第96回東京ギフト・ショー秋2023⑴ 防災グッズ大賞に注目
日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市、第96回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2023がこの9月6日~8日、東京ビッグサイトにて開催されました。第14回LIFE×DESIGN、第16回LIVING&DESIGN、第34回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2023も同時併催され、総出展社数は2,982社、総来場者数は3日間合計で21万1,048人を数え、どこに行っても人、人、人で大盛況でした。
様々な商品が立ち並ぶ中、多くの人の目を集めたのが特別展示「備えプロダクトShowcase」です。今年は関東大震災から100年目とあって、防災・防犯用品にスポットを当てたこのコーナーへの関心は高く、例年以上に盛り上がっていました。
ここでは、いざというときにすぐに役立つ防災セットや、容易に設置できる見守りシステム、また普段使っている機能が災害時や防犯でも役立つアイテムなど、より手軽で暮らしに寄り添う防災・防犯商品が集中展示されています。
中でも注目されたのが、一般社団法人 災害防止研究所主催「防災グッズ大賞」です。(上の写真はギフトショーHPからのものです。) 受賞商品の中から繊維製品を2点、紹介します。
一つは、審査員特別賞を受賞した(株)ワークマンのNRP1001 INAREM プレミアム防水防寒コートです。
「INAREMR(イナレム)」とは、“ムレナイ”を実現するために同社が独自に開発した高機能透湿防水素材で、ダウン50%・機能綿50%、3層構造で、耐水圧20000mm、透湿度40000gを実現しているとのことです。
使用者のニーズを細かに反映し、機能性に優れ、普段使いする防水防寒コートで、そのまま災害時に役立つフェーズフリーのコートとなっています。価格は4,900円とコスパも最高です。
もう一つは、優秀賞を受賞した(株)ロングスのライフジャケットと一体化した「水に浮く防災リュック」です。
「胸元から浮くこと」、「仰向けに浮く」ことを想定した設計で、ホイッスルが付いていて川遊びには最適のリュックサックといいます。950gと軽量で、26Lの大容量、胸の部分には4つの収納ポケットがあり、使い勝手の良いつくりになっています。
浮力素材は大きな浮力を持つポリエチレン独立発泡材を使用、これにより顔の水没を軽減するそうです。また光に反射するテープが全方位に装着され、夜間やアウトドアシーンでも視認しやすい仕様、さらにバッグ下部に水抜き穴も取り付けられているとのことです。
他にもいろいろありましたが、割愛します。
なお、大賞は(株)ファンデクセルの「超強力消臭 Qbit いつでも簡単トイレ」と、四国紙販売(株)の「水のいらない全身キレイセット」でした。
「災害は忘れた頃にやって来る」といいます。常日頃からこうしたグッズを備えておく必要があると、改めて感じさせられたことでした。
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