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2023年11月 6日 (月)

高野口パイルファブリック展 「ぷわぷわ19」

 ファーと言えばゴージャスさをプラスする憧れのアイテムです。それが近年、動物愛護などの観点から人工的に作られたフェイクファーパイルが注目されるようになり、今ではフェイク(偽)とは言えないほどに進化して、SDGsへの流れもあって「エコファー」と呼ばれています。
 この「エコファー」の日本における唯一のパイル産地が、世界遺産高野山の麓に位置する高野口産地です。この9月末の27~28日、今回で19回目となる高野口パイルファブリック展「ぷわぷわ19」(主催 紀州繊維工業協同組合) が表参道にて開催されました。
 Img_85341jpg  
 出展したのは新たに2社の染工場を含む12社です。生地ハンガー総数は600点以上とのことで、各社が同型のベストとクッションを各々のイチ押し素材を使用して製作展示していたのも印象的でした。

 展示では重みを増しているのがサステナビリティです。
 とくに目立ったのは、初出展したシルク100%腹巻きが人気の木下染工場と、SDGs達成に向けて取り組んでいる東陽染業です。

 東陽染業は、同じ和歌山県のニッター、今城メリヤスとコラボし、同社の吊り編み天竺に伝統の染色技術で染めた綿ニットを披露。独自技術による深みのある色彩をアピールしていました。Img_85221jpg

 杉村繊維工業の「再織」(シェニール織)も目立っていました。
 Img_85331pg これは一度織り上げた生地をタテ糸に沿って裁断し、モール状に仕上げ、そのモール糸をヨコ糸に使い再度織り上げたもので、表裏の無い美しい表情を持つ織物です。
 1柄31配色まで使用可能で、綿の持つやわらかな風合いをより艶やかに表現しています。今までにない素材を使用しての製織にも挑戦しているとのことです。

 妙中パイル織物は、同社の代表的な製品、コットンベルベットやジャガードベルベット、レーヨンファッションファー、デニムファーなどを展開。とくに豹(ひょう)などアニマルファーを模したエコファーに目が惹かれました。Img_85251

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