の様子です。
  今季のテーマはシックなフレンチスタイルです。
Img_98671  バスクシャツやボーダー、セ―ラーといったマリンアイテムからココ・シャネル風のコーディネートまで、細部にこだわったコンテンポラリーなデザインで、小粋なパリジャン、パリジェンヌ風のルックを見せています。
 素材は軽やかな薄地を中心にコットンやリネン、シルキーなタッチのものなど。オリジナルのスカーフ柄を組み合わせたジャケットも目新しく映ります。
 カラーもフランス国旗を思わせるトリコロールが多く、シーズンのフレンチシックなイメージを強調していました。
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2019年11月10日 (日)

2020春夏RFWT 「トモ コイズミ」 夢見る幻想的なラッフル

 先シーズン、ニューヨークコレクションでデビューした「トモ コイズミ」が、今季RFWTに参加して表参道ヒルズのスペース オーにて、2020年春夏コレクションを披露しました。ブランドを手掛けるのは衣装デザイナーの小泉智貴です。ニューヨークで一躍時の人となり、今年の毎日ファッション大賞では特別賞も授賞して、一大ブレークを巻き起こしています。
 Img_98351 そのファーストルックは真っ白なラッフルで盛り上げた白鳥のようなドレスです。リボンの装飾はテーマが「ギフトボックス」だからでしょう。
 次第に色彩がカラフルになり、イマジネーション豊かにふくらんだ鮮やかなフリルの華やかなドレスがステージを乱舞しました。
 オーガンジーの積み重なったラッフルが羽根のように震えています。
 それはまさに夢でも見ているかのような幻想的な光景でした。

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 現代はこのような遊び心のあるファンタジーが求められる時代なのかもしれません。そんなことを思いながら、コレクションを楽しませていただきました。

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2019年11月 9日 (土)

2020春夏RFWT 「スリュー」古着アップサイクルテーマに

 デザイナーの植木沙織が手掛ける「スリュー(SREU)」の2020春夏コレクションを拝見しました。このブランドは「フルギニレース」の名称で2016年にデビューし、RFWTランウェイショーで「スリュー」に改称したといいます。

Img_9782  元「フルギニレース」というように古着のアップサイクルがテーマのブランドで、今シーズンは新品のファブリックを組み合わせて古着をリメイク、オリジナリティのあるコレクションを見せていました。
 端切れのパッチワークに繊細なオーガンジーやレースを組み合わせたアシンメトリックなカットのドレスなど、古さを感じさせない旬なファッションです。
 カジュアルなデニムやTシャツの要素もそこかしこに散りばめられています。
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 クリエーションにサステナビリティという社会性を持たせた、東京コレクションでは希少なブランドです。今後が楽しみです。

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2019年11月 8日 (金)

2020春夏RFWT 新人デザイナーファッション大賞イベント

 今季RFWTではイベンも多数開催されました。その一つが「2019 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のジョイントショーと表彰式です。これは若手デザイナーの登竜門となっているコンテストで、1984年にオンワード樫山により創設され、これまでに数多くの著名デザイナーを輩出してきたといいます。応募数で世界最大級のアマチュア部門に加え、2011年にスタートしたプロ部門では、世界で活躍できるデザイナーを発掘してビジネス支援が行なわれています。

 今回、渋谷ヒカリエにて実施された表彰式では、アマチュア部門でエスモードジャポンの田村奈々さんが大賞を、プロ部門では「ポートヴェル(PORTVEL)」のデザイナー濵田博昭さんが最高賞の東京都知事賞を受賞しました。
  
Img_97291jpg  上はアマチュア部門で大賞に輝いた田村奈々さんの作品で、テーマは「女性のための女性服」。 アシンメトリーなドレスで女性の体の美しさを表現したといいます。賞金100万円が贈られました。
 
Img_97551  上はプロ部門で東京都知事賞を受賞した「ポートヴェル」の濵田博昭さんです。
Img_97201jpg  シンプルで機能的であると同時に、現代のファッション感覚をさりげない表現で見せています。
 
 このプロ部門では「ポートヴェル」の他、「ベース マーク(BASE MARK)」、「meagratia(メアグラーティア)」、「P.E.O.T.W AG(ピーイーオーティーダブリュー エージー)」の3ブランドもショーを発表しました。
 ちなみに入賞者は全部で10組です。入賞者は「CREATORS TOKYO」の一員として、国内外の展示会やショールーム出展、ショーの開催、商品企画のディレクション、商標登録や経営に関する相談など、様々なビジネス支援を最長3年間にわたって受けることができるそうです。今後の活躍が期待されます。

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2019年11月 7日 (木)

2020春夏RFWTノブユキ マツイ「水鏡」循環のメタファー

 デザイナーの松井信之が手掛ける「ノブユキマツイ(Nobuyuki Matsui )」による2020春夏コレクションのインスタレーション展示が渋谷ヒカリエコートで行われました。
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 ダークなブルーの空間が広がる中、天井からは無数の氷柱のようなガラスが吊り下がっています。フロアには藍色に染めたたくさんの古着が敷き詰められています。その真ん中に深いブルーの袖のない上着を着装したボディが置かれていました。ガラスが散りばめられていて、まるで凍り付いているかのようです。ボタンも無論、透明なガラス製です。
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 テーマは「水鏡」です。水面は自身の姿を映し出します。鏡がなかった時代に水の反射は容姿を確認する手段だったのです。自然がつくり出した水鏡に服はどのように映るのか、今季はそこから発想し、コレクションを制作。「水鏡」を循環のメタファーととらえ、長く使える服を目指して、職人の手仕事による丁寧な服づくりにこだわられたといいます。
 サステナビリティという社会問題に取り組むデザイナーの姿勢に、改めて敬意を表します。

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2019年11月 6日 (水)

2020年春夏RFWT「レインメーカー」漂う和のムード

 京都を本拠地に活動する「レインメーカー(RAINMAKER)」がRFWT3日目、2020年春夏コレクションを開催しました。ブランドを手掛けるのは、デザイナーの渡部 宏一と岸 隆太朗のデュオです。
Img_96451   会場となった渋谷ヒカリエホールには創業300年の老舗松栄堂の香も用意され、気品のある香りが辺りを包んでいます。
 登場したのは和のムードを漂わせるメンズファッションです。
 着物や羽織、作務衣、半襟、帯---のエッセンスを採り入れた「和モダン」な紳士服が次々に目の前を通り過ぎていきました。
 小花柄のジャカードや深みのあるパープルの絞り染めをデザインしたウェアも---、洗練されてシックでした。
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 「洋」の世界に「和」の文化を見事に融合した印象的なコレクションでした。

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2019年11月 5日 (火)

2020春夏RFWT 「ネグレクトアダルトペイシェンツ」

 音楽プロデューサーの渡辺淳之介が手掛ける「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)」がRFWTの渋谷ヒカリエで、2020春夏コレクションを発表しました。
Img_96241  今シーズンはデザイナーが若かりし頃に憧れたファッションをランウェイで表現したといいます。
 それは「好きだったけれど、そんな風にはなれなかった」というイメージが詰まったファッションです。
 一言でいえば「ヤンキー」風。ウィキペディアによれば、ヤンキーとは「周りの目よりも仲間と過ごす楽しいひと時を大切にし、そのためなら暴力も厭わない」という志向を持つ少年少女を指す、とあります。

  そんな若者たちの間で流行った「ジベタリアン」も登場。地べたに座って食事するパフォーマンスを見せるシーンも見られました。Img_96311
Img_96401  楽しそうに見えて、暗い影のあるパンキッシュなコレクションでした。

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2019年11月 4日 (月)

2020年春夏RFWT「バルムング」“1985” テーマに近未来

 「バルムング(BALMUNG)」を手掛けるのはデザイナーのHACHI(城下 龍一)。2018年度の「Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」で東京都知事賞に選ばれたのが思い出されます。
 今季もこのRFWTの主会場、渋谷ヒカリエにて2020年春夏コレクションを開催、懐かしくも近未来感を覚えるショーを展開しました。
  テーマは“1985”で、デザイナーの生まれ年であるそう。
Img_96151jpg  ランウェイの中央には当時を思わせるブラウン管テレビやスーパーファミコン、障子などが設えられています。
 モデルたちはそんなノスタルジックな空間の周りをウォーキングしました。
 白を中心に、色はあってもブルーのみという、モノトーンの組み合わせがクールです。
 シースルー素材やシルバーの光りも目に付きます。
 レギンスやフォトプリント、ロゴマークなどスポーツのディテールもそこかしこに。
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  Img_96171  シンプルで、それでいて遊び心に満ちているコレクションでした。

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