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2023年9月20日 (水)

銀座メゾンエルメス フォーラム「エマイユと身体」展

 今夏、銀座メゾンエルメス フォーラムで「エマイユと身体」展が開催されました。エマイユとは陶芸に用いられる“釉薬(うわぐすり)”のことで、釉薬がもたらす色彩や効果を用いて、身体との対話を導き出そうという趣旨の展覧会でした。
 参加したのは7人のアーティストで、それぞれ釉薬という素材に着目し、粘土と身体の関係を探る作品を出品していました。

 中でも気になった作品を紹介します。

 まずもっとも興味深く思ったのが、フランス人作家のフランソワーズ・ペトロヴィッチ氏の作品です。
Img_68931  部屋一室がこの作家の展示室になっていました。モチーフは動物や少女で、不気味な可愛さがあります。

Img_68891_20231003171601  上はポスターにもなっていた「腹話術師」という作品です。生命が宿っているような神秘的なムードがあって、ちょっと怖いような印象でした。

 もう一人は日本人作家の安永正臣氏による実験的な作品です。
Img_68971  出土品のような造形と白い石とのコントラストが見事でした。

 湯河原町を拠点に活動しているという小川待子氏の始原的な作品も面白いと思いました。Img_68851jpg  タイルの上に今にも流れ出しそうな釉薬をあしらい、様々な破片を散りばめた有機的なオブジェで、作ることと壊れることの両義性を内包しています。

 さらにジャン・ジレル氏のレコードのような「風景ディスク」。深みのある色が美しかったです。Img_68831 氏は2000年にフランスの人間国宝に認定された陶芸家だそう。

 他にもいろいろ。

 エマイユに触発されたアーティストたちが創り出した、独自の世界を体験しました。

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