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2020年2月10日 (月)

ロンドンV&A美術館でホイッスラーの「孔雀の間」再構築展

  ロンドンで私が必ず訪れるのがヴィクトリア&アルバート(V&A)美術館です。今回は館内ポーターギャラリーで、ホイッスラーの「孔雀の間 (ピーコックルーム)」の再構築展が開催されていました。Img_35491
 この「孔雀の間 (ピーコックルーム)」の本物は、ワシントンのスミソニアンのフリーア美術館にあって門外不出ですね。以前私はこの部屋をスミソニアンで見たことがあります。
 「孔雀」と名付けられているように、孔雀のデザインに彩られ、壁面には天井まである飾り棚に東洋陶磁器が飾られていて、暖炉の上部にはホイッスラーの名作「陶磁器の国の姫君」が架かっている、当時のジャポニズムを象徴する装飾豊かな空間になっていました。その美しさに感嘆したことが思い出されます。
Img_35441
  本展に見る「孔雀の間」は、アメリカ人画家でアーティストのダレン・ウォーターストンが「Filthy Lucre(フィルシールークル)=不正な利得」をテーマに、現代を皮肉った視点で再演出したものです。

Img_35511jpg   あの豪華なインテリアはすっかり古びて、あちらこちらが壊れて、ゆがんでいます。
  暗い室内は、不気味で、どこか不穏な雰囲気さえも漂っているようでした。

  現代の過剰な文明の崩壊を暗喩しているような、ちょっと怖い感じもする、でも興味深いインスタレーションです。
  開催は5月3日まで。ロンドンに行く機会がありましたら、ここは無料ですし立ち寄られてみてはいかがでしょう。

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