「レ・ブルーとイヴ・クラインの出会い」展 スポーツとアート
パリ・オリンピック開催でスポーツムードが高まり、スポーツとアートの融合が注目を集める中、シャンゼリゼ通りのロンポワンにあるオークションハウス、アールキュリアル(ARTCURIAL)で、「レ・ブルーとイヴ・クラインの出会い」展が開かれていました。
「レ・ブルー」はフランスのスポーツチームの愛称で、サッカーやラグビーの青いユニフォームからこう呼ばれるようになったといいます。
またブルーと言えばフランス人アーティスト、故イヴ・クラインの神秘的な青色「クラインブルー」が有名です。ここでは、イヴ・クラインのアーカイブの支援によって制作されたフランスのスポーツ選手たちの象徴的な品々が展示されていました。
あのサッカーのジネディーヌ・ジダンのジャージや、ブラヒム・アスロームのボクシンググローブ、トニー・エスタンゲのヘルメット、テディ・リナーの黒帯なども出品されていました。
7月26日からはオークションに出されることになっていましたから、今はもう誰かの手に渡っていることでしょう。最低でも5,000ユーロが必要となるため、誰もが購入できるわけではありませんが、収益金は社会的排除と闘い、スポーツへのアクセスの不平等と闘い、困難な状況にあるスポーツ選手や女性を支援する「Le Sport a du Coeur」協会に寄付されるとのことです。
このオークションは、アートとスポーツが一体となり、社会貢献へと繋がる意義深い機会を提供しました。人々の心を動かし、未来の可能性を広げる一助となることを期待しています。
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