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2020年2月14日 (金)

ミラノウニカ⑷ 「サステナビリティに向けた第三の楽園」展

 第30回ミラノウニカ(MU)では、3日間の会期中、いくつかのイベントが行われました。
 その一つが「ファッションのサステナビリティに向けた第三の楽園」という映像と展示による巨大なインスタレーションです。
001_allestimento_maestro_pistoletto_mu30  上がそのインスタレーションで、今回のMUの出展企業が制作したサステナブルな生地が用いられているといいます。三つの輪があり、1つはいにしえの「自然の楽園」、もう一つは現代の「人工の楽園」、そして中央の輪が人間の技と自然が完璧なバランスを保つ、新しい文明「第三の楽園」を象徴しているとのことです。

 ここで「第三の楽園」とは何かというと、イタリア美術界の巨匠、ミケランジェロ・ピストレット氏が創案したサステナビリティのシンボルであるといいます。
 ピストレット氏は、ビエラ市出身で、初日のオープニングセレモニーにも列席されていました。
 実際、2010年に「第三の楽園」という著書を出版されていて、これによると、第一の楽園は、アダムとイブがリンゴを食す前の自然の治世により規制された楽園です。第二の楽園は、人間の知性によって開発された人工の楽園です。そして第三の楽園は、第一と第二の楽園の肥沃な結合をいうとのこと。
 あらゆる種類の人工物で構成された第二の楽園ですが、今はもう、人類の生存という普遍的な問題に直面していると考えた偉大なアーティスト、思いついたのが「第三の楽園」というグローバルなプロジェクトだったのですね。
 テキスタイル産業の未来を予言するような興味深いインスタレーションでした。

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