21春夏パリコレクション⑼ エルメス 体を引立てるミニマル
夏は自由がはばたく季節。「エルメス(HERMES)」のアーティスティック・ディレクター、ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは2021春夏に向けて、妨げるものは何もないとばかりに、体をより美しく引立てるミニマルなシルエットを発表しています。
ロックダウン中、シビュルスキーは人間的なタッチが恋しくなったそうです。“触れる”ファンタジーを求めて、官能的なものから禁欲的なものまで、様々な角度から「肌の飢え」をファッションに表現したといいます。 しなやかにボディに沿うドレスは、水着のように背中が大きくくり抜かれていたり、ブラトップの上にシンプルなオールインワンを重ねたり、ボディスーツにストラップ付きスカートを組み合わせたり。直線的なラインも特徴的です。
洗練されたモダンなミニマリズムは、まさにこのメゾンの十八番。
繊細さと揺るぎのない構築性で、女性の強さと儚さを描き出したコレクションに、改めてこのメゾンの凄さを見ました。
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