« 「ファッションとスポーツ ~表彰台から別の表彰台へ~」展 | トップページ | パリのシテ科学産業博物館で「貴重な廃棄物」展 »

2024年3月19日 (火)

「イリス・ヴァン・ヘルペン 感覚を彫る」展 圧巻の没入感

 パリの装飾芸術美術館でイリス・ヴァン・ヘルペンのメゾン15周年記念回顧展「Iris van Herpen. Sculpting the Senses(イリス・ヴァン・ヘルペン、感覚を彫る)」が開催されています。私は渡仏する直前に事前予約し、見に行くことを楽しみにしておりました。
 期待通り、圧巻の素晴らしさでした。イリスの世界にすっかり没入し、しばらくは夢見心地で歩いていたのを思い出します。
 展示されていたのはパリのオートクチュール週間で発表したコレクション、約100点のコスチュームが中心です。そこにイリスとコラボレーションしているアーティストの作品、珊瑚や蛇などの化石が加わり、ファンタジーと神秘に満ちた演出を盛り上げていました。

Img_28061_20240410151801
 イリスはアレクサンダー・マックィーンに師事したとはいえ、もうファッションデザイナーというよりもアーティストです。そのテクノロジーと職人技術を駆使した緻密なクリエイションはファッションデザインの域を超えています。会場にはタイトルにある「感覚を彫る」の言葉にふさわしい実験的アプローチあふれる作品がいっぱい。目くるめくようなインスタレーションに圧倒されました。

 中でも注目したのが、日本との繋がりを感じさせる作品です。
 Img_28041_20240410151901
 上は、「水と夢」のコーナーで見た「フローズン・フォールス」と名付けられたドレス(2018年)です。日本の小紋工房のオーガンジー、ポリエステルフィルム、チュールが使われています。

Img_28111 Img_28951
 あちこちに日本の墨流しの技法も見られました。

Img_28811
 江戸時代の武将の鎧も出品されていてビックリ(写真左)。日本への関心の高さが窺われて、嬉しくなりました。

Img_29181 Img_29161jpg

 Img_29101_20240410151901
会期は4月28日まで。パリへ行ったら必見の展覧会です。

|

« 「ファッションとスポーツ ~表彰台から別の表彰台へ~」展 | トップページ | パリのシテ科学産業博物館で「貴重な廃棄物」展 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「ファッションとスポーツ ~表彰台から別の表彰台へ~」展 | トップページ | パリのシテ科学産業博物館で「貴重な廃棄物」展 »