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2020年5月11日 (月)

米綿プロトコルがテキスタイル・エクスチェンジの仲間入り

Cotton-boll  先日、アメリカ綿「COTTON USA」の「U.S.コットン・トラスト・プロトコル(U.S. Cotton Trust Protocol)」が、「テキスタイル・エクスチェンジ(Textile Exchange)」の推奨繊維・素材リストに追加加入したというニュースが飛び込んできました。 
 
 「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」は、アメリカ綿花の生産慣行とそれによる環境への影響を記録するためのデータ収集、測定、検証に関する統一手順を定めたものです。収集されたデータは、世界中の繊維サプライチェーンに向けて、アメリカ綿が責任ある方法で生産されていることを、証明するものになります。
 「テキスタイル・エクスチェンジ」は、サステナブルな繊維・素材業界のリーダーを生み出す世界的な非営利団体です。
 
 これにより「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」は、「テキスタイル・エクスチェンジ」の推奨綿繊維として、よりサステナブルなコットン生産イニシアティブの仲間入りをすることになります。このリストには、ベター・コットン・イニシアティブ(BCI)、コットン・メイド・イン・アフリカ(CmiA)、フェアトレード・コットン、オーガニック・コットン、REEL、ISCC、リサイクル・コットンなどが含まれています。
 
 「U.S.コットン・トラスト・プロトコル」のエグゼクティブ・ディレクター、Ken Burton氏は、「U.S.コットン・トラスト・プロトコルがテキスタイル・エクスチェンジの推奨繊維・素材リストに加えられたことを嬉しく思います。U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、米国の綿花生産において環境フットプリントを継続的に改善・削減していくための業界全体のシステムです。水・土壌の保全強化と温室効果ガス排出量を削減するための米国の綿花生産者の取り組みを追跡した集約データをアパレルや小売業者に提供します。これらのデータは、ファッションおよび小売業界のサステナビリティ目標への進展を裏付けるものとなります」と述べています。
 一方、「テキスタイル・エクスチェンジ」のマネージング・ディレクターであるLa Rhea Pepper氏も、「テキスタイル・エクスチェンジの使命は、テキスタイル・バリューチェーンにおける持続可能な慣行を加速させることです。トラスト・プロトコル・コットンが推奨繊維・素材リストに追加できることを嬉しく思います。これにより、アパレルや小売業者が推奨繊維を事業戦略に組み込む際、サステナブルなコットンを調達するための選択肢が一つ増えたことになります」と語っています。
 
 元よりサステナブルなアメリカ綿ですが、さらに「テキスタイル・エクスチェンジ」という認証基準が加わったことで、いよいよその真価を発揮していくことになるでしょう。

 下記は、アメリカ綿花業界が昨年発表した2025年に向けたサステナビリティの具体的な目標値です。
○生産性、13%向上(例:1ポンドの綿花の生産に必要な土地面積の削減)
○灌漑用水の使用、18%削減
○温室効果ガス排出、39%削減
○エネルギー消費、15%削減
○土壌侵食、50%削減
○土壌炭素、30%増加

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