「グランスタ東京」⑴ 新コンセプトストア 「IDEE TOKYO」
この8月3日、東京駅に「グランスタ東京」が開業し、内覧会に行ってきました。 「グランスタ東京」はJR東日本グループの鉄道会館が運営する東京駅のエキナカ商業施設です。JR東日本で最大規模の商業施設で面積1万1330平方メートル、153の店舗が出店しています。大半は飲食ですが、アパレルや生活雑貨などの物販店も数店、新業態で出ています。
その一つが、デザインプロダクト&ギャラリー分野に登場した「IDEE TOKYO(イデートウキョウ)」です。モノトーンを基調としたモダンな内装で、店舗面積は約230平方メートルと広い。
ここは良品計画が運営するインテリアショップ「イデー」の新コンセプトストアです。「イデー」が掲げる「生活の探求」を基調に、現在を生活に対する価値観が変わる節目ととらえ、それぞれの暮らしに寄り添うデザイン、民藝、アートを新しい審美眼で選び直したとのこと。 店内には、キュレーターに招聘したデザイナーの深澤直人氏と一つひとつ丁寧に選んだというデザインプロダクトが並んでいます。東京駅というたくさんのひとが行き交う場所で、ふと足をとめて、心にすっと花を咲かせるような“いいもの”を提案していくそうです。
服飾雑貨では、私の目に留まったのが、STIR(スティア)ブランドの一枚で着るアウターシャツです。 これはまさに“気づいていなかったいいもの”といえるでしょう。一段上の上質なシャツとTシャツで、脇にスリットポケットが付くなど、細部まで気配りされています。
素材のコットンは最高級エジプト綿で、イタリアの生地の名門「アルビーニ」社のタグが付いていました。
なお店内にはギャラリーも設けられていて、毎月テーマを変えて国内外のアーティストの個展やプロジェクトの展示などが開催されています。ちなみに今月はオープニング企画として、陶芸家 黒田泰蔵氏の個展が開かれていて、黒田氏の白磁の作品が放つ魅力を堪能できます。
東京駅へ行く楽しみが一つ増えました。
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