AW25/26PVパリ(30)日本企業④ 一ひねりしたプレミアム
プルミエールヴィジョン(PV)ファブリックで、プレミアムリラックス、シャツ、プリント、アパージーンズウェアは自然素材の多い分野です。出展した日本企業は、いずれもそのプレミアム感を一ひねりして、目新しさを演出していました。
<プレミアムリラックス>
シバヤ Shibaya
客の入りが今一だったといいますが、自然素材の「天日干し」は引き続き好調とのことです。
また今期は過酷な環境にも耐えるコーデュラナイロン使いを提案。右のリップストップが人気といいます。
<シャツ>
桑村繊維 Kuwamura
前シーズンの2月展に比べ、人が少ない様子でした。
人気素材はチェックよりストライプの方だそう。
右は、小さいシワがより多く入るように工夫したマグ・ワッシャー加工のオーガニックワッシャーストライプです。
ヨーロッパ向けにオーガニックコットンやリサイクルコットン使いを増やしているといいます。
植山テキスタイル(Maruwa) Maruwa by Ueyama Textile
初日は来場者が多かったそうですが、全体的に少ないとのこと。
好評なのは、左の立体感のある洗い加工のコットンチェックや、右のインディゴ染めによる手仕事感のあるシリーズといいます。
<プリント>
北高 Hokkoh
リピーターが中心で、いつもに比べて活気がない様子でした。
とはいえ前回同様、ムラ染めや刺繍入りに引き合いが多いとのことです。
右は、コットンボイルのカットジャカードプリントです。
<アパージーンズウェア>
クロキ Kuroki
この前の2月展より2~3割、来場数が少ないとのことですが、固定客の心はしっかりつかんでいるようでした。
人気は日本独特のシャトル織機で織ったセルヴィッチデニムとキッパリ。
この伝統的な製法によるデニムが、高く評価されていることを改めて認識しました。
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