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2023年9月19日 (火)

「蔡國強 宇宙遊―〈原初火球〉から始まる」大迫力に圧倒!

 今夏、国立新美術館とサンローランの共催で開催された「蔡國強 宇宙遊―〈原初火球〉から始まる」を見てきました。
 火薬の爆発による独自の絵画を開拓し、一躍時の人となった蔡國強氏。中国出身でニューヨーク在住、日本とも縁の深い現代アーティストです。何度かその作品を拝見していますが、今回はほんとうに大迫力の連続で圧倒!されました。

 会場となった国立新美術館Eホールに入ると、柱や壁を取り払った2000㎡という巨大な広場に迎えられます。タイトルの〈原初火球〉とは「ビッグバン」のことで、展示室全体が宇宙人目線でつくられた1つの作品のようになっていました。
  Img_69281
 手前には、火薬で描いた7つの屏風ドローイングが放射状に広がり、奥の方にはキネティック・ライト・インスタレーションが展開していて、「UFO」や「巨大な顔」や「うずまき」がゆっくり動きながら赤や白、青など様々な色の光を発しています。
 Img_69211  LEDを使った《未知との遭遇》と題した大インスタレーションです。見る人は作品の中を自由に歩きながら体感することができます。

Img_69041  火薬ドローイングによる《胎動外星人のためのプロジェクト》

Img_69031  《外星人のためのプロジェクト》右下から左上に向けて、巨大な足跡が徐々に小さくなるように刻まれています。まるで地上から空に向けて巨人が歩き、最後は星のように輝いて消えていくように。

Img_69151_20231004061001  《歴史の足跡》のためのドローイング部分です。実際は33mもあります。蔡氏が手掛けた2008年北京オリンピック開幕式の打ち上げ花火「歴史の足跡」が目に浮かぶようでした。

 世界各地で爆発プロジェクトを展開してきた蔡氏。サンローランのコミッションで行われた、いわき白天花火《満天の桜が咲く日》の美しい動画が見つかりましたのでご覧ください。

 宇宙が膨張するかのように拡大してきた蔡國強氏の活動をたどる、壮大な旅路のような一大個展でした。

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