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2024年2月14日 (水)

テックスワールド・エボリューション・パリ ⑴ その新動向

 テックスワールド(略してTW)エボリューション・パリが2月5日~7日、ポルト・ド・ベルサイユ展示場で開催されました。(このブログ2024.1.18付けも参照) 会場がこれまでのパリ郊外から市内に移転し、アクセスしやすくなり、前回展よりも活気がある、との声が多く聞かれました。

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 本見本市は今回、テキスタイルのテックスワールド(TW)と縫製品のアパレルソーシングの2つの展示会で構成され、TWには760社、アパレルソーシングには約500社が出展、中国やインド、トルコといった新興国の出展が目立ち、価格帯が異なるといったこともあり、日本からはアパレルソーシングに1社、豊島が参加しました。
 来場者は約8,000人で、そのトップ5は、フランス(全体の20%、2023年比で大幅増)、英国(8.3%)、イタリア(7.9%)、トルコ(7.2%)、スペイン(6.8%)と発表されています。

 主催者のメッセフランクフルト・フランスのフレデリック・ブジャール社長は「衣料品市場の減速にもかかわらず、ヨーロッパは繊維・製品メーカーにとって依然として主要な市場です。一部のメーカーにとっては、ロシアやアメリカ市場に重くのしかかる不確実性を相殺する戦略的な市場にもなりつつあります」と語っています。
 とくに今回、素材調達に関して、焦点が当てられていたのがニア・ソーシングでした。もちろんアジアが重要な調達先であることに変わりはありません。しかしユーザーは短納期や小ロット対応の利点から、東欧へ目を向け始めています。

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 これを象徴していたのが、アパレルソーシング展に設けられたウクライナ繊維革産業会社連合傘下の9社のコーナー(上の写真)でした。またブルガリアやイタリア、オランダの企業も、この見本市の知名度を利用して、フランスやヨーロッパのバイヤーの調達計画に自社の専門知識を盛り込むことができたといいます。

 さらに来期、TWエボリューション・パリは名称を「テックスワールド・アパレルソーシング・パリ(Texworld Apparel Sourcing Paris)」に変更するとのことです。多くのバイヤーが、素材を選ぶだけでなく、完成品を直接調達し、コレクションを補完したり、品揃えを増やしたりしたいと考えているからとか。この新しい名称には、「未来を織る;調達 | ビジネス | ソリューション」という副題が付随し、見本市の進展とサービス重視の位置付けを強化していくとも。

 市場の変化に対応するため、見本市も変わろうとしています。

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