21春夏パリ・メンズFW ⑹ ヨウジヤマモト ダークな陰影
2021春夏パリ・メンズ・ファッションウィーク(FW)には日本からも11ブランドが参加しています。
その大御所が「ヨウジヤマモト」です。デジタルで発表されたコレクションは、このブランドらしいダークな陰影に満ちています。 登場するワードローブに一点ずつ説明がついているのはデジテルならではの効用でしょう。
シルエットはルーズで、全体に退廃的な佇まいです。“取扱注意”や“こわれもの”といった文字を刺繍したパッチが付いていたり、デザイナーの山本耀司の首にナイフを突きつける女性の図像をプリントしたシャツが見られたり、どこか不穏な空気を感じます。とくに特徴的なのが「眼」を表現したボタンで、シュールな感覚です。これは監視カメラの隠喩でしょうか。
19世紀のナポレオン風ミリタリールックにも注目です。
モデルに俳優の東出昌大(上の写真)が出演したことも話題のコレクションでした。
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