2021年春夏まとふ 「時のつながり」をテーマに
先月半ば、「まとふ(matohu)」の2021年春夏コレクョン展示会が表参道のショップにて開催され、行ってきました。
テーマは「時のつながり」です。
ブランドを手掛けるデザイナーの堀畑裕之さんと関口真希子さんは毎年、各地の手仕事や風土を訪ねる「手のひらの旅」を重ねています。しかし今年はその出発点に帰ろうと、あえて東京を旅したそうです。住み慣れた街ですが、“手のひら” を旅することができれば、「ここ」もまた未踏の大地になります。透けて見えてきたのが江戸の風景であり、現代に連綿と続く伝統工芸の世界だったといいます。
そんな二人が着目したのが「江戸小紋」と「江戸切子」です。今季も動画が公開されていますのでご紹介します。
「江戸小紋」の廣瀬染工場の廣瀬雄一代表や「江戸切子」の三代秀石を名のる堀口徹さんとのインタビューからは、職人さんたちの熱気が伝わってくるようです。
会場にはそれらに着想したワードローブが美しく並んでいました。
上は江戸小紋のジャケットです。
柄は江戸小紋の中でも繊細な手仕事の「鮫小紋」で、廣瀬さんが一番好きな柄だとか。
格調の高さを感じさせます。
同様に明るいブルーの江戸小紋のシャツです。
カットガラスの「江戸切子」のボタンにも注目です。
また徳島の藍染シリーズもラインナップされています。
右は、絞りを加えた新作のドレスです。
静謐な中に、華やぎのあるコレクションでした。
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