「グッドライフフェア」SDGs盛り上げる体験型フェス開催
この9月23日~25日、朝日新聞社主催「グッドライフ(GOOD LIFE)フェア2022」が東京ビッグサイトで開催されました。これはSDGs(持続可能な開発目標)を盛り上げようとスタートした体験型フェスティバルです。
参加したのは約200の企業・団体で、来場者は「グッドフード&クラフト」、「雑貨&ファッション」、「健康&ビューティー」、「趣味&レジャー」など7つのカテゴリーゾーンを巡りながら、ショッピングしたり、暮らしのヒントが見つかる体験をしたり、ステージイベントを楽しんだりしていました。
私が注目したブースの製品をご紹介します
龍野コルク工業の生ごみ処理機「スマート・イータ」
機能性ビーズクッションで人気の同社が、今回新たに発表したのが、燃料も電気も使用しない生ごみ処理機「スマート・イータ(Smart・eater)」です。焼却処分される生ごみを無くして行こうと始めた取組みで、本機一台で年間約10リットルの焼却処分用燃料を使わずに生ごみを処理できるとのこと。仮に全ての世帯が燃料も電気も使わずに生ごみの処理を行えば、年間15億トンものCO2を削減することができるそうです。
屋外設置型で、構造材が発泡スチロールなので臭いが少ない上に、劣化せず高い保温性能を維持するのが特徴。有機物が分解するときに出る熱を庫内に溜めて庫内温度を高く保ち、一年中好気性微生物が活発に活動できるといいます。外気温が5度の冬でも生ごみ分解処理ができるとか。
発泡スチロールは軽量でほぼ全てリサイクルされているとのことで、このこともSDGsに値する有力材料と思いました。
島精機「BLUEKNIT store(ブルーニットストア)」
これはホールガーメント編機の島精機製作所が「廃棄ゼロ」を目指して、この9月1日に開設したオンラインショッピングサイトです。ブースでは国内のニットファクトリー、株式会社イノウエ ・有限会社佐藤ニット ・澤田株式会社 ・株式会社寺田ニットの製品が展示されていました。
ここで扱っている商品は発売後、買い戻されて、再び活用が可能なものは洗濯や修繕をしてリユース販売され、また販売が難しい状態の商品はリサイクル資源として活用されるとのことです。
現在、サステナブル糸にこだわり、廃棄ロス削減に向けた取組みの事業を行っている企業の応募を受付け中。こうした取組みは今後ますます広がりそうです。
スミノエのカーテン「DESIGN LIFE」の「JOY!」
カーテンの模様替えというと、なかなか踏み切れません。一つの窓を飾るのに10万円もかかるといいますから、買い替えは人生で3回くらいといわれるのもよく分かります。
こうした中、価格を一窓1万円台に抑えたのが同社のブランド「DESIGN LIFE」です。本展では今年新たに企画した「JOY!」シリーズを提案していました。
雪山にイエティが隠れているようなユーモラスなパターンのものがあったり---、気持ちが明るくなるような色柄のカーテンが勢ぞろい、です。
また本展会場のフロアーに敷かれていたカーペットは、同社の環境に優しいカーペットでした。会期終了後に回収リサイクルされるとのことで、ここでもSDGsが意識されていることを発見してうれしくなりました。
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