ファッション・アクセサリ

2020年9月25日 (金)

2021春夏エズミ 隈研吾の「負ける建築」を発想源に

 「エズミ(EZUMi)」はファッションデザイナーの江角泰俊さんが手がけるブランドです。
 江角さんといえば、JALの新制服のデザインを担当されたり、つい最近も三陽商会の「ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」のクリエイティブディレクターに起用されたり、活躍されています。Img_04871  このほど2021年春夏コレクションを公式サイトで発表、同時に展示会を東京・神宮前のRi Designにて開催しました。

  注目はやはりポスターなどに掲載されているトレンチコートを再構築したアイテムです。
Img_04851  着想したのは建築家の隈研吾が提唱する「負ける建築」だそう。
 負ける建築とは、従来の大きくて景観を仕切る建物ではない、環境に馴染む「接合する」建物という考え方です。

 今シーズンはこのアイデアをファッションに落とし込み、とくに日本の伝統工芸との融合に挑戦。
 とくに竹細工技法の「やたら編み」をヒントにしたデザインは印象的です。

 環境に溶け込む心地よいムードとクラフトマンシップを両立させた独自のクリエーションに、私も目が点!です。

 南青山のサニーヒルズを会場に撮影したという3Dポートレートショー(https://ezumi.jp/参照)もすばらしい出来栄えで、建物の中を歩いているような錯覚に陥りました。

 ブランド独自の世界観に、今後も期待しています。

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2020年9月24日 (木)

2021春夏ヨウヘイ オオノ 機能的でモード感たっぷり

 「ヨウヘイ オオノ (YOHEI OHNO)」はデザイナーの大野陽平さんが手掛けるレディスファッションのブランドです。このほど東京・赤坂の日本服飾文化振興財団で行われた2021春夏ものの展示会に行ってきました。
Img_04761 会場には洗練されたドレスが並んでいます。
 女性のボディラインに沿いながら、流れるように落ちるストレートなシルエットは、すっきりとして美しく、感動しました。
Img_04811  アートや建築、工業デザインなどに着想し、構築的な感覚のコレクションを展開しているといわれるブランドですが、これ(写真右)は正面から見る と、神社の社殿を思わせるようなつくりにも見えます。

 デザインのポイントとなっているのは、ウエストのベルトです。
 抑えたベルトがドレスのきちんと感を演出すると同時に、体型に応じて着心地を調整できるようになっています。

 機能的でモード感もたっぷり。
 優しい上品な色使い、素材も心地よいやわらかな感触です。 

Img_04781  着る人の身体に負担をかけないユニバーサルファッションが、ここでは自然な形で実現されているように思いました。

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2020年9月23日 (水)

2021春夏ベースマーク   「ニット&タイ」をテーマに

 「ベース マーク(BASE MARK)」は、1751年創業の老舗繊維商社タキヒヨーのウィメンズブランドです。このほど東京・代官山で展示会を開催し、2021春夏の新作を発表しました。
 ブランドを手掛けるのはデザイナーの金木志穂さんです。今シーズンは「ニット&タイ(Knit & Tie)」をテーマに、糸が編まれて紐になったり、柄をつくったり、また結んだり。 
  とくに日本文化を象徴する「結び」をイメージし、金具などで留める代わりに、Img_03691jpg ウエスト結びパンツや巻きスカート、結ぶベルト類など、たくさんの結びを散りばめたデザインを提案しています。
 また編み地ならでは菱型モチーフも今季を特徴づける柄で、ニットからプリントまで、様々なアイテムに見られます。
 シルエットはストレートをベースに、ボディと生地の間に余白をもたせ、やわらかな女性美を表現しているといいます。

 キーカラーは梨色で、肌に心地よい天然の原料にこだわり、自然が生み出す表情や質感を重視しているそう。

Img_03661_20200922111201  自然の豊かさや実りの喜びを感じさせる魅力的なコレクションです。

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2020年9月22日 (火)

2021春夏ディスカバード ヴィンテージとのミックス

 デザイナー木村多津也さんと吉田早苗さんが手がけるメンズファッションブランド「ディスカバード(DISCOVERED)」が、東京・代官山で2021年春夏ものの展示会を開催しました。
 今シーズンは “COME PLAY WITH ME” をキーワードに、ヴィンテージの要素をミックスさせた新作が印象的です。
Img_03501jpgImg_03581 Img_03531  クラシカルなジャケットの背部にヴィンテージなロックバンドTシャツのモチーフをコラージュしたり、二枚のチェック柄コットンのネルシャツを解体してチャイナ風シャツに仕立て直したり、ヴィンテージのスエットを再構成したり。
 
 右は、心地よさそうな毛足の長いソフトなコットンパイルのカットソーです。USミリタリーの「B7フライトジャケット」風にレザーテープがあしらわれています。
 
 アーカイブや残布も上手に使って、持続可能なサステナビリティとデザイン性のあるファッションを両立させた、このブランドらしいコレクションです。

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2020年9月20日 (日)

2021春夏ロキト 「THINK ABOUT」コロナ後を想像して

 ロキト(LOKITHO)は "精神的に成熟した女性のための洋服"をコンセプトにハイクオリティな服作りで注目されているブランドです。
 その2021春夏もの展示会が、先週、東京・渋谷で開催されました。デザイナーの木村晶彦さんは、何気ない日常や人との交流といった、今まで当たり前のように存在していた事柄に思いを馳せ、「THINK ABOUT」をテーマに、コロナ収束後の新しい生活を想像しながらコレクションを制作したといいます。Img_05171
Img_05161  会場にはモノトーンの優美なロングドレスが並びます。
 素材はコットンのエンブロイダリーレースやクルーニーレース、小花や植物の刺繍、シルク楊柳、しなやかなポリエステルデシンなど。
 
 こういう時代だからこそ、装う喜びを取り戻して欲しい、というデザイナーの気持ちが伝わるコレクションです。

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2020年9月19日 (土)

2021春夏 サカヨリ カットの美しさ映えるコレクション

 ビギグループの「サカヨリ(SAKAYORI.)」が先日、ビギ本社にて2021春夏展を開催しました。
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 Img_03471jpg ブランドを手掛けるのはデザイナーの坂寄順子さん。
   パタンナーとして経験と実績を積まれてデザイナーに転身されたという方だけに、カットの美しさが映えるミニマルなコレクションです。

 シャープで立体的なシルエットのトレンチコートや、スッキリとしたラインのスエットに惹かれます。

 流行や年齢にとらわれない、無理のないデザインに好感しました。

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2020年9月18日 (金)

2021春夏ミントデザインズ “Very Best,”をテーマに 

 「ミントデザインズ(mintdesigns)」は、デザイナーの勝井北斗、八木奈央、竹山祐輔によるファッションブランドです。先日、開かれた2021春夏ものの展示会を見てきました。
 テキスタイルデザインに定評のあるブランドだけに、華やかな彩りのドレスがズラリ。Img_03741
  シーズンテーマは“Very Best,”です。
Img_03751  手紙の結びの言葉ですね。
 星型やジグザグ、猫柄モチーフのジャカードから、モダンアートのような抽象パターンや手書きアルファベット文字のプリントなど、アーカイブを今風にアレンジしたデザインも多数。
 異質なもの同士の組み合わせも洗練されて個性的です。

 さすがアーティストの顧客が多いブランドらしいコレクションと思いました。
 

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2020年9月17日 (木)

2021春夏アキコアオキ 「Watch your daughter」テーマに

 デザイナーの青木明子さんが手がける「AKIKOAOKI(アキコアオキ)」の2021年春夏展示会が先日、東京・渋谷のギャラリーで開催されました。
 前シーズンの凛々しい女性像から一転、緊張感を解いた少女の雰囲気を復活させています。
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Img_03841  テーマは「Watch your daughter」です。

 ロマンティックな花模様のドレスは、オフショルダーだったり、背中が大胆にカットアウトされていたり。
  ボリュームのあるバルーンスリーブやフリル、ギャザー、リボン結びといった愛らしいディテールもふんだんに採り入れられています。

 ロマンティックでガーリームードたっぷりのコレクションです。

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2020年9月 2日 (水)

オンライン会議用部屋着「上はビジネス、下はリラックス」

 コロナ危機でテレワークが中心になると、服装も変化します。仕事着も全身ビジネスウェアである必要はないわけです。
 そこで今、話題を集めているのが「上はビジネス、下はリラックス」の部屋着です。
  1_20200901173201  WFH Jammiesがオンライン会議に対応するために開発したもので、在宅でリラックスして仕事しつつ、ビデオ会議では相手に対してフォーマルに見せる事ができる仕様になっています。発案したのは社内デザイナーの伊藤太一氏、服のデザインから製造までを担当したのは、ファッションブランドLOKITHO(ロキト)のデザイナー、木村晶彦氏。ちなみにWFHはワーク・フロム・ホーム(Work From Home)の略です。
 
 この春ネットでこのアイテムを知り、気になっていた私。最近、この商品を東京・六本木のNY発セレクトショップ「NEW STAND TOKYO」で見つけました。上はコットンのシャツ生地で下はジャージです。シンプルでシックに仕上がっています。
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Img_02451jpg  このショップは7月末にオープンしたばかりだそうですが、このシャツは大人気で、よく売れているといいます。
 海外からの問い合わせも多いそうです。
 価格は9,900円(税込み)。
 
 新しい生活様式「ニューノーマル」を支える仕事着のアイデアとして注目です。

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2020年9月 1日 (火)

「ワコール・メゾン」“住みたくなるランジェリーストア”

 「ワコール・メゾン(WACOAL MAISON)」は、ワコールが8月26日、東京・銀座のギンザ・シックスにオープンした新店舗です。
Img_01941  邸宅のような構えの外観で、ちょっとどきどきします。

Img_01951  “住みたくなるランジェリーストア” をコンセプトにしているとあって、家でくつろぎながらインナーウェアを選ぶ環境が整っているようです。居心地よさそうなリビングや書斎のような空間が設えられていました。

  並んでいるのは「ワコールディア」や「トレフル」、「サルート」、「ハンロ」といったプレステージブランドです。今後はサイズオーダーブラの「デューブルベ」も導入の予定だそう。

Img_01971  上は「ハンロ」です。選りすぐりのコットンやテンセルなど最上質の素材使いで知られるスイスの高級アンダーウエアブランドです。
 
 試着室はバスルームをイメージしたつくりで、カップルで入れるというほど広い。
 1_20200901104601 試着にあたっては「3Dスマート&トライ(smart&try)」と呼ばれる新しいサービスを受けられるといいます。
  内部にはワコール独自の3Dボディスキャナーが設置されていて、前に立つだけで全身を5秒で計測。客はそのデータを基にAI(人工知能)と会話しながら商品をチェックしたり、プロに下着の選び方をアドバイスしてもらったり。
 
 自分にフィットしたランジェリーを選ぶのってなかなか難しいものです。でもここに来れば、きっと合うものが見つかりそう。リラックスした雰囲気で、新技術によるカウンセリングもあるのですから。
 ここはそんな新しいカタチのランジェリーショップです。

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