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2020年6月23日 (火)

ロンドン・ファッションウィーク デジタル形式で開催

 コロナ危機によりファッションウィークもオンラインで開催することを余儀なくされています。6月12日~14日、そのトップを切って開催されたのがロンドン・ファッションウィークです。  
 ちなみに、6月に予定されていたニューヨーク・メンズファッションウィークは中止となりました。フランスのオートクチュール・ファッションウィークは、当初中止とのことでしたが、7月6日から8日の3日間、オンラインで配信されるとのことです。次いでパリ・メンズファッションウィークが7月9日~13日、ミラノ・メンズファッションウィークが7月14日~17日と続きます。いずれもデジタルでの開催です。

 1_20200624203901 ロンドン・ファッションウィークは、その40年の歴史上初めてのデジタル形式とあって、私も興味津々でした。
 現在、そのハイライト・ムービーがWEBサイトで公開されています。
 (右の写真をタップしてください。)

 この時期は本来メンズコレクション週間ですが、今シーズンはジェンダー・ニュートラル、つまりメンズとウイメンズを問わない新作が発表されています。
 参加デザイナーは127名。アーティストやセレブリティなどとコラボレートしてカプセルコレクションを展開したり、現行のものやアーカイブをブランドの世界観とともに見せたり、またライブや対談でデザイナーの考え方やクリエーションの背景を伝えたり---、シーズンも見せ方も様々。

 内容はイベントのハッシュタグ「#LFWReset」の”リセット”という言葉でまとめられるようです。
 とくに現状を見直し、社会の再始動を訴える次世代デザイナーの映像表現が目立っています。

1_20200624204001  例えばサステナビリティでは、右の「マルケス・アルメイダ(Marques Almeida)」の「リメイド(reM'Ade)」コレクションです。
 ポルトガルの工場で見つけたデッドストックを活用し、“今あるもの”を使ってつくったパッチワークのジャケットやフリルのスカートなどを予約限定で販売しているといいます。

  31 また「BLM(黒人の命も大切だ)」運動や、LGBTQ+を支援するデザイナーの活動も注目されます。
 その一つが、右の「チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ(Charles Jeffrey Loverboy)」です。黒人のミュージシャンによるライブイベントで「UKブラック・プライド」への寄付を募っている人気ブランドです。

 さらに日本からの参加も目につきます。「シュープ(SHOOP)」と「アシックス(ASICS)」のコラボによるムービーや、日本画家の東園基昭やミュージシャンのTOHJIの活躍をフィルムに収めた「グレイト(GR8)」も印象的です。

 ファッションウィークのコレクションショーやイベントは、前シーズンまではプレスやバイヤーなど限られた人しか見ることができなかったものです。それが今シーズンはデジタルとなって、一般の人々を含め、誰もが世界中で見ることができるようになりました。チケットも不要ですし、オンラインというツールがいかに“民主的”か、その良さを改めて思います。ぜひアクセスしてみて下さい。


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