セーヌ川クルーズ「バトー・ムッシュ」を楽しみました!
私がパリを訪れた7月初旬、街はどこもかしこも、100年ぶりのオリンピックの話題で賑わっていました。特に注目を集めていたのは、セーヌ川で行われる開会式でした。私は友人から「バトー・ムッシュ」のチケットをプレゼントされ、オリンピック直前のセーヌ川クルーズを楽しむことができました。
セーヌ川の遊覧船に乗るなんて、何と数十年ぶりの私です。アルマ橋近くの桟橋付近の風景など、すっかり様変わりしていて戸惑いました。
日本のように暑くないパリの爽やかな風を感じながら、エッフェル塔、ルーヴル美術館、パリ・ノートルダム寺院、コンシェルジュリー、オルセー美術館など1時間かけて数々の名所を巡ります。川岸には開会式に向けて観覧席が整然と並び、準備が着々と進んでいる様子が見受けられました。選手団がこの川を船で進むのかと思うと、感慨もひとしおでした。普段見る歴史的建造物も、船上から眺めるとまた異なる趣があり、とても新鮮な体験でした。
写真は、セーヌに架かる橋の中でも最も美しいと言われるアレクサンドルⅢ世橋を通過した際に撮影したものです。鉄のアーチ構造や華やかな装飾を間近で見ることができました。
もう一枚の写真は、ノートルダム寺院の裏側です。工事用の柱が立ち並び、オリンピックには間に合わなかったようです。今年中に一般公開される予定とのことですが、船から見た限りでは、まだまだ工事が続きそうです。
水質は以前より改善されたとはいえ、人が泳げるほど良好とは思えませんでした。それでもトライアスロン競技が強行されたのは、パリ市長のプライドがかかっていたからではないかと感じます。この問題はパラリンピックが始まっても、依然として解決されていないようです。
帰国後、テレビでパリ・オリンピックを観戦しました。セーヌ川でのクルーズ体験があったからこそ、その感動が一層大きかったのだと感じています。
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