21春夏パリコレクション⑴ 生きる喜びいっぱいに バルマン
2021春夏コレクションを発表するパリ・ファッションウィークは、9月28日~10月6日に開催され、カレンダーによると全84ブランドが参加しています。ミラノと同様にデジテルとフィジカルを組み合わせたフィジタル形式で行われ、19ブランドがランウェイショー、20ブランドがプレゼンテーション、45ブランドがデジタルで配信されたとのことです。
ショーでデザイナーたちは生きる喜びをいっぱいに表現しているようです。ときにドラマティックに、インパクトのあるカラー使いで、また驚きに満ちたウィットに富んだエスプリで、あるいは逆に緊張を解いた安らぎや穏やかな幸せ感あふれるムードで、それぞれが思い思いの春夏を描いています。
そこにはウイズコロナの暗さを吹き飛ばそうという、自由で解放的な精神が感じられます。ファッションにはリアリティを打ち破る強さ、ファンタジーが必要です。そんな想いを感じる今シーズンのパリコレです。
アイテムとしてはクロップト・トップやワイドパンツが増加、ローウエストの久々の復活にも注目です。
「バルマン(BALMAIN)」では、リアルなランウェイの冒頭にデザイナーのオリヴィエ・ルスタンが現れてちょっとびっくり。
ピエール・バルマンのロゴマークの柄が原点に戻ったかのようにたくさん登場します。 なによりも衝撃的なのはパンタロンスーツです。黄色やピンクの蛍光色が鮮やか!肩を高く張り出したシルエットは、80年代初頭のミュグレーを思わせます。
創る喜びを感じさせる楽しいコレクションです。
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