テキスタイルネットワーク ジャパン展 「1寸先はバラ色
この10月22日~23日、テキスタイルネットワーク ジャパン(TN JAPAN)展が前回同様、東京・中目黒にて開催されました。出展したのはほぼ例年並みの約20社で、来客も多く盛況でした。
コロナ禍でしたが、リアルな生地に触れることを求めるバイヤーの期待に応えられたようです。東京まで来ることができない産地担当者とモニター越しに商談し、熱心に意見交換する姿が目立ちました。
今回のテーマは「1寸先はバラ色」です。今の縮んだ気分をファッションでバラ色に変えたい、そんなポジティブな思いに満ちたコレクションを展開しているメーカーが多く見られました。
遠孫織布(西脇産地)
播州織でもジャカード織物に特化している同社は、10年以上前の古い柄をモダンにアップデートし、手応えを得たといいます。
小ロットでの自社販売も強みです。
福田織物(遠州産地)
新しい風合いや表面感に積極的にチャレンジしています。
右下は、同社の進化系コーデュロイのブランド、“ベコ(BECCO)”の一つ。ふくらみ感がやわらかいです。コットン100%。
左下は、新作の綿/ポリエステル混ダブルクロスです。綿とポリエステルの収縮差を利用したシワの表面感が好評といいます。
辻村染織(遠州産地)
どこか懐かしい感じのカスリ織物です。
リズム感のあるデザインに惹かれました。
遠州ネット(遠州産地)
同社得意のレノクロスに水玉ブリントを施した生地で仕立てたシャツを展示。コットン100%。 製品にするとイメージがわきますね。
双葉レース(福井産地)
ラッシェルレースのメーカーで、綿や麻など天然素材を多く扱っています。
右のようなシンプルな幾何柄の人気が続いているといいます。
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