蜷川実花の新作個展 「写ルンです」で東京にフォーカス
写真家で映画監督の蜷川実花の新作個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAW」が、明日29日まで渋谷パルコのパルコミュージアムで開かれています。今月初めに出版された写真集「東京 TOKYO」の発売を記念して企画されたという写真展で、東京オリンピックは延期となりましたが、「東京オリンピック2020」に合わせての公開だったようです。
東京に生まれて東京に育ち、この町にしか住んだことがないという蜷川実花さん。プロローグで「いつか、東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた」そうです。
展示されているのは、2018年からの2年間、東京にフォーカスして撮影した500点以上の作品で、東京タワーや渋谷駅前スクランブル交差点などから緊急事態宣言の出た街並みまで、俳優の小栗旬や斎藤工、モデルの冨永愛や水原希子など著名人のカットからご自身の自撮りまで。
それらほぼすべては「写ルンです」で撮ったものだそう。最近カメラ女子の間でブームというあの「写ルンです」です。すっかり廃れたと思っていたのですが、フィルム写真独特の懐かしい色合いや質感が今っぽい、のだとか。
日々変わる東京の光景と人を「写ルンです」でレトロモダンに切り取っています。蜷川さんの言葉にもあるように「写真はやっぱり面白い」です。
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