「ダブレット(doublet)」を手掛ける井野将之デザイナーは今シーズン、パリ・メンズ・ファッションウィーク(FW)で、気持ちをホッコリとさせるメッセージ性のある動画を発表しています。 テーマは“A VERY MERRY UNBIRTHDAY FOR YOU(何でもない日、おめでとう)”です。ベアのぬいぐるみに身を包んだ配達員、それは井野デザイナー自身だそうですが、あちらこちらにプレゼントを届けて回り、行く先々の人々を笑顔にするストーリーになっています。
パリ・メンズFWでは、アーティストとのコラボレーションが多く見られます。アーティスティック・ディレクターのクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)が手がける「ベルルッティ(Berluti)」の2021年春夏コレクションもその一つです。 今シーズンは、ロサンゼルスを拠点に活動するアメリカ人陶芸家ブライアン・ロシュフォールのとの遠距離コラボレーションフィルムを公開。ロシュフォール作品の有機的で立体的な質感や色彩を取り入れた力強いプリントデザインやニットが、何とも斬新なコレクションを見せています。
モード界で今、コロナ・ショックをきっかけに新作コレクションを発表するスケジュールや販売時期、セール期間を見直そうという動きが出ています。今回のパリ・メンズ・ファッションウィーク(FW)で、これまでの「春夏」、「秋冬」というシーズンにとらわれない、シーズンレス体制への移行を宣言したのが、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)メンズです。 ブランドを手掛けるアーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は初のオンラインコレクションで、「Message in a Bottle (瓶詰の手紙)」と題された新作のプレリュードとなるフィルムを公開しています。それは実写とアニメを組み合わせた、ヴァージルが「ズーム(Zoooom)と、その仲間たち」と呼ぶショートムービーです。
日本人グラフィックデザイナー/アーティストのGUCCIMAZE(グッチメイズ)の初めての個展が、東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYにて開催されています。 タイトルは「MAZE(メイズ)」で、「迷路」の意味ですね。鋭いラインのレタリングやメタリックで立体的なタイポグラフィ、奇抜で毒々しさを感じる配色---、それらを見ていると確かに迷宮に入ったかのように惑わせられます。
それは、U.S.コットン・トラスト・プロトコルがアメリカの綿花生産についてサステナブルな成果を文書化し加速するため、フィールド・トゥ・マーケット(Field to Marketサステナブルな農業を目指す団体)と正式にパートナーシップを締結することに合意したとのニュースです。 この新たな提携は、両団体の業界をリードするサステナビリティ評価フレームワークを結びつけ、綿花生産農家とバリューチェーンの継続的な改善を推進する能力を強化するものといいます。