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2020年12月17日 (木)

ファッションワールド東京 昔懐かしい「ガラ紡」に出会う

 先般のファッションワールド東京で、「ガラ紡」の製品に出会いました。
 ガラ紡は、明治初期に開発された日本独自の紡績機です。ワタを詰めた筒を回転させ上に向かってひきのばしながら糸を巻き取っていくという、手紡ぎの原理を動力化した方法で糸を紡ぎ出すもので、『臥雲辰致(がうんたっち)』という発明家が発明したといわれています。ガラガラと音を立てるので「ガラ紡」と名付けられたそう。
 愛知県の三河地方で一大産地を形成したといいますが、明治中期には衰退し、洋式紡績機にとって代わられてしまいました。
 それが日本の終戦直後に復活し、落ち綿や再利用繊維をガラ紡機にかけ、糸にしていたといいます。これぞ今、言われる「リユース」ですね。この技術は改良を重ねながら受け継がれて現在に至っているのです。
 
 この昔懐かしい「ガラ紡」の製品を出展していたのが、奈良県のレッグウェアメーカーのマルエーニットです。「コットンガラボウCotton Garabou」の名称で、マスクや手袋、タオルなどの小物を中心に、リビング&ベッドシリーズとバス&キッチンシリーズを打ち出していました。
Img_2130  
 落ち綿をゆっくり紡いで糸にするので、独特の凹凸が生まれ、手紡ぎのような風合いが楽しめます。またこの凹凸が汚れを落とす役割を果たすので、石鹸や洗剤が要らないそう。
 サステナブルが叫ばれ、環境に優しい製品が求められている今、いろいろな意味で「ガラ紡」に注目です。

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