AW25/26PVパリ (31) 日本企業 ⑤ ニットは「違い」を強調
ニット分野に出展した日本企業は、独自の付加価値で「違い」を強調していました。
<ニット>
エイガールズ A-Girls
今期はブース面積を3分の1、縮小していましたが、来場者の数や質に変わりはないといいます。但し前回から来場者の顔が見えにくくになったとも。
目玉はスパイバーとのタイアップで、ブリュードプロテイン100%やコットン混が人気だそう。
また先染めボーダーで、右のようなシャドー調グラデーションのもの、綿100%。
さらに、重要なのが光沢感、マーセライズド加工やレザー風に加工したコットン、ウールも光沢を強めに出して合繊風に見せたものが好評。
右は、シルク/コットンの艶のあるベロア。
同素材でファーパイルも。
エコでは、原料そのものの色で染めない無染色への関心が高いといいます。
東紀繊維 Toki Sen-I
人の入りは前回の2月展よりも多く、新規も増えているとのこと。
裏毛の人気が続いていて、とくに日本のものは好評だそう。
右は、コットン/ウールの縮絨裏毛です。
またオーガニックコットンについて、この言葉がよく聞かれたのは3年くらい前のことで、現在はあまり言われなくなったといいます。
ミナミ Minami
来場者数は前回並みといいますが、大手が少なく中小が多いのが気になるそう。
右は、好評だったという裏パイルで、表は無地、裏がカスリ調の先染めのもの、綿100%です。
森下メリヤス工場 Morishita
昨年の7月展と比べると人が少なく、少し残念そうでした。
今シーズンは、とくにエコな糸や繊細な編地にこだわった編地を充実させていました。
右は、超細番手糸のウールとリサイクルポリエステル混のものです。
八木 Yagi & Co
場所が良くなったこともあり、来場者は前回よりも多く、手応えを感じている様子でした。
ウールの裏毛や裏パイルに加えて、綿の二重織や厚地の綿サテンといった織物も好評といいます。
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