« ロンドン デザインミュージアム 「火星移住」展 | トップページ | ロンドンV&A美術館でホイッスラーの「孔雀の間」再構築展 »

2020年2月 9日 (日)

ロンドンで「ビアズリー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」展

 ロンドンのデザインミュージアムでは、昨日のこのブログに掲載した「火星移住」展と、もう一つ、「ビアズリー・デザイン・オブ・ザ・イヤー 2019」展も開催されていました。
 「ビアズリー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」は、保険会社のビアズリーグループがデザインミュージアムの協力により、優れたデザインに贈られる賞で、昨年で12年目を迎えたといいます。
 本展では、2019年の入賞作品76点が、建築、デジタル、ファッション、グラフィックス、製品、および輸送の6つのカテゴリー別に展示されていました。日本からのものは無かったのが残念でした。
 
 中でも興味深く思ったのがファッションのカテゴリーです。
Img_33581jpg  
Img_33511  右は、本展のポスターにも選ばれていたViktor&Rolfによるミーム風のドレスで、2019春夏オートクチュールコレクションで発表されたものです。
 ドレスにはSNSのキャプションに着想した「TRUST ME,  I AM A LIAR. (私を信じて、私は嘘をついている)」のフレーズがデザインされています。
 ジャーナリストが事実を確認せずに声明を載せることへの問題提起を、メッセージとして表現したもので、昨年大きな話題を呼びました。
 
 
Img_33481  右は、アディダスコレクションで韓国のデザイナー Ji Won Choiが手がけた作品です。
 とくにウィナーとして表彰されたフレッシュなストリートウェアです。
 
 アディダスのモノクロ三本線が大胆にデザインされています。
 
 チマチョゴリに代表される韓国の伝統衣装「韓服(ハンボク)」を思わせますね。

 
 
 
 製品のカテゴリーでは、ユニバーサルデザインのものが取り上げられていました。そのいくつかをご紹介します。
 Img_33801 上は、IKEAの「メガスイッチ(MEGA SWITCH)」です。電気スタンドのスイッチを大きくして押しやすくしたもので、身体障害者のQOL向上に貢献する「ThisAbles」プロジェクトの一つです。この補助器具は、イスラエルのNPO「Milbat」が設計し、3Dプリントデータ(STL形式)で提供されたものといいます。
 
Img_33851   世界初のハンズフリーのダブルポンプ搾乳器です。
 働く母親にとって赤ちゃんに母乳をあげるのは大変です。この搾乳器は赤ちゃんに母乳を与え続けるための最適な方法といいます。
 時間も節約でき、搾乳量も増やせて、さらに母乳の脂肪分の増加も見込めるそうです。
Img_33781jpg  上のような美しいバイオ・プラスティックも展示されていました。
 
 他にもデザインのアイデアが満載。見ておく価値ある展覧会でした。3月末までの開催です。

|

« ロンドン デザインミュージアム 「火星移住」展 | トップページ | ロンドンV&A美術館でホイッスラーの「孔雀の間」再構築展 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ロンドン デザインミュージアム 「火星移住」展 | トップページ | ロンドンV&A美術館でホイッスラーの「孔雀の間」再構築展 »