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2021年6月30日 (水)

メゾン・エ・オブジェ9月展はリアル方式で開催の予定

 「メゾン・エ・オブジェ(MAISON&OBJET、略してM&O)」は、フランス パリで年2回開催される欧州最大級のインテリア・デザインの見本市です。  
670x485_image_s21_fr_jeudi_0  プレスリリースによると9月展は9月9日~13日、パリ ノール・ヴィルパント見本市会場にてリアル方式で行われます。
 バカンス明けのパリは、デコレーション、デザイン、クラフト、そして共に生きる(元気を取り戻す)ノウハウといったテーマに彩られそうです。また同時期の9月9日~18日にはパリ・デザイン・ウィークも開かれます。可能なら私もぜひ行ってみたいと思っています。

 メゾン・エ・オブジェはこの1年半、デジタルプラットフォーム「MOM (Maison&Objet and More)」で2,000以上の会員ブランドが、プラットフォームのユーザーである22万人を超える世界中のバイヤーやプレスクリプターと常に交流してきたそう。とはいえ実際に見て、触れて、やりとりすることがやはり購買体験の決め手です。現時点で1,500を超えるブランドが出展を確定し、またビジターも展示会のリピーターである93%が、リアル開催を発表した翌日に、次回展に来場する意向を示しているといいます。
 
 トレンドでは、<WHAT'S NEW? >で挙げられている3つのキーワードが注目されます。

アーティスティック Artistic
1_20210702144501  ボヘミアンなムードの自由で活気に満ちたエスプリによる新しい表現。暖かみのある落ち着いた色調で、素材はオーセンティックなものや、ラスティックもしくはそれをより洗練させた感覚のもの。フェルトやブークレ・ウールなど天然素材の表面感がポイント。
 右は、メキシコの都市、オアハカの手織りタピストリー
 
モダナスティック Modernastic
 2_20210702144501 シンプルなライフスタイルを追求する方向。純粋さとすっきりとした感覚、ノーブルなフォルム、センシャルな素材への支持。スピリチュアルでも宗教色のない、ピュアで心地よい現代美。ミニマルかつポエティックなクリエーションが中心。
 右は、日本のマルミツポテリの菊の花をかたどった器
 

ニュートラディショナル New Traditional

4_20210702144501  超ローカルへの好み、その土地の伝統を新たに創造する動き。単なる民族的な次元を超えて、土地や職人、地元のノウハウ、伝統、素材をモノづくりの中心に置き、新しい文化を形作っていく。環境への責任、社会的公正、持続可能な開発という倫理観とも結びつくトレンド。
 右は、メロン型のピッチャー

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