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2020年7月20日 (月)

U.S.コットン・トラスト・プロトコル アパレルや小売が参加

 このほど一般財団法人日本綿業振興会の広報担当から次のリリースが届きました。
 「U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、同プロトコルにアパレルや小売が参加可能になったことを発表。さらに自信を持ってアメリカ綿を調達して頂ける」という内容です。
 
 U.S.コットン・トラスト・プロトコルとは、責任ある綿花生産に定量化と検証が可能な目標と計測を取り入れたシステムで、国連のSDGsに則したサステナビリティ6分野に関する年間データを提供しています。初となる対前年比データは、アパレルや小売がサステナビリティ公約の達成度をより数値化しやすくするといいます。
 エグゼクティブ・ディレクターのKen Burton氏は、「トラスト・プロトコルを始めた目的のひとつは、アパレルや小売が製品の原料にアメリカ綿を使用することに一層の自信を持って頂くこと」と述べ、さらに「参加アパレルや小売は、各社の環境負荷削減やサステナビリティ目標における進捗を今後数字で示すことができるようになります」とプロトコルに参加する意義を語っています。
 このようにU.S.コットン・トラスト・プロトコルのメンバーになると、ブランドは水使用や温室効果ガス排出、エネルギー使用、土壌炭素、土地利用効率における対前年比集約データを入手できるようになります。
 ジーンズの世界的メーカー、リーバイ・ストラウス社(Levi Strauss & Co.) のGlobal Sustainability Integrationシニアマネージャーでトラスト・プロトコルの理事会メンバーでもある Liza Schillo氏は、「使用するコットンの品質とサステナビリティは、自社のビジネスにとって不可欠であり、顧客にとって重要です。我々はサステナブルなコットンを原料として使用し、水使用、炭素排出、化学薬品使用の削減に真剣に取り組んでいます。ですから我々は U.S.コットン・トラスト・プロトコルなどのサステナブルな綿花栽培を擁護し、また長期にわたるサステナブルな栽培の普及につながる基準の導入を強く支持します」と述べています。
 
 既にこのブログ2020.5.11付けでも掲載しているように、U.S.コットン・トラスト・プロトコルはテキスタイル・エクスチェンジの推奨繊維・素材リストに加わり、170を超える参加アパレルや小売がテキスタイル・エクスチェンジの素材切替指標(Material Change Index)プログラムの一環として選択できる36種類の繊維・素材の1つとなりました。
 
 下記にアメリカ綿が過去35年間に、責任ある綿花生産において大幅な改善を果たした実績を改めてご紹介します。

 【35年間の環境負荷軽減の実績】
351  (上記左から)土地利用31%削減、土壌侵食44%削減、水使用82%削減、エネルギー使用38%削減、温室効果ガス排出30%削減
 
 さらに前進し続けるため、トラスト・プロトコルは2025年に向けた意欲的な全米目標を掲げています。2025年までに、アメリカの全綿花の半分以上をこのプログラム対象の綿花とすることを目指しています。

 【継続的改善のために設けた2025年全米目標】20251

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