プラグイン10月展 バーチャルリアリティシステム初導入
シーズン恒例のファッションとライフスタイルブランド合同展「プラグイン」が、10月21日~23日に渋谷ヒカリエで開催されました。
延べ2,274名が来場し、多くの出会いやビジネスマッチングが実現したと報告されています。また初のバーチャルリアリティシステムが導入され、この11月からWEB上の展示場が公開されています。展示会終了後もマッチングの機会を利用できるとあって好評の様子です。
目に付いたブースをいくつかご紹介します。
東京ファッションテクノロジーラボ(TFL)
TFLが運営するファッションテックの専門スクール「Tokyo Fashion technology Lab(略称:TFL)」のAI研究会が、ファッションにおける感性分析を行う人工知能「Nadera」を公開。
「Nadera」は、感性を定量的に評価する能力を実装した人工知能のファッションデザイナーで、個人の内面や感性を捉えた「あなたを表現する服」をデザインするといいます。ファッション画像を読み込ませると、ファッション業界で広く使用される「ソフィスティケート」「エレガント」「ロマンティック」「エスニック」「カントリー」「アクティブ」「マニッシュ」の7カテゴリーに「フューチャリズム」を加えた合計8つのカテゴリーで分析し、結果をグラフで表示するとのことです。
この11月から、アパレル関連企業等に向けてB to Bサービスを開始、ここではその試行版を紹介していました。アパレルのデザイナーらしい人たちが興味深そうに説明を受けていたのが印象的でした。
RUFLEXⓇ (ルフレクス)
Reflective Design Conceptをもとに開発された特殊な再帰反射糸を用いたアイテムシリーズを展開しているブランドです。 夜間、車のライトで反射して”輝いて”見える「安心・安全」を追求したフェーズフリーコレクションで、夜間だけでなく、昼間もカジュアルにさりげなく着用できるファッション性も高く評価されていました。
クスーク(KSWK)
「シンプルな生き方は、人生を豊かにする」、このテーマをもとに大人のファッションを見つめ直したというブランドです。 コットンのカットソーを中心に、日常に寄り添う気軽さと、そっと引き立つ品を感じさせる“カジュアルリッチ”なアイテムを提案しています。
ダブルフェース トーキョー(Doubleface Tokyo)
「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」をはっきりと追跡可能な状態にする「トレーサビリティー(TRACEABILITY)」にこだわっているブランドです。 「トラッドを微妙に半歩ずらした上質な日常着」にコンセプトに、生地もオリジナルの上質な国産のものを使用。
日本製で流通経路履歴には責任を持って応えられるといいます。
ケンイチ イチカワ ホワイト レーベル (KENICHI ICHIKAWA White Label)
ミニマルアートをデザインに落とし込んだ服づくりが興味深い、クチュールブランドです。
くくり(cucuri) 400年の歴史を誇る有松絞。
その拠点で誕生したブランドが山上商店の「くくり(cucuri)」です。
絞りの中でもヒートセット技法に着眼し、現代のライフスタイルにあったデザインを展開しています。
部分的に採り入れているところが、なかなかステキ!です。
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