20/21年秋冬「まとふ」 “循環する命” 藍染めの世界を深耕
ファッションデザイナーの堀畑裕之さんと関口真希子さんが手がける「まとふ (matohu)」が、20/21年秋冬コレクションを先週、東京・表参道にて展示会形式で発表しました。
今シーズンは “循環する命”がテーマです。 これは「手のひらの旅」プロジェクトの第4章で、昨年より続けている徳島の“藍染め”に再び着目。
“藍”への取り組みをさらに深耕させています。
藍染めというと綿や麻のイメージが強いですが、秋冬らしいウールやカシミヤ、シルクといった素材に染めたアイテムも多数展開。
素材が異なることで変化する藍の色合いを活かしたデザイン — 例えばドレス(右)の胸元に見られる十字形の切り込みディテールなどが印象的です。
また徳島県上勝町の「キノフ(KINOF)」を採り入れたアイテム(右)も提案。
「キノフ」は、杉の間伐材から繊維を抽出して和紙をつくり、それを細切りし撚って糸にしたものを緯糸にして織った布です。
経糸にはコットンが使われています。
しなやかで自然な風合いが魅力の生地です。 (なお「キノフ」についてはこの2月、フランクフルトで開催された「アンビエンテ」でも取材しています。2020.2.20付けの記事も参照ください。)
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