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2021年5月 8日 (土)

オンライン研究会 vol.1 UNIFAサステナブルトーク 「サステナブルなファッションから見るユニバーサルデザイン」

 少し前の2月27日、私が事務局を担当しているユニバーサルファッション協会(略称 UNIFA)で初のオンライン研究会、vol.1 UNIFAサステナブルトークを開催しました。スピーカーはユニバーサルファッション協会理事でMASATO YAMAGUCHI DESIGN OFFICE 代表 / デザイナーの山口大人氏で、テーマは「サステナブルなファッションから見るユニバーサルデザイン」です。

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 「サステナビリティ」はファッションの未来を拓くキーワードと言われています。直訳すると「持続可能性」で、SDGs(持続可能な開発目標)の世界を目指す動きの総称です。「誰一人取り残さない」というSDGsの原則は、UD (ユニバーサルデザイン)の基本理念である包括性(inclusivity)と合致しています。UDとSDGsは連動しているのです。 
 ユニバーサルファッションは、UDのファッションであり、サステナブルなファッションと呼んでも過言ではないと思います。そこで今回は世界的なサステナブルファッションの潮流から見たユニバーサルデザインを語っていただき、ユニバーサルファッションの本質とは何かを改めて考えてみました。参加者は17名(内、UNIFA会員10名)でした。

 冒頭、山口氏はサステナビリティについて概説、その上で世界のサステナブルファッションの潮流を次の2つのキーワードで解説しました。
 一つは「アソシエーション」です。大きく3つ、「FASHION PACT(2019年フランスG7サミットの際、誓約されたファッション協定)」、「Textile Exchange(アメリカ母体のNGO)」、「ACT (Action, Collaboration, Transformation 労働者の生活賃金を達成する組織)」を紹介。
 もう一つは「法による規制」です。たとえば2020年にフランスで在庫や売れ残り品の廃棄禁止法案が成立し施行されたことや、2022-23年、EUが廃棄繊維製品の分別回収規制を導入、適宜リサイクルや加工を進める予定であることなど。
 欧州ではこの二つ、企業間、産業間を超えた連携で課題解決に取り組む「アソシエーション」と、「法による規制」の重要性が増しているといいます。しかもその一方で、様々な分野の人々の連携により問題解決のためのイノベーションが生まれ、そこから新しいビジネスが出現していることにも言及しました。
 次に本題のユニバーサルデザイン(UD)についての考察です。UDもサステナブルファッションのように、「アソシエーション」と「法による規制」で推進されるのではないかといいます。
 障がいと一口に言っても、医学モデルと社会モデルがあり、後者の社会モデルはその多くが社会環境によって作り出されるものです。UDを推し進めるには、社会との関係性が何よりも重要であり、「アソシエーション」と「法による規制」で社会をUDにする、それがひいては持続可能な社会をつくることになるとの考えに、私も共感させられました。
 
 ディスカッションではこの難題に参加者から様々な意見が出され、時間切れとなりました。
 次回に期待です。

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