2021春夏「Xin Tokyo」 注目の新進個性派ブランド
先般の楽天ファッションウィーク東京では、開催期間内にアパレルやデザイナーブランドの展示会も数多く行われました。その一つが「Xin Tokyo」です。オープンクローズ(幸田康利代表)主催の合同展で、10月14日~16日、カシヤマ代官山で開かれました。
「ファッションでアジアとつながろう」に賛同する新進個性派ブランドが数多く集い、コロナなんかに負けない活力がいっぱいでした。
そのいくつかをご紹介します。
メグ ミウラ(MEGMIURA)
ブランドを手掛けるのは三浦メグ デザイナー。
“ニュークチュール” をコンセプトに、クチュールの立体的な美しさに現代の感性を組み合わせたコレクションを発表しています。 2021春夏のテーマは、「過去、現在、未来」。捨てられていたシルクスカーフを高温洗浄し、伝統的な着物を染める技法で染めた素材を使ったクリエーションが魅力的です。多少のシミやキズはデザインというのもいいですね。
スニュー (sneeuw)
雪浦 聖子デザイナーが手がける「スニュー」はオランダ語で「雪」のことだそう。ブランドコンセプトは「clean and humor」で、シンプルな中にちょっと楽しい仕掛けを散りばめて、日常をほんの少し浮き上がらせるような服づくりをしていきたい、といいます。 2021春夏は、コットンストライプやチェックを組み合わせたシャツや “木漏れ日”をイメージした淡い色調のプリントなど、ナチュラルでリラックスしたカジュアルなウェアが満載です。
ベッドサイドドラマ (bedsidedrama)
2006年、デザイナーの谷田浩、現代美術家のさとうかよの二人によって設立されたブランドです。デザインのヒントは、まどろみながら生きている人生でのささやかな出会いにあるといいます。 2021春夏のテーマは、このブランドらしい「Rather be sleep than boring(つまらないより寝ていた方がマシ)」。リラックス感溢れるシルエットに、アクセントを効かせたシンプルなデザインが印象的なコレクションです。
ボディソング (bodysong.)
「インプロビゼーション(即興)」がキーワードというように、既存の服を自由自在に組み合わせて、新しいアイテムに蘇らせるテクニックは圧巻です。
今シーズンもそんな個性的なワードローブをたくさん見せていました。
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