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2020年2月18日 (火)

ミラノウニカ⑻ 日本パビリオンは明暗分かれる展開に

 ミラノウニカ(MU)会場は、人通りが明らかにまばらでした。新型肺炎による中国の出国禁止や出張人員の制限措置などが響き、日本パビリオンも総じて客数が減少し、集客に悩む出展社が多く見うけられました。とはいえ固定客をしっかりつかんでいるところでは、さほどの落ち込みはなく、充実した商談ができたといいます。ブースにより明暗が分かれる展開となりました。
 下記、いくつかの出展企業についてご紹介します。
 
ショーワ
 初日の客足は割合よかったが、リピーター客はもっと来て欲しかったといいます。
 Img_45281jpg 人気の3本柱として、まずセルビッチデニムを挙げました。セルビッチは依然として好調といいます。次に柄物で、パンツ向け厚地の綿ストライプが思いの外、好評だそう。3番目が環境配慮の素材で、オーガニックやリサイクル素材使い。とくに大正紡績の“ラフィ
  (RAFFY 落ち綿綿の再利用糸)”が伸びているといいます。
 
東播染工
 西脇産地の播州織メーカーです。前回同様、好ましい結果が出ているとのことでした。
Img_45101   とくにエコ素材が好調で、茶綿や緑綿の色付きオーガニックコットンで不揃いなネップ糸を織り込んだ先染めや、コットン/リネン強撚で洗い晒した雰囲気に仕上げたもの、金ラメの光るダブルクロスなど。またユニチカの“パルパーエコ(PALPA-ECO再生ポリエステルを上質コットンで包み込んだ特殊複重層構造糸)”使いも好評といいます。
 
宇仁繊維
 約100社が来場し商談、にぎわっている様子でした。
211jpgImg_45901jpg_20200223122201Img_45911jpg

 ブルーとイエローを大きく打ち出し、ラッセルレースでレーヨン/ポリエステルのカチオン染めのものや、カットジャカードに線描きの花のプリントなど、人気素材は多々。

日装(ニッソウ)
 福井産地で、刺繍(エンブロイダリーレース)を専門に取り扱うメーカーです。
Img_45951jpg Img_45981
 トップ人気は上の二つだそう。左はベルベット刺繍、右は綿の刺繍です。いずれも職人の手の込んだクラフト技術でつくられている、完成度の高いクチュール感覚の生地です。

吉田染工
Img_46011jpg  例年通りの入りで、とくに変化はないといいます。
 島精機の編み機による150cm幅のファンシーなインレイ編みジャカードニットが好評で、たとえば右の太めの糸使いによる畳のような編み組織のものなど。

古橋織布
Img_46081  ラトビアやハンガリーなど、東欧からもバイヤーが来場。
 片面にウレタンコーティングを施し、紙のようにパリッと仕上げた綿100%素材や、ヘンプ使いで白いネップが飛ぶ生地など、ナチュラル志向に関心が集まったといいます。

大長
 滋賀県で織物整理加工を営むメーカーです。麻がメインですが、同社はコットンを打ち出して差別化を図っているといいます。
Img_46271_20200223122401  ハリコシや、シャリ感、凹凸など表情のある表面感のものが人気だそう。

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