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2023年6月28日 (水)

メゾン・エ・オブジェ23年9月展 エンジョイ-喜びの追求

 インテリアとデザインの総合見本市「メゾン・エ・オブジェ2023年9月展」が9月7~11日、フランス・パリのノール見本市会場で開催されます。3_20230629201901
 トレンド発信エリア「インスピレーション」のテーマは「エンジョイ‐喜びの追求」です。それは単にひとつのトレンドにとどまらない、新たな高揚へと誘うストーリーであり、これまで社会やブランドが甘んじて受け入れていた厳格さから解放される、歓喜のときを謳歌します。
 ペクレール・パリで住宅・環境・デザイン部門のディレクターを務めるパトリシア・ボーソレイユは、「不安を抱かせる状況がピークに達し、今日ではほぼ転換期にさしかかっています。」とコメントしています。「私たちは極めて理性的であるように努め、そして結局、自分たちは皆矛盾でできていることに気づくのです。ウェルビーイングのひとつのかたちを守るためには、より控えめで、独占的、そして個人的な、自己中心的と言っても過言ではない領域に達する必要があります。私たちは、楽天主義のかたちを取り戻さなければならないのです。」と述べています。
 今期は、付加価値として突飛さや大胆さ、ユーモアなどが示されているように、ウェルビーイングに最適なインテリアの心地良さを味わい、デザインによって幸福ホルモンを注入し、祝祭や独創性を好む傾向を取り戻すシーズンです。

 メゾン・エ・オブジェ9月展で見るべき「喜び」の表現として、下記3つのポイントが挙げられています。

魅惑的な表現力
 この喜びの追求の最も目立つ部分を担うのは、注目されることを恐れず、逆に歓迎するブランドやクリエーターたち。それらは自分自身の演出であり、わずか数秒で新たな衣装を纏ったり、新しい人工的なアイデンティティを装ったり。創造性に富んだ複数のアイデンティティを作りたいという欲求が見てとれます。そこには、スタジオ54やル・パラスのようなナイトクラブから蘇った魅惑的な雰囲気もあります。
 パトリシア・ボーソレイユは、「1970年代末や1980年代のグラムールやエロティシズム、突飛さといったものの一種のリバイバルがあります。若い世代は、非常に性的な美学を取り入れています。今日のデザイン活動に何らかの影響やインスピレーションを与えるような夜の世界も見てとれます」と語っています。

自由をもたらすクリエイティビティ
 今日、大人の生活に気楽な時間を取り戻したいと願う人々がいます。退行的なリファレンスや娯楽的な哲学が、彼らの日常を活気づけます。その中心的地位を占めるのは驚きで、徹底的に楽天的なアーティストや建築家、デザイナーたちは、夢想したり楽しく息抜きしたりする権利を高々と掲げます。
 パトリシア・ボーソレイユは「今日、心との関係が非常に重要です。感動やポジティブな推進力を探し求めるという考えが、まさにこの喜びの追求という動きの基盤となっているのです。」と明言しています。「私たちは、より楽しく、より表現豊かで、いっそうカラフルかつポップな領域へと踏み込みます。自らが望む未来観の無邪気ともいえる一面をもって一種のレトロフューチャリズムを考案した、1960年代の夢想家的なデザイナー世代に近いものがあります。」と続けます。

高められた繊細さ
 ウェルビーイングが本質への回帰と結びつけられると、もはや喜びは豊かさにはなく、極端に経験に基づいた探索が求められます。そこでデジタルは、新たな自己認識への、そして気楽でより遊び心があり、とっつきやすい魅力的なウェルビーイングへの入口となるのです。物質的な解釈が新たなフォルムや感覚を提案するとき、安らぎの追求は、拡張現実と感覚的没入を結びつけます。
 「触知できないものの中に、昇華された蝕知できるものを求めようとする意欲が見られます。デジタル世界で触れることのできないものを生み出してから、現実世界においてそれを再現しようとするのです。時にはより人間工学や生物物理学に基づいた、より滑らかなフォルム、素材・金属光沢・発光などの思いがけない効果、さらには全てデジタル世界にある想像物や美学から抽出された、かなり奇抜なものも生み出すことができるでしょう。」とパトリシア・ボーソレイユは主張しています。

WELL-BEING & BEAUTY
 この創意豊かなテーマのクライマックスが、新たなセクターであるWELL-BEING & BEAUTYです。心と体、そして住まいを健やかにするためのエリアで、このエリアに出展するブランドは、ウェルビーイングの幅広い領域を網羅し、独自のフィットネス・ルーティンや美容習慣の考案を可能にする製品を提案。オーガニック、環境に優しい循環性、現地生産といったポジティブな価値観を共有していることも鍵といいます。

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