「メゾン・エ・オブジェ」オンライン展ファイナルレポート
フランス・パリで開催される世界最高峰のインテリアとデザイン関連見本市「メゾン・エ・オブジェ(MAISON ET OBJECT)」。今年9月展は新型コロナウィルス感染拡大により、オンライン展示会「デジタルフェア」となりました。そのファイナルレポートが届きましたのでご紹介します。
メゾン・エ・オブジェの特別展「デジタルフェア」は、パリデザインウィークと併催されるかたちで9月4日~18日までの2週間にわたり開催されました。
77カ国から4,300のブランドが50,000以上の新製品を発表し、特に6,400のデジタルショールームとトレンディなセレクションに関するデジタルトークには、214,000人が訪れ、そのうちの3分の2はフランス以外の国の人々だったといいます。
日本からも49ブランドが出展しました。
ホームファブリック分野では、内野がマシュマロガーゼのパジャマやエアワッフルタオルなどを出品、オリムも今治タオルの高級ウスゲショウコレクションなど、丸眞では五彩織アートタオル浮世絵シリーズ、高岡屋はコットンの “おじゃみ”座布団コレクション、有松鳴海絞りのスズサン、西口靴下など、常連が顔を揃えていたといった感じです。
下記はメゾン・エ・オブジェのジェネラル・ディレクター、フィリップ・ボカール氏の言葉です。
「メゾン・エ・オブジェのミッションは、企業の発展を物理的にもデジタル的にも年間を通して支援することです。私たちの組織の強みの一つは、デジタルプラットフォームがコロナ危機から生まれたものではないということです。2016年にブランドと海外バイヤーの間で年間を通じてアクティブにコンタクトを取るためのオンラインプラットフォーム「MOM(www.mom.maison-objet.com)」を立ち上げて以来、スキルをみがいてきました。ですからフィジカルなトレードショーに代わる高性能なソリューションを迅速かつ効果的に展開することができたのです。このため15日間で30万人以上の訪問者を獲得し、リード(適格な連絡先)の数を3倍に増やせました。」
この新しいフォーマットはその有効性を証明したといえそうです。メゾン&オブジェはオフラインとオンラインの両方で、独自のネットワーキングのノウハウを開発し続けていくとしています。
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