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2020年6月 7日 (日)

廻遊式庭園レストラン 鎌倉山「檑亭」を散策

 鎌倉山「檑(らい)亭」は、国の登録有形文化財に指定されている、そばと会席料理の店で、5万平米もの廻遊式庭園があることで有名です。
 先日、ここを何十年ぶりかで訪れました。この辺り一帯は戦前、日本で最初に開発された分譲別荘地で、とくにこの店は庭園がすばらしかったのを思い出し、散策してみたくなったのです。
 古刹の趣がある門は、それもそのはず、鎌倉西御門にあったという高松寺の山門を移築したものといいます。大きなお寺の中に入っていく感じで、中に入ると、料金所がありました。以前来たときはこんなものなかったのに、と思いながら、一人500円を払います。
 
20200531135022imgp65281  本館は戸塚の豪農の旧宅を移転改築したものといい、レトロ感たっぷりの空間です。2階に上ると江ノ島の海を臨めるのですが、座席指定した場合に限られるそうです。

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20200531124938imgp64521jpg  美しい庭を眺めながら、評判のおそばをいただきました。
 
 右は、鴨せいろで、そばつゆも美味しかったです。
 
 お庭は植物が伸び放題でしたけれど、その自然のままの姿が好ましく思えました。
 20200531132144imgp64701 むせるような緑の小道を行くと、古びた茶室の月庵や甘味処の露庵(上)が迎えてくれます。
 
20200531135206imgp65321  法隆寺夢殿を模して建立したという八角堂です。
 
20200531132600imgp64801  竹藪に出ると、何と羅漢像が散在していて、京都のお寺を思い出しました。
 谷あいの斜面には百崖仏があったり、閻魔大王像などが安置されていたり---、神秘的な空気感に満ちた場所があって、しばし厳かな気持ちになります。
 
Img_79231  その一番奥、深山の雰囲気あふれる一画に鄙びた鎌倉天満宮が祀られていました。鎌倉で天満宮というと、荏柄天神社が有名ですが、こんなところにも学問の神様、菅原道真公を祭神とするお社があったのです。実はここ、地図で見てちょっと興味をそそられていた神社でした。
 この檑亭は、その昔、菅原通斎父子の別荘だったといわれています。ウイキペディアによると通斎氏は道真36代の子孫を自称しているとのことです。亭内には菅原道真が詠んだ「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」の木碑もありました
 
 そんな見どころたっぷりの名店です。次はもっとゆっくりと立ち寄りたい、と思ったことでした。

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