今春夏ファッション アイコンの一つに「きもの」風スタイル
ヨーロッパに出張して、ショーウインドーで時折見かけるのが日本の「きもの」風のスタイルです。この2月に訪れたときにも、パリやロンドンの百貨店などで目に付き、今春夏ファッションのアイコンの一つになっているように思いました。
ロンドンのセルフリッジ ハロッズのディスプレー
これには昨年春頃までパリで開催されたイベント「ジャポニスム ― 響き合う魂」の影響や、コロナ禍で延期となりましたが、東京オリンピック・パラリンピックへの熱狂があったようです。
ロンドンでもこの春、ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムで「Kimono : Kyoto to Catwalk」展(このブログ2020.3.31付け「いせさきメイセン」参照)が予定されるなど、日本関連の催しが相次いでいるのです。 欧米人からすると、きものは羽織って腰に紐を結ぶだけの簡便な衣服で、しかもパンツやジーンズを組ませるなど肩の力を抜いて程よく着こなせる、いわゆる"エフォートレス”なファッションアイテムです。
「きものマニア」という言葉を目にするたびに、日本への関心が高まっているのを感じます。
靴についても、日本風のつま先が二つに分かれた「タビ・シューズ」が人気を集めているのも興味深い現象です。
右は、マルタン・マルジェラのブランドのもの。
日本文化への関心、この先も強まることはあれ弱まることはないでしょう。
何しろ英フィナンシャルタイムズ前編集長のライオネル・バーバー氏も次のように述べています。(日経2020.4.12)
― コロナウイルスへのいら立ちは「禅の精神」を少し持ってみるだけで相当な効果がある ―
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