「rooms 40」展 ⑴ 楽しくにぎやかにクリエイティブの祭典
アッシュ・ペー・フランスが主催するクリエイティブの祭典「rooms(ルームス)40」が、先月20~22日、国立代々木競技場 第一体育館に3年ぶりに舞台を戻して、開催されました。東京五輪に向けて改修工事を終えた会場には約550ブランドが集結。新型コロナウィルスの影響で夜のパーティが中止になるなど、一部で自粛ムードはありましたが、参加者は一般消費者も含む25,000人と発表されています。昨年同期は350社の出展、2万人の来場だったとのことですから、今回は大幅に増えたことになります。
私は2日目に行ったのですが、場内はにぎわっていました。カラフルで楽しいウェアや雑貨が揃い、アート展やトークショーなどのコンテンツも充実、創設20年、40回目の節目にふさわしい合同展だったと思います。
ARATAMARIの楽しいパフォーマンス
ARATAMARIはダンサーやデザイナー、クリエイター達によるエンターテイメント集団で、ブースで楽しいパフォーマンスを繰り広げていました。夜のパーティが無くなって残念でしたが、若い熱気がムンムン伝わって来るルームスらしいイベントでした。
docomo × rooms 「みる、みられる。」
国内大手通信キャリアであるドコモが、roomsとコラボレーション。これはネットモラルをアートで警告する「みる、みられる。」というイベントです。 迷彩柄を「ダズル迷彩」と呼ぶアーティスト、松山しげきさんが手がけたアート作品で、ボックス内に入ると距離感覚や進行方向が惑わされます。コミュニケーションのルールやモラルを考え直すきっかけになるものを、というコンセプトでつくられたとか。裏に回るとマジックミラーになっていて、これもビックリ!でした。
MOMA Design Storeの先行展示
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のMoMA Design Storeが今春の発売に先駆けて出展していました。 上はラーウィー・ストロームをデザインした、ニコライ・ヴィグ=ハンセンによるポルトガルメイドの手吹きガラスのシリーズ、RaawiiREL(ラーウィー・リラエ)。他にも手作りの陶器作品など、洗練された美しいコレクションを見せていました。
DR まあやデザイン研究所 脳外科医とファッションデザイナーという二つの顔を持つDR まあやさん。
今シーズンはカラフルながらも落ち着いた感覚のドレスを提案していました。
RED PEPPER/インディマークINDIMARK ジーンズのレッドペッパーがインディマークとともに出展。
ヴィンテージ感あふれるレディスジーンズが好調の様子です。
ビブレイン Bebrain 和歌山市が本拠地の丸和ニットのブランドです。
ウェアは、同社が開発した“バランサーキュラー”という丸編みと経編をドッキングさせた特殊な編地でつくられています。
縫い代のない接ぎ合わせの特殊千鳥ミシンで縫製されているのも特徴。
確かに軽くて着心地がよさそう。
今後の成長が期待されます。
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