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2020年5月 9日 (土)

再開を待つフランスのファッションマーケット

 フランスでは新型コロナウイルス対策で実施している厳しい外出制限が5月11日に解除されます。
 店舗の営業再開で、フランスの消費者意識はどう変わるのでしょうか。フランスの調査機関「オピニオンウェイ」が4月22日から24日の間、18歳以上のフランス人1016人を対象に行ったファッションマーケット調査の結果が発表されています。(Journal du Textile)
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 これによると、45%がこの先30日間、月々のファッションにかける支出をコロナ危機以前より削減すると回答。42%が、これまで購入品の一部は役に立たないことに気づいたといいます。
 また35%が感染をおそれて店舗に入るのが怖いそう。31%がトラブルを防ぐために貯金をしたいとも言っています。(日本人はフランス人よりも貯金好きですからもっと多いかもしれません) 
 さらに20%がロックダウンで収入が減ったといい、また8%はロックダウン中にネットで大金を使ったと答えています。
 
 コロナ危機が一定の収束をみせたとしても、ファッションマーケットの回復はなかなか難しそう。
 もう一つ、別の調査もあり、興味深いのでご紹介します。それはより環境に配慮した消費か、常に持続的な消費か、低価格での消費かを尋ねたものです。「消費の楽しさを再発見したい」が43%いるものの、89%の人は「消費の仕方について自問自答し、地球のためのより責任あるライフスタイルを支持している」と答えているそうです。
 メイド・イン・フランスの推進も、83%の人にとっては目的となっているといいます。しかし人々の関心事は、まずは美容ケアや美味しい食事、エンターテインメントであって、ファッションは後回し。服を買いたいと思っている人はわずか25%で、ファッションはたとえそれがフランス製であっても優先順位が低いのですね。

 国によって事情は異なりますが、日本のファッションマーケットも似たような展開を見せるのでしょうか。今後を注視していきたいと思います。

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