「rooms 41」展 ⑵ 注目の初出展ブランド
先般の「rooms(ルームス)41」展では、初出展したブランドが目を惹いていました。とくに注目したブランドをいくつかご紹介します。
SARTOGRAPH(サートグラフ)
ルームスの新しいクリエイター発掘プロジェクト「rooms EMERGING(エマージング)」で、約50組の中から選ばれたブランドの一つです。
クリエィテイブ・デイレクターのSHINSUKE NAKANO氏が2020年、着る人に創造性を与えることを目的に東京で立ち上げたブランドで、ブランド名のSARTOGRAPHは、「テーラリング」を意味する「Sarto」に「描く」を表す「graph」 の言葉を組み合わせて造語したものだそう。
テーマは「ノーカラーシック・ワーカーズ」で、ブルーカラーでもホワイトカラーでもない、働く人の機能的でシックなワードローブを提案しています。テーラーの確かな技術の感じられる現代的でシンプルなデザインが印象的です。
CHRISTIAN ROLAND (クリスチャン ローランド)
メンズファッションはストリート全盛からテーラードにもスポットが当てられ始めています。そこで本展で、がぜん脚光を浴びたのがCHRISTIAN ROLANDです。ホスト出身で実業家のROLAND(ローランド)氏とタキシードデザイナーの横山宗生氏によるメンズアパレルのオーダーブランドで、今秋から正式に受注を開始しているとのこと。 ブースではローランド氏が普段から着用されているベロアのタキシードジャケットやデニム、Tシャツなど、こだわりのアイテムが多数展示されて、人気を集めていました。シルエットはさすがに抜群の美しさ!
高城染工
岡山県・児島地域で伝統的な染色技法「藍染め」を手掛ける老舗「高城染工」。 ブースでは凛としたジャパン・ブルーの美しい色合いのドレスが勢揃いしていました。
SAMURAI ALOHA (サムライアロハ)
サムライアロハは仙台が本拠地のアロ ハシャツのブランドです。着られなくなったキモノ地を一着ずつ丁寧にほぐして洗い、裁断して、岩手県の縫製工場で仕立てたといいます。
アロハシャツの原点は日本の着物です。それを東北のみんなで見事に現代に復活させたのです。一点ものというのも魅力ですね。
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