« 25春夏MU⑽ JOBで菅井英子デザイナー「ネオ西陣」に注目 | トップページ | 25春夏MU⑿ JOB 世界に向けて発信を強化する注目企業 »

2024年2月11日 (日)

25春夏MU ⑾ JOB 初出展企業に手ごたえ

 多くの日本企業が円安環境を活かし、輸出に期待しています。ミラノ・ウニカ(MU)のジャパンオブザ―バトリー(JOB)には、5社(内1社がJOBプラス)が初出展、いずれも継続は力と次回展も参加予定で、手ごたえを感じている様子でした。

株式会社ベルテックス / BELL TEX CO.LTD.
 東京・墨田区が本拠地のニットメーカーで、フジサキグループとして輸出実績があり、まったくの初出展ではないとのこと。
 Img_22241
 ニットの中でも裏毛に強く、とくに一押しなのが、ウォッシャブルシルクの裏毛です。糸に特殊加工を施すことでシルク特有の色の白化・風合いの悪化を防ぎ、家庭洗濯を可能にした素材とか。またバランサーキュラーというニットと布帛を融合させた特殊編み機で編み立てた和紙使いのニットも出品し、好評を得たといいます。

株式会社パノコトレーディング / PANOCO TRADING CO. LTD. 
 国際的な第三者認証機関により、検査・認証されたオーガニックコットン生地の有力メーカーです。「欧州での販売の足掛かりにしたい」と今期JOB に初出展したとか。
Img_22841  今回はオーガニックコットンとオーガニックウールを打ち出していました。いずれも無染色の天然の有色素材です。コットンでは、オーガニックのエジプトギザ綿によるベルベットの艶感と肌触りのよさが印象的でした。

株式会社タケミクロス / TAKEMI CLOTH CO.LTD. 
 海外販路拡大を目的に初出展した遠州産地の企業です。得意のリネンを中心に、コーデュロイも出品していました。
Img_23131_20240219165001
 リネンは、生地を窯で高温で蒸し、ストレスフリーに染め上げたもの。遠州の乾燥風で生地を踊らせる天日干しによる、ふわふわした風合いに引き合いがあった模様です。

伊藤忠商事株式会社 繊維カンパニー / ITOCHU CORPORATION Textile Company 
 川上から川下、ブランド関連事業まで幅広く手掛けている総合商社です。「JOBに新規出展ですね」と言いましたら、逆に驚かれました。
 Img_22231
 今回は北陸産地を中心に開発した合繊アウター、レディス素材のコレクション「LIVINAX」を展開。独自のサステナブルポリエステル素材で販路開拓強化に乗り出していました。

株式会社シャンブレー / CHAMBRAY CO. LTD. 
 担当者のいない、ハンガー展示のみのJOBプラスに初出展した同社。先染め布帛生地の素材提案力と開発力に強みを持つ企業で、「THE STATES MADER」は米綿を原料にしたビンテージ素材を現代の技術を使って復刻したシリーズです。例えば、オックスフォード生地は1980年代に米国の衣料ブランドが使用していたものを再現したものとか。Img_22711_20240219195001
 また再生ポリエステル使用の「REFABRISH🄬」やオーガニックコットンのトップ糸使いの「ORGAMIX ™ 」も展示。JETROによるとサンプル依頼はかなりあったといいます。

 ところでこのJOBプラス、残念ですが今期限りで終了とのことです。コロナ禍の一時的な対応策として始まったもので、一定の役目を終えたということでしょう。

|

« 25春夏MU⑽ JOBで菅井英子デザイナー「ネオ西陣」に注目 | トップページ | 25春夏MU⑿ JOB 世界に向けて発信を強化する注目企業 »

テキスタイル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 25春夏MU⑽ JOBで菅井英子デザイナー「ネオ西陣」に注目 | トップページ | 25春夏MU⑿ JOB 世界に向けて発信を強化する注目企業 »