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2020年3月 8日 (日)

21春夏PVパリ⑾ 米綿のサステナビリティとイノベーション

 アメリカ綿(米綿)のCOTTON USA(CCI国際綿花評議会 本部:ワシントンD.C. )が、「WHAT’ S NEW IN COTTON? (コットンの新機能)」のグローバル・プログラムの下、前回同様、PVパリのプルミエール・ヴィジョン(PV) ヤーンに出展していました。
 これは2017年9月展に初出展して以来、ずっと継続しているプログラムです。これまで世界中のメーカーとコラボレーションしてコットンの先端技術を取り上げてきました。それが今回、COTTON USAの新技術にシフト、一大トレンドとなっている「サステナビリティ(持続可能性)とイノベーション(革新技術)」に焦点を当てて、“コットンの新機能”を紹介しました。
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NATURAL STRETCH  ナチュラルストレッチ 
Img_54471  コットン100%織物のストレッチ技術で、スパンデックスを一切使用していません。
 伸縮性とともに、やわらかさや心地よさ、安らぎといったコットンならではのクオリティもそのまま保持されています。
 ポリウレタンなどの合繊糸使いではないので、快適な着心地を長く楽しめるのも特徴です。
 これまでのストレッチ素材を置き換えるものとして注目されます。



DEAD STOCK  デッドストック  
   デッドストックとは、いわゆる「リサイクルコットン」のことです。糸を紡績する工程で発生する大量の繊維くず“落ち綿” や、取引先で出る端切れ、また綿古着の生地をカットし反毛し利用するコットンです。
Img_54511  毛足が短く、それだけで糸を紡ぐのはむずかしかったため、その多くは廃棄されてきました。しかし紡績技術が進化し、今では右のようなきちんとしたスーツ生地もつくれるようになったのです。
 コットンのデッドストックファブリックを使用することは、埋め立てや焼却の回避につながり、サーキュラーエコノミー(循環型社会)を実現します。
 それでも残ってしまったコットンは最終的に堆肥化され、農業に役立てられるのです。


LENZING & COTTON USA レンチング(テンセル) & コットンUSA

Img_54481  COTTON USAはセルロース繊維の世界最大手企業、オーストリアのレンチング・グループと一部でコラボレーションしています。
 レンチングが手がける“テンセル”は、コットン同様に環境に優しい生分解素材です。
 右はアメリカン・グリーン・ゴルフシャツで、アメリカ綿とアメリカ製“テンセル”の混紡素材のもの。ゴルファーに、エコで快適な着心地を楽しめます、と訴えかけています。
 

 
ORITAIN オリテイン 
  オリテインは科学的手法による原産地証明サービス事業を行っているニュージーランドの企業です。
Img_54521  「トレーサビリティ(追跡可能性)」の重要性が言われる中で、法科学的に必要な確証を得ることは、これまで困難でした。しかしオリテインは繊維に含まれる天然元素自体を分析し独自の化学的な指紋を作成することにより、サプライチェーンの様々な段階において繊維の産地を検証することを可能にしました。
 COTTON USAはこのオリテインとパートナーシップを組んでいます。
 これにより全てのアメリカ綿の原産地を証明できるようになり、看板に偽りのある綿製品を排除できるようになったのです。すでにスーピマ綿はこのサービスを100%取り入れています。
 このシステムで、ユーザーも安心して購入できますね。

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