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2024年3月17日 (日)

「アライア/グレ モードの彼方に」展 似ている二人

 アズディン・アライア財団ではアライアとマダム・グレが初めて一堂に会した展覧会、「アライア/グレ モードの彼方に」が開催されていました。
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 Img_26191 二人のドレスは対に並べられて、まるで対話をしているようでした。この二人は実は一度も出会ったことがなかったといいます。でもこのようにディスプレーされると、とてもよく似ていて、作品解説プレートを見ないと区別がつきませんでした。アライアはマダム・グレに相当、親近感を持っていたのでしょう。
 写真左は、グレ シルククレープのカクテルドレス 1956年春夏オートクチュールコレクション、右は、アライア シルクシフォンのドレス 1990年春夏オートクチュールコレクションです。
 デザインと製作のすべてをマスターした最後のクチュリエと言われるアライアですが、一方で彼は偉大なコレクターでもあったのですね。アライア財団の目録には、マダム・グレのドレスが700着も収められているといいます。彼がいかにマダム・グレの仕事を尊崇していたかが分かる数字です。
 実際、マダム・グレが1930年代以降、芸術の域に高めたドレープ技術を、アライアはロングプリーツドレスに具現化しています。グレはドレープで、アライアはカットで、流れるようなシンプルなドレスの傑作を生み出しました。
Img_26061  また二人は彫刻家を目指していたといいます。展示されていた60点の作品にはそこかしこにその片鱗を見ることができました。それは彫刻家のように身体の形を切り出した、浮き彫りの彫刻のようなドレスです。
 まさに時代を超越したドレスの数々、圧巻の美しさでした。
 写真左は、グレ シルクファイユのカクテルドレス 1960年代のオートクチュールコレクション 右は、アライア ロングドレス 2017年秋冬オートクチュールコレクションです。

 最後に、今回から2階に展示室ができていて、その丸窓からアトリエを見ることができました。

Img_26401  上が初公開されたアトリエ風景です。

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