アンビエンテ ⑵ 「ジャパンスタイル」に高い関心
「アンビエンテ2020」には、日本からも85社が出展していました。とくに8ホールの「ジャパンスタイル」には高い関心が集まっていたようです。日本の伝統クラフトの要素をモダンにアレンジしたオシャレな商品が多数展開されていました。
そのいくつかをご紹介します。
TEXI YOKOHAMAのボタンホールハンカチ
これは時にハンカチとして、時にエプロンとして使うことのできるハンカチーフエプロンです。
ハンカチに設けられたボタンホールをシャツのボタンにかけると、お食事用エプロンとしても使える興味深いアイデア商品で、デザインを手掛けたのは伊東祥次さん。
これをつければ、食べこぼしをしても、ドレスを汚さないですみますね。
横浜市はかつてスカーフの「捺染プリント」で有名でした。これは市を代表する産業のひとつ、「捺染プリント」で染められているといいます。そういうのもまたいいですね。
KINOFU 木の布
「木の布」は、徳島県のほぼ中央部に位置する山あいの町「上勝町」でつくられている杉の木の糸で織った織物です。
杉の廃材から繊維を抽出して紙をつくり、それを細切りにして撚ると木の糸が出来上がります。
この糸と綿糸を組み合わせたワッフル織などの布は、やわらかでしなやか。
通気性、速乾性に優れて、衛生的、吸水しても軽くてまとわりつかず快適です。
自然素材ならではのサラッとした気持ちいい肌触りでした。
hibi/ヒビ 日常に10分、自然のアロマ
これは神戸マッチという会社がつくっているお香スティックです。
マッチを擦るように火をつけて、立ちのぼる自然の香りを楽しむお香で、着火具がなくても手軽に使えるとあって、海外でも人気を呼んでいるといいます。 マッチで火をつける行為は、今や生活から失われつつあります。そこで「マッチが主役でなくてもいい。ただ、マッチのルーツを語り継ぐことができれば」と、そんな想いでこの商品を開発されたとか。そこには涙ぐましい努力のストーリーがあったのですね。
ORIAMI/オリアミ 金網折り紙
布のようにしなやかで紙のようにしなやかな金網を使った、金属の折り紙です。 特徴はしっかりと形状を保って、半永久的に鑑賞できることといいます。
アクセサリーを自分でつくるなど、DIY精神をかきたてられますね。
日本伝統の折り紙に新しい風を吹き込むことになりそうなグッズです。
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